イケメン芸能人結婚ラッシュの真相とは……？

内藤みかの恋活NEWSウォッチ【第４回】

この夏以降、イケメン芸能人が立て続けに結婚している。７月のヨン様ことペ・ヨンジュンさん、８月の上地雄輔さんという、大変な数のファンを抱えるおふたりが結婚。次いで山本耕史さんと堀北真希さんの電撃婚。そしてそのショックも醒めやらぬうちに９月に入るとTOKIOの国分太一さんと福山雅治さんという大物が結婚を発表。後を追うかのように安藤政信さんや麒麟の川島さんが続き……。

「独身の適齢期イケメンタレントは残っているの!?」

と多くの女性が心配している。

本当にいったい、なぜ、こんなにも結婚が続いているのだろうか。

■７割の男性が結婚を決める時とは

40代で子持ちの私の周りの奥様がたは、福山雅治さんの結婚に相当な衝撃を受け、夕食を作る元気が出ない人が続出した。そんな私も夕食は買ってきたコロッケで済ませてしまった。もちろん私も奥様がたも福山さんと面識もないし、恋心を抱いていたというわけではなし、お幸せを心から祈っている。ただ、大事な宝物のように思って福山さんを見つめてきた。大切な宝物が所帯を持ったということで、ヒナ鳥が飛び立ったかのような、そんなさびしい、ふっと気がぬけるような心境に陥ってしまったのだと思う。

それにしても最近、あまりにも結婚を決めるイケメンタレントが多い。ちょっとしたラッシュである。彼らはなぜ、こんなに集中して籍を入れたのか。何か理由がある気がしてならない。2015年に行われた「第8回プロポーズに関する実態調査」（プリモ・ジャパン）によると、７割以上の男性が交際３年以内に婚約をしているという。しかし上地雄輔さんも国分太一さんも福山雅治さんも、それ以上の交際歴がある。交際期間はむしろ有名芸能人は、長くなりがちかもしれない。

■結婚は子どもが欲しいため!?

2014年に行われた「男性の結婚に関する意識調査」（銀座ダイヤモンドシライシ）では、結婚を決意した瞬間の１位は「周りが結婚しはじめたとき」(33.2%)となっている。しかし今回入籍した男性芸能人達は、周囲が結婚ラッシュだから自分もというわけではないだろう。今回もたまたま結婚の時期がかぶってしまっただけらしいのだ。では、なぜかぶってしまったのか。

ここで結婚を決めたタイミングの4位と５位を見てみると、どちらにも共通の言葉があった。それは「子ども」である。4位が「子どもが欲しいと思ったとき」(22.8％)、５位が「彼女が出産適齢期を超えるなど年を取ったとき」(12.4％)である。この人との子どもが欲しいと自然に思うようになったから、籍を入れた……。これは、芸能人であろうと一般人であろうと違いはない本能的な気持ちである。そして出産には適齢期というものがある。なのでそれを過ぎる前に所帯を持とうと思い切るイケメン芸能人がいたとしてもおかしくはない。

■結婚ラッシュと自然現象

ここで私の知り合いの話をする。何年も煮え切れない交際をしていた彼が、ついに入籍を決意してくれたというのだ。その理由はなんと、地震だったのだという。地震が起きた時に「大丈夫？」と連絡をしあっているうちに「お互いひとり暮らしだし、心配だから一緒に暮らそうか」という話になったのだという。ひとり暮らしの人間にとって、地震などの天災は恐ろしいものである。被害に遭い、スマホなどの連絡手段も手元になかった場合、安否連絡もなかなか取れないかもしれない。それは恋人同士にとって、お互いにとても不安なはずだ。

ここで思い出してみると、関東では最近、地震が続いている。9月12日には最大震度５弱、8月6日に最大震度4が観測された地点もあった。もっと小さな地震なら、さらに回数も増える。地震が起きるたびに連絡を取り合うのは心配だし面倒なので、いっそ一緒になろう、というのがプロポーズの言葉のようなものだったらしい。地震だけではなく最近は豪雨や猛暑など、心配の種は続いている。大切な恋人と一緒にいたい。恋人を守りたい。そんな状況もイケメン芸能人の結婚ラッシュの一因なのではないか、と私は考えている。

（文・内藤みか）