震災時、頼りになるのはどんなタイプの男性？

内藤みかの恋活NEWSウォッチ【第３２回】

2016年4月、熊本で大きな地震が起きました。大勢の人が被害に遭うなか、多くの人は何かをしたいけれど何をどうしたらいいのかすぐには思いつかず、ネットやテレビで見守っていたことと思います。私もそうでした。ネットで募金をし、ひとりでも多くのかたが助かり、復興を願うしかなかったのです。そんな中、何人もの男性芸能人が現地に向かい、多くの人を勇気づけました。いざという時に行動力がある男性は、本当に素敵ですね。どんなタイプの男性が頼りになるのでしょうか。

■相手を思いやれる優しさ

SMAPの中居さんは、熊本を２度訪れています。１度目は炊き出しに参加、自身でピラフなどを調理されたそうです。その際は、車中泊されるかたなどのエコノミー症候群を心配してか、マッサージ機も差し入れたのだとか。さらに、２度目は、大量のアイスクリームを配ったということです。そして子どもたちには携帯ゲーム機もプレゼントしたのだとか。中居さんは、東日本大震災の時も避難所で子ども達にゲーム機を渡したそうです。

最初の訪問では炊き出し、２度目ではアイスクリームだったことは、状況を見て、もう食料はだいぶ行き渡っているので、冷凍庫がないと保存できないアイスにしたのだろうと思われます。マッサージ機にしても、今、避難所で何が必要とされているかを想像し、用意されているのだろうと思われます。皆を喜ばせたいという中居さんの普段からの姿勢が、今回の支援活動で透けて見えますね。日頃から人を思いやれている人は、災害時にもスムースに思いやりある行動をとることができるのでしょう。

■必要なものを見極める眼力

中居さんは、サーティーワンアイスクリームを冷凍車いっぱいに積んで熊本入りしたそうですから、スケールが違うなと思いますが、大きな支援力を見せつけたのは、なんといっても高須クリニックの高須院長さんでした。なにしろ自家用ヘリコプターで現地へ向かい、孤立している地域へ支援物資を運ばれたのです。資産があるとはいえ、なかなかこうした行動には出られないことでしょう。高須さんは、震災直後に必要なのはお金ではなく生きるのに必要な物資だと発言し、その言葉通り、水などの緊急に必要な物資をヘリコプターで運ばれたので、ネットでも称賛の声が相次いでいました。

ただお金だけを出すだけではなく、自分で現地に向かう。もしくは自分でお金や支援物資の届け先まできちんとチェックする。こうしたことができる人は、日頃の仕事でも、きちんと届けるべきところに自分の仕事が届いているかを確認していることが多いと思われます。物事の全体の流れを読める人は、災害時でも適切な支援活動をすることができるのでしょう。

■すぐに動ける勇気

今回、多くの人の心を打ったのは、震災直後に現地入りした高良健吾さんの行動でした。高良さんにとって熊本は、中高生時代を過ごした知り合いも多い土地。現地で困っている人がいると聞いて、いてもたってもいられなくなったのでしょう。本震のわずか２日後の4月18日には、彼は大量の給水タンクと共に熊本に向かい、現地で自ら給水活動を行ったのです。その鮮やかさと迅速な行動力に感動する人も大勢いました。中居さんも高良さんも顔をマスクで隠し、お忍びでの支援活動でしたが、気づかれてしまったのは、目ヂカラだけでもスーパーイケメンだったからなのでしょう。

こうして見てみると、震災時における支援活動で迅速かつ適切な行動を取れる人というのは、普段から迅速で適切な行動を取られている人なのではないかという気がします。そして普段から周囲の人を大切にしている人は、有事にも人に配慮ができるのではないでしょうか。いざという時に頼りになる男性と一緒になりたいのであれば、普段から先を見越した行動をとっている人に注目してみるといいかもしれませんね。