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男性が最後に選ぶ「包容力」のある女性には秘密がある

男性が最後に選ぶ「包容力」のある女性には秘密がある

「包容力」のある女性は恋で無敵!【第3回】

“王子様のように自分を守ってくれる男性”は、幻想なの?

ずっと愛される女性になるためには、男性に頼ってばかりいてはダメ?

荒牧佳代さんが恋愛科学の視点から分析します。

◆女性はなぜシンデレラストーリに憧れるのか?

いつの世も、多くの女性はシンデレラのような女性版サクセスストーリーに憧れます。地の底で這いつくばって生活している惨めな自分(あくまで自分が思っているだけですが)をしっかりと抱え上げ、セレブのような煌びやかな世界へ自分を導いてくれる男性を求めています。

 

では、なぜシンデレラに憧れるのでしょうか? その理由は3つあります。

 

理由【1】力のある人に頼る生き方が自然な生き方だから

女性は男性より共感を求めて生きる性質がありますので、無意識にも幼き頃から人を求めます。ある調査でも、生まれたばかりの女の赤ちゃんが認識するのは、「人の顔」といわれています(男の赤ちゃんがはじめに認識するのは「動く物」)。人とコミュニケーションを重ね、人との和を重んじ、人の温かさを身近に感じながら生活をしますので、「人を頼る」ことが自然に身についていきます。つまり、競争下に身を置き未来を切り開き開拓していく男性とは違い、力のある人に頼る「他力本願」な生き方が本能的に備わっているのが女性の性なのです。

 

理由【2】自分より魅力が上の人でないとときめきを感じないから

恋愛で女性がときめく男性は、決まって自分より魅力が上の男性です。男性は、自分を好きでいてくれる口説き落とせそうな女性なら、誰でも瞬時に好きになってしまう性質があります。一方、女性は、贅沢にも自分より魅力的で、自分に振り向いてくれなさそうな男性から「好きだ」とアプローチされない限りときめきません。それは、より質の高い遺伝子を求める本能があるからです。

 

理由【3】自分という商品が高値で売れることに快感を得るから

私は、これまでの恋愛科学の研究で、“女性は自分を商品と見立てて男性に売り込む”と考えています。商品なだけに、女性は自分が高値で売れることに快感を感じます。また、女性は子を身ごもるという性質上、自分が生活する環境を快適に整えようとする営巣本能がありますので、結婚するからには自分が生まれ育った環境より上のレベルの環境に行きたがる欲求があります。自分という商品を少しでも高値で買ってくれる男性を求めるのは、より快適な環境下に自分を置きたいからです。

 

女性が結婚を意識する恋人に関して、高い条件(高スペック)で選んでしまう計算高さが出てしまうのは、「自分を守るため」なのです。

◆「王子様」はあくまでも理想で、現実には存在しない?!

ですが、多くの男性は実は女性が想い描くような王子様にはなれません。なぜなら、男性にとって「王子」という役柄は、演出という名のテクニックだからです。「王子」とは、男性の素の姿ではないのです。テクニックは自分で身に着けようと思わなければ身につきません。演出というエンターテイナーな世界でしか生きられない仮の姿であり、女性が夢見る「恋」というステージでしか派手に登場しない幻なのです。幻ですから、一瞬しかもたないということです。つまり、永久ではないのです。

 

一方、女性は男性に「永久の王子」を求めます。男性が王子にならないと女性が心を開かないため、男性は女性の理想(夢)のために努力します。多くの男性は、【好きな女性を口説くためや目立ちたい(モテたい)ため】という「動機」があってはじめて王子を誕生させるのです。生まれながらに生粋の王子様という男性は、外国の伝統ある国王クラスでないと存在しないでしょう。

◆“男”という性こそ心身ともに弱く不安定な性である

男性は女性が思うよりもともとは繊細で弱々しい生き物です。もう勘付いている女性も多いのではないでしょうか。男性は“女々しい”のです。実際、男性ホルモンであるテストステロンは、攻撃性が高くとも、ストレスにはとても弱く、勝敗や優劣に関してとても敏感に反応する繊細さがあります。負けて劣位になると途端に分泌が下がり、気分も下がります。

 

なので、男性は恋愛においてもときに女性が「なんでそうなの?!」と、あきれるほど勝ち負けにこだわります。どんな男性でも好きな女性の前では威張っていたいし、優位に立ちたいと思うものなのです。「女性の存在が男性をあえて強くさせている」ということですね。

