「イケメン俳優の結婚」「熟年婚」…2015年の恋愛ニュースふりかえり

内藤みかの恋活NEWSウォッチ【第１４回】

2015年の恋愛関連のニュースひとことで表現するなら「行動の１年」だったと言える。結婚や離婚の話をあちこちで見聞きして、当事者だけでなくその周囲も何かと気ぜわしかったのではないだろうか。けれど、行動することによって、恋愛相手との新しい関係が見えてきた人もいることだろう。主な動きをまとめてみた。

１）イケメン俳優の結婚ラッシュ

2015年は、とにかくイケメン俳優達が結婚していった。元旦早々結婚を発表した染谷将太さんを始め、国分太一さん、上地雄輔さん……ひたすらイケメンさんたちが結婚し続けたおめでたすぎる１年と言える。堀北真希さんと山本耕史さんの電撃婚には皆で驚いた。さらに超大物で多数の女性ファンを抱えるペ・ヨンジュンさんと福山雅治さんの結婚もとうとうやってきた。特に福山さんの結婚の時は「夕食を作る元気がなくなった」とつぶやく女性が続出するなど、呆然としたくなるニュースだった。ニュースを受け止める女性陣達も相当心が揺れたのではないだろうか。

２）熟年婚の話題も多かった１年

桃井かおりさんが64歳で初めて結婚したり、48歳で結婚して54歳で亡くなった川島なお美さんとご主人の鎧塚俊彦さんの強い絆が話題になったりと、ある程度の年齢を迎えてから結婚する女性達のことが話題になった。充分すぎるほどに大人になり、熟年結婚する女性達は、自分の仕事に対する自信があり、そして自分のペースを崩さないまま、あまりべたべたしない大人の結婚生活を送っている。その姿に憧れた女性も少なくなかったはずである。

３）壁ドン、床ドンの流行

壁ドン・床ドンなる行為が随分もてはやされた。相手との距離をぐっと縮めるポーズであるため、してもらった女性は照れたりはしゃいだりと、うれし恥ずかしな反応をしてしまう。今まで草食と言われた男性も、このブームに乗って女性に壁ドンをすることもあった。遠慮せずにガツガツ来てほしい、という女性からのメッセージがこの流行には込められているような気がしてならない。

４）妻の不貞が離婚原因に

夫とは違う男性との密会を激写されて噂になってしまうタレント妻が増えている。世間にも知られてしまうため、イメージとしてはどちらかといえばマイナス要素が多い出来事だ。開き直るというのが1つ目の特徴だと思われる。ただの友達だと否定する女性もいれば、沈黙を貫いたまま離婚の準備に入った女性もいる。男性の場合、浮気がバレても許してもらえることが多いが、浮気をしたのが女性の場合、バレると離婚に発展しやすいのも２つ目の特徴だ。また、開き直り、浮気ではなく本気だから、とばかりに交際宣言をする女性が増えているのが３つ目の特徴である。

５）逆DVが話題に

若手男性タレントが「元カノからのDVで病院送りになり、１ヶ月ほど治療したことがあった」と告白した。また、女性タレントが本当は夫の子どもではないのに夫の子だと嘘をつき、離婚後に親権を譲り、父子家庭として子育てさせた事件もあった。一般常識的には決してしないであろうことをしてしまい、元夫側を困らせてしまう。DVというのは殴る蹴るだけでなく、言葉の暴力も定義に入っている。お小遣いを夫に最低限の小銭以外渡さないというのも、経済的暴力となりやすい。

2015年は、結婚を決意する男性と、離婚を決意する女性とに二分された一年だった気がする。結婚するにしても離婚するにしても相当なエネルギーが必要だけれど、それをやり遂げる気持ちになったということだ。来年も自分の欲求を自分で素直に受け止めながら、実際に行動に起こす、こんな人が増えてくるだろうと私は予測している。