自分に似た人、真逆の人?人生のパートナーはどちらがよいかをドラマ『未解決の女~警視庁文書捜査官』に学ぶ

大河ドラマ『真田丸』の女性キャラが話題です。戦国時代を生き抜くためには、女性であれども時には武器を持って戦わなくてはならない時代。ドラマの女性キャラは奔放だったりあざとかったりと、さまざまな振る舞いをみせています。特に真田信繁を巡っての、きりと梅の恋の攻防は、現代の恋愛模様にも大きなヒントになるのではないでしょうか。
きりと梅は女友達ですが、お互いに真田信繁を好きになってしまいます。長澤まさみさん演じるきりのほうは、自分の恋心を隠し、梅を応援します。つまり、友情を選ぶのです。それは、争いをおそれ、自分よりも人の気持ちを優先するため。けれど、梅のほうは自分の恋心を隠すことなく、信繁にも真っ直ぐに気持ちを向けていきます。梅は友情より恋愛を優先したといえるでしょう。人と争うことになってでも、自分が望むことに正直になることを選んだのです。
これには、二人の環境の違いもあります。きりは真田の家臣の娘。お嬢さんとして育っているので、今までも欲しいものは労なく手に入ってきたことでしょう。おそらく信繁以外にも、良いお見合いの話もいくつも舞い込むような立場だったのではないでしょうか。対して梅には両親はなく、地侍の兄がいるだけです。信繁を逃せば後はない、という思いはあったのではないでしょうか。
戦国時代の女性たちの恋愛スタイルは、現代にも不思議と当てはまります。きりタイプには、こういう人がいます。仕事場で男性の同僚や上司にさえもなれなれしい口のききかたをしてしまう女性。明るくにぎやかなので周囲からは楽しい人だと思われてはいますが、一緒に飲みには行っても、騒いで盛り上がることはできます。楽しいので色々誘われやすいのですが「今年のクリスマスも、彼氏いない」とぼやいてしまう、そんな女性。好きな男性も冗談めいた会話しかできず、照れて恋心を伝えられないので、チャンスを逃してしまいがちです。
きりのように、男性の世界に顔を突っ込みたがり、男性がすることに口を挟む女性は少なくありません。さっぱりしているので、すぐ友達にはなれます。男友達の数は多いのですが、女性としてなかなか見てもらえず、同じ立場でありたいというライバル意識のようなものが先に立ってしまうので、なかなか恋愛ムードにならないのがもったいないところです。
梅タイプの女性を現代にあてはめると、オフィスにいる物静かな女性、という感じでしょうか。どちらかというと地味だけれど、家庭が決して裕福ではなく、一所懸命働いています。男性のシャツのボタンが取れた時にはサッと繕い、上司に叱られて気落ちしている男性にはそっとお茶を差し出すなど、よく気がつきます。職場には自作のお弁当を持ってきていて、女子力が高く、彼女をお嫁さん候補に、と思っている男性社員は複数いる模様。やがて一番の出世頭の男性にプロポーズされて、寿退社したりと、こういうタイプの女性はモテる印象があります。
梅のような女性が好まれるのは、男性には男性の世界があるのだと、一歩距離を置いているところ。そして男性を頼りにし、一歩引いている古風な女性らしさ。やはり男性は、自分だけを好いて、頼ってくれる女性に弱いのです。優柔不断な時にはさりげなく「子どもができたかも」と囁くしたたかなセリフも、普段は騒がしくない梅が発するからこそ効果的なのでしょう。
仕事のことにあまり口を出されたくない男性の場合は、梅タイプの女性を好む傾向にあります。逆に自分のことを叱咤激励してほしいというタイプの男性は、きりタイプのほうを好むでしょう。どちらがモテるかというよりは、男性によって好みが分かれるという感じです。ただ、きりは、もう少し素直になったほうが恋愛はうまくいくのでは、と観ていて気を揉んでしまいますね。ドラマの今後が気になるところです!
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