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彼に「嫌われたかもしれない」と感じやすいタイプとは

彼に「嫌われたかもしれない」と感じやすいタイプとは

内藤みかの恋活NEWSウォッチ【第27回】

 

とある30代女性が片思いの男性と連絡が取れなくなり、ひどく落ち込んでいました。といってもLINEをブロックされたというのではありません。詳しく聞いたら2、3日返事が戻ってこないだけだったのです。たとえ2、3日でも恋する女性には気が遠くなるほどの長い時間であることが、わかります。ただ、私が気になったのは、彼女の嘆きかたでした。「私、嫌われちゃったのかな」「私なんて、全然可愛くないし」「どうせ私には魅力なんてないもんね」などと、自分を卑下する言葉のオンパレードだったのです。

 

■嫌われた記憶

 

聞いてみると、彼女は、学生時代にいじめられた経験があるとのこと。だから、人から嫌われるということにとても敏感なのです。親しかった友達がある日突然手のひらを返したかのようにそっぽを向いた時のショックは、十代の頃なら相当な衝撃だったはずです。なので、大人になった今でも、男性と仲良くなると「いつか嫌われてしまうのではないか」と顔色をうかがってしまうのだそうです。

 

彼女は、2、3日連絡が取れないだけで「もう嫌われた」と勝手に思い込んで、落ち込んでしまいます。彼が仕事が忙しかったり、スマートフォンを壊したりなくしたりして返事ができない可能性もあるのに「嫌われた」と真っ先に考えてしまうので、本人もつらいでしょう。こういう思考回路に陥りやすいのは、学校でいじめられた経験がある人だけではありません。親から虐待され「お前は可愛くない」などとひどい言葉を浴びて育った人や、職場で仲間はずれにあった経験がある人も「嫌われたのではないか」と、気にしてしまいがちです。

 

■マイナスワードからの脱出

 

実は、ニート(無業者のうち、通学も家事もしていない35歳程度までの若者)の状態にある若者のうち、55%までもが学校でいじめを受けた経験があると答えています。職場でトラブルがあったという人も41%いました。彼らの6割以上がコミュニケーションに苦手意識を持っているのも、人間関係でいやな思いをしたからかもしれません(社会経済生産性本部調べ・2007)。

 

いじめられた経験があると、人のささいな言動にもびくびくしてしまうことがあります。何も悪いことをしていなくても、相手が別の理由で不機嫌になっていたとしても、何か自分は気にさわることをしてしまったのではないか、と気になってしまうのです。「もしかして私、嫌われている?」と反射的に考えてしまうクセは、やめようと思ってもなかなかやめられず、苦しんでいる人は、少なくありません。

 

■発想の転換方法

 

私に「彼が連絡してこない」と相談してきた女性に、私はこう言いました。「目指している自分」について、できれば日付もつけて10個、何かひとつでいいから書き出してみて、と私は伝えました。たとえば資格取得を目指している場合「◯月◯日までにファイナンシャルプランナーの資格試験に合格する」などと書くのです。そうすると、「返事がない。どうしよう」ではなく「返事が来ないから、じゃあ、このすきに、来月受ける資格試験の問題集を解こう」などと具体的に考えられるようになるのです。

 

つらい時は、同じことばかり考えてしまいます。自分が何に悩んでいるのかを紙に書き出してみると、自分でも笑ってしまうくらいループしていることがあります。たとえば彼女の場合「彼が連絡してこないから、彼は私のことを嫌いになったのかもしれない」ということばかりぐるぐると何時間も毎日考え続けていたのです。

 

■待ち時間の活用

 

せっかく待ち時間ができたのだから、それを前向きに使うのは、とてもいいことです。彼女は今、いろいろな夢に向かって頑張っています。やりたいこと、やらなくてはならないことが明確になっているからです。ちなみに彼からの連絡はいまだに途切れ途切れではあるのですが、もう、彼女はあまり落ち込みません。彼女はとある作品を今作っているのですが、それを彼に見せて「すごいね」と言われる日を、楽しみにしています。

 

待ち時間を楽しく受け止められるようになると、恋愛に必要以上のストレスがかからず、気分のアップダウンの波も激しくはなりません。もちろん心配は心配でしょうけれど、自分なりに手を尽くしたのであれば、もうあとは彼から連絡が入ることを待つしかありません。たとえ長い待ち時間になっても、自分磨きをしながら彼を待っていられる女性は、どんどん輝いていけるのです。

連載 内藤みかの恋活NEWSウォッチ

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    ライタープロフィール

    内藤みか

    ないとう みか

    作家/脚本家/イケメン評論家。山梨県出身。
    『イケメンと恋ができる38のルール』(ベストセラーズ)、『年下オトコ×年上オンナ』(ゴマブックス)など著書80冊以上。
    ラジオドラマ脚本『婚活バスは、ふるさとへ』(YBS)で文化庁芸術祭優秀賞&日本民間放送連盟賞優秀賞。
    舞台脚本『男おいらん』はマンガ化や小説化も。イケメン電子写真集『Japanese Hot Guys』ではカメラも。
    「内藤みかのイケメンブログ」

    http://ameblo.jp/micanaitoh/

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