今後増えそうな国際結婚、どうすれば上手くいく？

内藤みかの恋活NEWSウォッチ【第３７回】

日本人の国際結婚率は全婚姻数の1％ほどだそうです〈厚生労働省・人口動態調査(2012)〉。8歳年下のイタリア人男性と結婚した宇多田ヒカルさんや10歳年下のアメリカ人男性と結婚した浜崎あゆみさんなど、最近は芸能ニュースでも国際結婚の話をよく見かけます。国際結婚は今後も増えるのではないでしょうか。国際結婚を選んだ芸能人の話をまとめてみました。

■出会いはどこで？

日本人とはいえ、芸能人であると、海外に行く機会も多く、出会いも国際的になりがちです。例えば宇多田ヒカルさんは滞在中のロンドンでバーテンダーをしていたイタリア人男性と知り合いました。井上晴美さんは留学先のカナダで講師をしていたメキシコ人男性と出会いっています。広瀬香美さんは滞在先のロサンゼルスで、友人からアメリカ人男性を紹介されましたし、浜崎あゆみさんもどこで紹介されたかはわかりませんが友人からアメリカ人男性を紹介されたのでした。

外国人との恋愛なのだし、やっぱり外国に行かなくちゃダメなのね、それに私には外国人男性を紹介してくれる友達もいないし……と諦めるのは、まだ早いです。実は、日本で外国人男性と知り合い、国際結婚する女性芸能人も少なくありません。倉沢淳美さんは神奈川県内のスポーツクラブで、オーストラリア人男性と知り合いましたし、フランス人男性と結婚した中村江里子さんや寺島しのぶさんも、その男性との最初の出会いは日本なのです。

■ストレートさがポイント

長山洋子さんは、テレビの共演がきっかけでアメリカ人男性と知り合いました。佐藤江梨子さんは、知り合いの付き人をしていたメキシコ人男性と知り合いました。こう書くと、やっぱり芸能界だからこその出会いなのよね、美人だから男性のほうからアタックしてくるのよね、と思うかもしれませんが、決してそういうことばかりではありません。逆に、自分から積極的にアプローチしている人も何人もいるのです。

例えば前述の倉沢淳美さんは、英会話の学習中だったので、自分の英語が通じるかどうかを試してみたくて、自分から外国人男性に話しかけてみたということです。また、フランス人男性にひとめ惚れした寺島しのぶさんは、言葉もあまりわからないのに、ひたすら彼に電話やメールなど思いつく限りのアタックをして、交際のスタートにこぎつけたそうです。

■勇気を出して自分から

すごいのはフランス人のレーサーと結婚した後藤久美子さん。F1レースを見学に行ってすっかり彼のファンになった後藤さんは、なんと彼のファンクラブに入り、ファンクラブイベントにも参加したのです。熱心なファンだった後藤さんは、有名人であるという照れもプライドも捨てて、大好きな彼を追いかけました。だからこそ恋が成就したのです。

いくら美人であっても、何もしなければ恋はなかなか進展しません。素敵な人だと思ったら、国籍や言葉の壁をものともせずに前に進んでいくことも、時には必要です。自分の直感に頼ることになるので、リスクは大きく、国際結婚の離婚率は５割を超えます。けれど、さまざまな困難を乗り越えてなお、この人と一緒にいたいとお互いが強く望むのですから、強い絆も生まれやすいのです。

最近は日本にいながらにして外国人の男性と婚活ができるようになりました。外国人の男性との婚活パーティーや交流パーティーなどもしばしば開かれているようですので、気になるかたはチェックしてみるのもいいでしょう。どの婚活パーティーでもそうですが、相手が自分との真剣交際を考えているかどうかをきちんと見極める眼力も必要です。一生のことですし、場合によっては長期間日本を離れるかもしれないわけですから、決して急がず、納得がいくまで慎重に考えて結論を出しましょう。