婚活だって一元管理、Excel操作も功を奏す

かわいさ余って恋敵多し!?　アラフォー「婚活」備忘録【第９回】

パートナー探しで遠回りをすると「婚活疲れ」してしまうかもしれません。

婚活にもデータベース・スケジュール管理が必要。

私なりの婚活のプロセスを書き留めます。

◆限られた婚活期間をムダにしないために

みなさんは、恋愛を複数同時進行させることは罪だと思いますか？

「人の心をもてあそぶようで悪いことである」という倫理観はありますが、日本の法律では裁かれません。本人同士の合意によるもので成立すると考えます。婚活は期間が決まっているという前提で考えると、複数同時進行するべきだと私は考えます。お互いに配慮しつつ、効率的に目的を達成するために、堂々と複数の方と面会するべし。

ただし、結婚を餌にして異性に近づき、金品を巻き上げたり返済の意志がないのに金品を貸し借りしたりするなど、心身をもてあそぶ行為は詐欺行為で罪に問われることがありますので、充分に注意したいですね。

◆Excelでアポイントメント管理

私は、婚活エージェントを通して活動してきたので、パートナー候補と対面に至るまでのエージェントを通したステップをご紹介します。

【1】会員だけが見られる婚活データベースをWEBで確認します。

データベースは異性の情報だけが閲覧できるようになっているので、同性の友人・知人に自分が婚活をしていることを勝手に知られることがないのが安心です。

このデータベースで見ることが出来るのは「釣書」なので、写真を見て気になる人のプロフィールを詳しく見ていきます。個人情報保護のために、名前の代わりにナンバーが記されています。人によっては顔写真の公開範囲を特定し、エージェントを通じて、決定した面会候補相手にしか見せない方もいらっしゃいます。特に医師などはお顔出ししていない方が多いですね。

ちなみに、学歴や年収などは、入会の際に証明となる書類を提出しなければならないので偽ることができないようになっています。

【2】データベースの中から、気に留まる方を見つけたら、オンライン上で面会申込みをします。【申し込みボタンをポチっと押すだけ。】そして待ちます。

【3】エージェント担当者同士で、相互の面会意志を確認してくれます。

手段はメール、電話で行います。また、申し込み先から、面会の前にいくつか条件等の質問が来たりすることもあります。例えば、「仕事でインドに赴任が決まっているが、結婚してインドで一緒に生活する意思があるかどうか？」などです。結婚に対する諸条件を事前に確認できるので効率が良いですね。

【4】自分で申し込みをするのと同時に、男性会員さんからも申し込みが来るので、エージェント担当者に事前に伝えていた条件に合う方のみ、私に連絡が来るようになっていました。エージェントでふるいにかけてもらった中から、プロフィールをチェックして吟味し、会いたい場合は面会希望日を3候補連絡します。

【5】面会の日程と場所は、自分の希望エリアを伝えると男性側からお店を指定される場合が多いです。エージェント担当者から、面会者のID（ナンバー）と苗字、面会日時、場所、待ち合わせ場所の連絡が来たら、当日１対１でお会いして１時間程度ホテルのラウンジやカフェでお茶をします。その場で名刺交換や電話番号交換はしないルールです。お互いにもう一度お会いしたい場合は、エージェントを通じて電話番号とメールアドレスを交換します。

面会申し込みボタンを一気に押しすぎると、同時にこなさなければならない一次面会の日程調整が大変になるので、調整しつつ行いました。

申し込みしても、相手の方の都合によってOKもNGも無い状態でしばらく保留にされることもありますし、面会を希望された方とお会いする都合を調整しなければならないことも。また、名前がわからずIDだけの管理なのでエージェントとの電話でのやりとりで誰が誰だか混乱しそうになることもあるため全部Excelで進捗管理しました。

予定表の管理だけでなく、自分が断った人のNGポイントや、会いたかったのにお断りされた人まで含めて一覧で管理すると、婚活の傾向と対策が見えてきます。

面会は週末土日に集中するので、1日に3人の方にお会いした日など誰と何を話したのか、会話の中でポイントになったことやプロフィールには書いていないような情報なども、面会した日の夜にExcelデータに情報を追加してみました。

仕事で営業をしていたことがあるのですが、婚活では営業と同様にお茶しているときにメモをとるわけにもいかないので、自宅で日報を書くようなイメージですかね。

きちんと婚活しようと思ったら意外と作業しなければいけないことがあるなと思いました。

1時間程度と決まった時間内で人柄を多面的に知りたいですし、しぐさなどの習慣や癖などからも判断をしたいので、会話中は集中力を要するのでなかなか大変でした。

さらに、データベースに毎日新しい会員さんの情報が追加されていくので、日々チェックも欠かせません。

労力がかかるので、長く続けると婚活へのモチベーションが維持できなさそうだと私は判断し、短期戦で挑みました。

一次面会の先は、恋活と同様に電話やメールでコミュニケーションもとっていくので、1日の時間の使い方も考えないとあっという間に寝る時間が削られてしまいますもんね。

それにしても、Excelって管理票をつくるのに適しているのでめちゃくちゃ便利。

手書きのノートでもいいのかもしれないのですが、PCならデータベースのURLもハイパーリンクできるっ！

◆後書き

学生の頃は自由な時間がたっぷりあって、夏休みの1か月ぐらい恋活を４人同時進行した経験があります。でも、複数の人とのコミュニケーションに自分の時間を費やされるのが耐えられず9月に学校がはじまってすぐにめんどうくさくなり、全員サヨナラしたことがありました。婚活もスタートすると、どんどん自分のコントロールを離れていろんな物事が勢いよく進んでしまうので目が回ります。断られてもめげず、くじけずの精神で、次々にいろんな人と会ってみるのって刺激的で良い経験になりますよ。

続く。