婚活パーティで視線が集中! 淑女の優雅な立ち居振る舞い

前回は、カジュアルなレストランでの食事マナーをお伝えしました。
今回は、恋人を自宅へ招くおもてなしのコツや恋人の部屋での気くばりなど、居心地よく過ごすための「お家デート」のマナーをご紹介します。
恋人のお家へのはじめての訪問、ドキドキしますね。緊張し過ぎて、ぎこちなくならないためにも、まずは玄関から部屋までの振る舞いのマナーを確認しておきましょう。
ポイントは、恋人の部屋だということを過度に意識せず、どのお家を訪問する際でも気遣うべきことを気遣う、ということです。
招く側の心得としては、とにかく室内全体をキレイにしておくことです。
玄関に限らず、リビング・ダイニング、トイレなど。無理に凝った飾りをする必要はありませんが、最低限、心地よく過ごせるための掃除をしておきましょう。
掃除をしたら、一度、部屋を見まわしてください。
前恋人など、異性をイメージさせるものはありませんか? ここが意外と盲点です。
はじめてのお家デート、やましいことは何もないはずですが、あらぬ誤解を与えてしまわないように。特に女性は、敏感です。「何で、これがここにあるんだろう?」と不安な気持ちにさせるものがないか、チェックをしておいてくださいね。
玄関は、靴を出しっぱなしにせず、なるべく全てシューズボックスにしまっておきましょう。
玄関は、最初に目につく顔といえる場所ですので、いい香りが漂うよう、お香やアロマオイルを焚いておくと好印象ですよ。
招かれる側は、羽織ってきたコートなどがあれば、玄関に入る前に脱いでおきましょう。元々、コートには「塵や雨をよけるための着衣」という意味もあります。外のチリや花粉を、部屋に持ち込まないように気をつけてくださいね。
脱いだ靴はそろえて、玄関の隅に置きます。
脱いだコートは、招く側が預かって、ハンガーにかけてあげるようにします。
ここからは、部屋に入ってからのマナーです。
招いた側は、相手の緊張をほぐしてあげることを心がけてください。
「こちらにどうぞ」と席を用意したり「荷物はここに置いちゃっていいからね」と声をかけたり。相手が「はじめての部屋でどうしていいかわからない」という、とまどいを見せる前に、笑顔で声かけをして、リラックスさせてあげましょう。
会話を楽しむため、テレビのスイッチはオフにしておいたほうが良いでしょう。
心地よい音楽をかけておけば、ふと会話が途切れたときにもシーンとならず、自然な雰囲気に。音楽は、スローなテンポの曲がおすすめです。
招かれた側は、それとなくお部屋をほめるといいですね。
たとえば、ステキな絵が飾ってあるとか、イスの座り心地がいいとか、「いいな、ステキだな」と思ったことを、言葉にして伝えましょう。
何かこだわりがあって置いているものかもしれませんし、自分へのおもてなしのために飾ってくれたものかもしれません。そこから話題が広がり、楽しい雰囲気になるはずです。
とはいえ、じろじろと部屋の中を見まわしたり、いきなり家宅捜索のようにお部屋の間取りをチェックしたりするのはNGです。あくまで自然に、目についたものをほめましょう。
まずは、部屋でお茶などを飲んでひと息、というときに、招かれた側が言いがちな残念フレーズがあります。
「お茶をいれるね。コーヒーと紅茶、どっちがいい?」と聞かれたとき。
遠慮のつもりで「あ、どっちでも……」なんて、言っていませんか?
せっかくのおもてなしに対し、「どちらでもいい」という返事は良くありませんね。
「じゃあ、コーヒーをお願いしようかな」など、はっきり伝えてあげたほうが、相手は迷わずにすむのです。
また、「コーヒーでいいよ」という言い方にも注意してください。
「○○でいい」という言葉には、「最善ではないけど、仕方なくそれを選ぶ」といった意味がこめられるので、普段のデートでも気をつけたいものです。
「今日はどこに行く?」「映画でいいかなー」なんて、言わないようにしましょうね。
「お家ごはんデート」であれば、ドリンクやスイーツ、おつまみになるものを買っていくのが定番ですが、ここでもひと工夫を。
相手が女性であれば、必ず喜ばれるのが「お花」です。女性にとってお花をいただくということは、どんなときでも、とてもうれしいものです。
生花には、お部屋の雰囲気を良くする浄化のエネルギーがあるとも言われています。
食事をするとき、すぐにテーブルに飾れるような、ミニブーケがおすすめです。
また、ちょっと気のきいた手土産として「工芸茶」と呼ばれる中国茶があるのをご存じでしょうか?
このお茶、乾燥した状態では、小さな毬(まり)のような形をしています。この丸いかたまりにお湯を注ぐと、みるみるうちに茶葉が広がり、なんと中からお花が咲くのです。
透明なティーポッドに注げば、水中花としても楽しめます。女性はこんなサプライズが大好き。喜ばれること、間違いなしです。
男性への手土産の場合、品物そのものよりも、気持ちのこめ方に心を動かされます。
たとえば、自分ではわざわざ買わない食べ物、ちょっと上質な素材にこだわって作られたお豆腐であるとか、あるいは、シンプルに彼の好物などを用意するのがおすすめです。
彼に渡すとき、「おいしいって評判だったから、2人で食べたかったの」とか「前に、好きだって言ってたから」など、さりげなく相手を思う言葉を添えるとさらに良いですね。
また、意外なことに、女性好みのかわいらしいスイーツなども、「食べてみたいけど、自分で買いにいくのはちょっと恥ずかしい」という理由で喜ばれるようです。
さて、お家デートのマナーは、いかがでしたでしょうか?
招いた側にとっていちばんうれしいことは、相手がリラックスして過ごしてくれることです。気遣うところは気遣いながらも、和やかな時間を楽しんでくださいね。
次回は、「婚活パーティでのマナー」についてお伝えします。
婚活パーティで視線が集中! 淑女の優雅な立ち居振る舞い
もしも、クリスマスパーティーで、イケメン二人組に声をかけられたいなら
「趣味」でつながる出会いに、彼氏をつくるチャンスあり!?
初デートを「映画鑑賞」にしてはいけない3つのワケ
告白を急いではいけない! 知っておくべき「交際OK」までの2ステージ
【婚活パーティー体験談】「パーティー名刺」の使い方を間違えて赤面!?
お酒を飲めない女性を気づかう食事デートのヒント2つ
金欠のときでも、女性にデート代を負担させてはいけないたった1つの理由
婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション
男性に愛される、聞き上手女子の会話術
男性は質問されることが嫌い!?圧を感じさせる質問3つ