◆男性をサポートする仕事に就く女性が多いワケ

それでは、ここで思考を切り替え、別の視点から男性という性を考えてみましょう。看護師(ナース)や秘書、事務職など、男性の職をサポートする仕事に就いている女性が多く存在するのは、なぜでしょうか? 女性の職をサポートする仕事が男性にもあっていいようなものですが、よく考えてみてもあまり思い浮かびませんよね? それは、女性の性の特徴として、男性をサポートする能力が女性にあると昔から信じられているからです。

 

高級クラブやキャバクラなど男性の疲れた心を支え、尽くし、その対価分をプロとして報酬をいただく水商売という職業が古くから存在します。そのように女性は男性を心身ともに支えるということが、社会の中でも当たり前のように浸透していますので、違うとはいいきれませんよね。

 

なので、本当に「人に頼りたい」のは、実は男性なのです。私は、男性こそ自分を守ってくれる女性を強く求めている!と分析します。男性は「愛したい=大切にしたい」と思う女性が現れない限り、女性を守る「王子」にはなれないのです。

◆男性が可愛らしくて華奢な女性を望むワケ

そして、女性のためなら「王子」になってもいい!と思いはじめると、今度はオスとしての性質が強く前面に出てくるようになります。今までの気弱さとは対照的に、テストステロンの作用で男らしく猛々しくなり、大切な女性より優位に立ちたいと思う気持ちやリードしたい気持ちも前に出てきやすくなります。

 

男性が可愛くて華奢な女性を望むのは、自分が女らしい女性を前にしてリードできるぞ!というオスの気質を自分で感じることができるからです。男性ホルモンのテストステロンは、オスとして勝つ快感を得るとスカッとした気分爽快な気分になる精神作用があるので、この快感に男性自身が虜になることがあります。女らしい女性を前にして男らしい自分を感じる(勝ちを感じる)ことで“気分がよくなる”から男性は意地でも女性をリードしたがるのです。

 

このように恋する“ときめき”状態のときは、男性も女性からの影響を強く受けます。惹かれ合った男女が恋する恋のステージでは、男性が女性をリードするという形態が主流でしょう。ですが、恋の“ときめき”が冷めるころの互いの絆の強さが試される愛のステージに突入すると、“ときめき”だけでは力不足になります。

◆最終的に男性は「安定と信頼」ある女性からの愛を求める

リードして気分がよくなった男性が、女らしいお気に入りの女性を獲得した!と実感すると、今度は独占し、自分の身近に(配下)に置きたくなるのが通常の感情です。身近とは、安定したところに置きたがるという意味です。女性を身近に置き、幾度となく親しく交流を重ねることで心の絆を深め、互いに相手がなくてはならない存在になって、やっと愛を育める関係になっていきます。

 

ここまでお話しすると、男性がいかに女性を通して自分の弱さを克服し、強い男になろうとしているかがわかると思います。何度もお伝えしますが、【人を愛する】というメンタル的な意味では、男性のほうが女性に「期待し、頼っている」ところは大きいのです。ロマンティストなんですね。また、女性もそんな男性からの頼りを受け入れきれる女性ならではの女らしい機能が備わっています。

 

私がよく取材でも聞かれる「男性から愛される女性」とは、今までお話ししてきた男性の弱さや強さを熟知している女性といえます。男性から大切にされたい(愛されたい)のなら、自分という商品の外見だけを美しく磨くだけで、男性の弱い性質を無視して頼ってばかりではダメだということですね。男性を心身ともに受け入れられる“女らしい機能”を、わかったつもりでいないで、しっかりとどう作用するか?どう効き目があるのか?自覚することが大切です。

 

男性のほんとうの弱さを理解した上で大きく包み込める心の器(包容力)を磨くことが、男性が愛してやまない魅力的な女性になる近道といえるでしょう。

2015.10.05掲載

連載 包容力のある女性は恋で無敵!

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    ライタープロフィール

    荒牧佳代

    あらまき かよ

    恋愛科学研究所 所長。
    株式会社Kスタジオ 代表取締役。
    恋愛科学カウンセラー。医療アナリスト。ビジュアルデザイナー。
    脳内ホルモンと個人の性格や行動を関連させ、恋愛、結婚、会社経営など、さまざまなテーマを分析。コラム執筆、セミナーなどを行う。
    『荒牧佳代オフィシャルブログ』

    http://ameblo.jp/yumacute/

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