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初対面の男性と話すのが苦手…。どんな「話材」で話しかければいい?

初対面の男性と話すのが苦手…。どんな「話材」で話しかければいい?

「恋愛ベタさん」のための話し方カウンセリング【相談2】

最近、婚活をがんばっている、アラサー女子・みはる。

でも、初対面の男性との会話は緊張してしまい、あまり盛り上がらないようで……。

会話上手になるために知っておきたい「話材」とは!?

■なぜ、会話が一方通行になってしまうの?

初対面の男性と「何か雑談をしなくっちゃ」と思っても、話材(会話のネタ)が思いつきづらいし、どんな話をして良いのかわからない、アラサー女子・みはる。

でも、迷っているうちに、気まずい沈黙が流れて、さらに話しづらくなってしまったのだそう。

 

その会話内容は……

 

みはる「Aさんの出身は、どちらなんですか?」

男性「広島です」

みはる「そうですか。広島のどのあたりなんですか?」

男性「かなりマイナーなんですけど、竹原というところです」

みはる「そうですか、子どもの頃からずっとですか?」

男性「ええ、そうですね」

みはる「では、大学から東京ですか?」

男性「そうです。大学から東京で中大です」

みはる「そうですか

男性「はい

 

なぜ、みはると男性との会話は上手く続かなかったの?

■「質問攻め」しないように気をつけて

みはるさんは、話題が思いつかず、焦って相手の男性に質問を繰り返しています。これは、誰もがつい、やりがちなパターンなんです。

とはいえ、

「質問」→「答え」、「質問」→「答え」

になると、一問一答が続いて、そのうち質問が思いつかなくなり、相手の男性も受け身で答えているだけなので、ほどなく双方が沈黙状態に陥って、さらに気まずくなり、上記のようなやり取りになってしまします。

さて、こうならないためにどうするかですが、実は男性の答えの中にヒントが隠されています。

■出身地は会話のヒントになる

みはる「Aさんの出身はどちらなんですか?」

男性「広島です」

 

出身地を聞き、男性が「広島です」と答えたら、「広島」がヒントになります。

例えば、

「職場の同僚の女性で、広島カープのファンの人がいるんですけど、カープファンですか?」

「よく聞かれるんですが、ぼくはあまり詳しくないんで」

この答えでガッカリすることはありません。男性が野球の誘導を避けたがっていることがわかっただけ前進です。

初対面の会話は、ちょっとしたことでも相手を知るきっかけになり、決してムダにはなりません。以降の会話に生きてきます。

野球の話が不得手とわかれば、もう一度、出身地の話に戻して

「広島ですか。私、あまり行ったことがなくて、どんなところなんですか?」

「ぼくの生まれたところは竹原市で、新幹線で行くと、東広島駅で降りて、ちょっと戻るんですよ。海に近くてね。昔は大きな塩田があったそうです」

「じゃ、けっこう賑やかな町なんですか?」

「田舎ですよ。大学から東京に出て来たんで、滅多に帰りませんね」

ここで、男性が「あなたの出身は?」と振ってきたら、自分のことを話せばよいのです。相手もあなたのことを知りたいわけですから、

「相手のこと」→「あなたのこと」→「相手のこと」→「あなたのこと」

と、会話が弾みます。

その際、先に相手の話題を取り上げるようにしてください。

■大学の名前からも会話の糸口が見つかる

みはる「では、大学から東京ですか?」

男性「そうです。大学から東京で中大です」

みはる「そうですか

 

男性の「大学からは東京で」という会話ですが、相手が大学の名前を出してくれたら、これを受けて、

「中央大学ですか? 私の職場の先輩にも、中大出身の人がいますよ。学科、何って言ってたかな」

など、出身大学の話をしてみるのも良いでしょう。相手の男性が、

「中大っていうと、どんなイメージが浮かんできますか?」

など、問いかけてきた場合、彼が出身大学の話をしたがっているのがわかります。

「そうですね、箱根駅伝を思い出しますね」

「駅伝、見るんですか?」

「はい、箱根の山を登るあたり、中大いいところまで行きますよね」

「それが、いまいちで、上位に食い込むことはあっても、優勝には縁がなくてね」

「今年の駅伝では応援します」

など、会話が盛り上がって、楽しくなります。

相手の出身地、出身校を話題にすれば、相手を知ることができるとともに、話も弾んできます。

初対面の会話では、お互いに関心がある「共通度」の高い話題をとり上げれば、話が噛み合って、親しみが増します。

では、共通度の高い話題にはどんなものがあるか、紹介しましょう。語呂合わせにしたものが、これです。

 

「たけしにはなしたか」

●「た」…食べ物・飲み物の話題

グルメの時代と言われるくらい、誰しも食べ物に関心があるものです。お店も多種多様で、変わったお店の発見話、飲み物についてもアルコールを中心に話題はたくさんあります。

 

●「け」…健康の話題

「運動」「睡眠」など、健康に関する話題も、話が弾みます。「あなたは得意なスポーツはありますか?」「私の場合は…」というように会話のキャッチボールができます。

 

●「し」…出身地・出身校の話題

相手の男性の出身地の名産品・特産品の話題、先ほどの会話例のように出身校のスポーツなども話題になります。

 

●「に」…ニュースの話題

今朝のニュースで「今年は梅雨が長引く」と報じていたら、天候の話をすれば会話は弾みます。

 

●「は」…流行(はやり)の話題

ファッションに限らず、どんなものが流行するか? 年末になると「流行語大賞」が話題になります。

 

●「な」…名前の話題

相手の名前を話題にすることもできます。めずらしい名前でなくても、名前にまつわるエピソードなどを話題にするのは楽しいものです。

 

●「し」…趣味、レジャーの話題

相手の趣味が釣りと聞いたら「父が釣り好きで、金曜日の夜遅から出かけたりしています」などと応じれば、会話のきっかけができます。

 

●「た」…二度目の「た」は、旅とそれにまつわる話題

質問して旅が好きかどうか確かめましょう。例えば、男性から「地元には帰らなくても、連休にぶらっと出かけたりしますね」という答えなら、旅の話題でOKです。

 

●「か」…家族の話題

会話の中に自分の家族の話を入れると、相手から親近感をもたれやすくなります。

《今回のポイント》

・質問攻めしないように気をつけて

・相手の会話の中にヒントがある

・会う前の準備「話材」を仕入れておくことも大切

連載 恋愛ベタさんのための話し方カウンセリング

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    ライタープロフィール

    福田健

    ふくだ だけし

    株式会社話し方研究所 会長。
    1961年中央大学法学部卒業後、大和運輸(現・ヤマト運輸)入社。1967年、言論科学研究所理事を経て、1983年に話し方研究所を設立。社団法人話し方能力向上協会 代表理事。
    従来のコミュニケーションの取り方が通用しなくなりつつある現代、年齢や価値観の相違がある人などとのコミュニケーションの取り方について研究している。
    著書に、『女性は「話し方」で9割変わる』 (経済界)など多数。

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