恋人との画像を公開していい？　SNS・カップルアプリとの付き合い方

内藤みかの恋活NEWSウォッチ【第４２回】

恋人とのコミュニケーションに、スマホはかかせないものになっています。多くの人が見るSNSで、恋人と寄り添う画像を堂々と公開してノロける人もいます。最近だとタレントの紗栄子さんが交際中の会社社長と旅行に出かける様子などをブログにアップして話題になりました。けれど、破局後などに、２人の秘密のきわどい画像を勝手に公開され、トラブルになるケースも多発しています。恋をするうえでの画像のマナーについて考えてみました。

■２人だけにしかわからないやりとり

最近はカップル専用アプリというものも流行しています。２人にしか見ることができないアプリでメッセージや画像のやりとりができるので、そのクローズぶりが絆を深めるとも言われています。確かにそこにあるのは２人だけの世界。交際してから何日が経ったか、デートにはどこに行ったかなど、かけがえのない思い出が次々と溜まっていくのはとても幸せなことです。けれど少し熱が冷えてくると、だんだんデートの間隔が空いていくのがカレンダーを見ればハッキリわかってしまうので、その現実にせつなくなることもあるのだとか。

また、そこにあるのは、どこまで行っても２人だけの世界。お互いの共通の知り合いの友人とのやりとりがあるわけでもなく、世界が広がるどころかどんどん狭まっていくリスクもあります。あまりにもカップルアプリだけにハマってしまうと、別れた時に、途方もないほどの寂しさを味わうことにもなりかねません。どの程度このアプリを使うのか、その頻度や熱の入れかたについては、セルフコントロールが必要かもしれません。

■リベンジされる可能性

盛り上がっているうちはいいのですが、恋人と別れた時には、秘密の画像の存在が時にはトラブルに発展することがあります。しばしば遠距離恋愛で起きることですが、相手にヌードなどのきわどい画像を要求され、それを送ってしまうというケース。こちらは別れがこじれると、報復にオンラインで勝手に画像を公開されるなどのリベンジに遭う可能性もあります。

芸能人でも、キスをしているプリクラなどが流出して、スキャンダルに発展することがあります。他の人に知られたら困るようなきわどい画像はまず、撮らないこと。もし撮ったとしても相手に送らないことです。この愛は永遠、などとその時は思っていても、まだ独身のうちは、他にいい相手が現れる場合もあり、安易に証拠に残るようなことはしないほうがいいでしょう。

■どこまでOK？　リア充画像

また、カップル同士の画像を秘密のアプリや鍵がかかる保存ページなどに保管していたはずなのに、なぜかそこから流出し、騒ぎになるというケースも出ています。こちらも同様に、あまり知られたくない画像はたとえパスワードで管理できるといっても、ハッカーなどの存在もあるので、あまり長期間保存しっぱなしにせず、こまめに削除をしておいたほうが安全です。

また、カップルであれば、どんなリア充画像でもSNSに公開してもいいわけではありません。あまりにも過激なものは、そのサイトのルールに違反する可能性もあります。どのような画像までOKかは、たとえばヌードはNＧなどと、サイトによって違いがありますので、ルールについてまず熟読したうえで、投稿しましょう。そうでないと突然アカウントが削除される場合もあります。

恋をすると大勢の人にその幸せを伝えたくなったり、彼とのふたりきりの世界に浸りたくなったりします。そしてそのためのアプリもあるのだから、世の中は便利になりました。けれど、画像を見た人が不快に感じるほどにノロけると、場合によってはバカップル扱いされるなど、人から冷たい目で見られかねません。あまりはしゃぎすぎず、大人の恋を楽しんだほうが、恋も長続きすることでしょう。