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身辺断捨離で人生の棚卸しを決行ダ!

身辺断捨離で人生の棚卸しを決行ダ!

かわいさ余って恋敵多し!? アラフォー「婚活」備忘録【第6回】

部屋のスペースにゆとりができると、心にもゆとりが生まれる。これは本当です。私はモノの整理をしたら本当に必要なことが見え、主人と出会って一緒に暮らすようになりました。

◆オシャレのため、モノがどんどん増えたけど……

私の実家は埼玉です。学生のころは「ださいたま」と嘲笑されることが度々ありましたので、東京に住むことに憧れ、いつか実家を出ようと心に決めていました。

東京のオシャレな街に住んで、オシャレな洋服でお出かけっ♪ オシャレな遊びをすれば「誰にもダサイっていわれないはずっ!」。夢をかなえるために仕事を頑張ってお金を貯めて、オシャレだろうと思われるモノを獲得していきました。背伸びをしたことで成長につながった部分もありますが、自分がわかっていなかったのでいらないモノも家にあふれてしまいました。また、雑誌を見て流行をチェックしては、一目ぼれをして洋服を買っていたように、同様の感覚でいくつかの恋も経験してきました。その結果、洋服の系統が定まらず散在したように、八方美人で散漫になった私は唯一の存在を手にすることはなかったのです。「モテそうだよね」と言われることはあっても……。もしかして「モノ多そうだよね」の聞き間違いだったのかな??

◆スペースにも心にも余裕があった方が断然有利

 

マガジンハウスから2009年に発売された、やましたひでこさん著書の『新・片づけ術 「断捨離」』は2010年の流行語にも選ばれ、空前のブームとなりましたね。戦後の高度経済成長の恩恵を受けた結果、豊かさと繁栄の象徴として“持ち物を増やすことが良いことである”といったこれまでのモノがない時代から続いた概念を覆すほど、現代の日本人に衝撃を与えました。断捨離については、メディアでもずいぶん取り上げられてきたので本を読んでいない人も「不要なモノを断ち捨てることでモノへの執着から解放される」ことであるのはご存じだと思います。身軽で快適な生き方を提案する処世術に触れて、私もあるとき目が覚めました。膨大なモノにとらわれて知らず知らずのうちに重荷を背負って生きるよりも、楽に生きられることに気が付いたのです。

私は、引っ越しの度に賃貸物件のクローゼットや収納の多さを重要視してお部屋選びをしていました。でも、36歳独身最後の引っ越しの際、結婚を意識してモノを物理的に減らすために、それまで住んでいた部屋よりもずっと狭い部屋に期間限定で住むことにしました。

結果から言ってしまうと、3年ぐらいかけてモノを整理した末に今の主人と一緒に暮らすことになりました。3年前の状態を維持していたとしたら、きっと未だに独身一人暮らしを続けていたのではないかと思います。

私の実家からの独立生活は、完全な一人住まいよりも、誰かと一緒に住んでいた時期が長かったので、断捨離しなければならなかったモノは大きくわけると2つ。

7割が「身に着けて装うためのモノ」、3割が「趣味のモノ(道具)」です。

「家」は寝に帰るところという認識だったので、お家ライフを楽しむというよりも、都内で家賃を払って借りていたクローゼットのようなスペースという感覚がありました。ある意味私は、家の中に存在していないも同然。全く家庭的ではないことを部屋が実証していたわけです。

独身の頃を振り返ると、恋人として一時楽しく過ごすには良かったとしても、一緒に家庭で過ごしていく結婚相手として合格点をもらえない理由は、スペースと心の余裕の無さからきていたことを痛感しました。私の場合、モノの処分と一緒に思考の処分を何段階かにわけてしてきました。結婚を真剣に考えているのに特定のパートナーが出来ない場合、ご自分の持ち物を1/2以下に減らしてみてください。いつでもパートナーを迎えられるように、スペースと心の余裕をつくってみるのをぜひ試していただきたいです。引っ越しなどで、人生に変化をつけると必要に迫られて必要ないものを手放すきっかけができると思いますよ。

私の担当だった婚活エージェントの方が教えてくださったジンクスの1つに、「一人暮らしをしている人は、すべてを引き払って実家に帰った後にパートナーが見つかる」ことがあるそうです。偶然ですが、私もそのジンクスに当てはまっている一人でした。

狭い部屋で荷物を減らした後、数か月間実家に出戻り、その後主人のいる仙台に引っ越したのですから。

◆部屋は恥部を映す鏡

小学生の頃、担任の先生が家にやってくる家庭訪問ってありましたよね。

家は家主の人となりをよく表しているから、玄関先やリビングを見ただけでかなり人柄や性質の判断材料になります。一人暮らしをすると一人の人間の趣味趣向が空間として目に見えるので、私も親しいお友だちの家に招かれるのが大好きです。

遊びに行った後にはその人をより深く知ることができ、さらに良好な関係を築くことができたと思います。「ラルフローレン系コンサバ思考できれい好きね」とか「モノトーンでシックなセンスだけど、家が埃っぽいから忙しくてほとんど家にいないのね」など、相手をよく知ることで、お誕生日などギフトを贈る際に喜んでもらえるモノを選べたりネ。どんなに外見や振る舞いを繕っていても、家を見れば一目瞭然。恋人候補を恋人に昇格させる前に、できれば実行しておきたいのが玄関先の家庭訪問。理想は、訪問するのもされるのも両方実行してから恋人の関係になれるといいですね。女性の場合は、重い荷物を玄関まで運んでもらったり、送り迎えしてもらったり。いつ恋人候補に訪問してもらっても問題ないように、お部屋を整えるモチベーションもあがりますもの♪

◆後書き

女性の生き方が多様化してきているので、嫁に行くもよし、婿をもらうのもよし、一人で生きるのもよし。生き方に正解なんて無いし、不正解も無い。けれども嫁に行きたいなら、別の人の人生に入っていくことになるんだということを理解する必要があると思います。人生を共有するってことは、モノもスペースも共有するってこと。結婚して新しい生活をスタートする前までに、2人で使えなさそうなモノは手放しておいた方が結婚式の準備や新居の引っ越し準備で忙しいときにめんどうが重ならなくて良いと思います。さらに子どもが生まれることになったら、またモノが増えることになりますもんネ。トキメクモノに囲まれていれば、魅力も自然にUPするはずっ☆

 

 

続く

連載 結婚観

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    ライタープロフィール

    堀切由美子

    ほりきり ゆみこ
    1975年生まれ。仙台市在住のアラフォー主婦。
    学生時代は、ファッション誌の読者モデルとして活躍し、日本テレビ『恋のから騒ぎ』(11期生)にも出演。
    30代後半からの婚活で運命のパートナーと出会い、2014年1月に結婚。現在は、アメブロ『Ameba GGゴールドメンバー』、『Ameba Meister ブロガー』として、日々の出来事をブログでつづっている。
    『グラニータのブログ ~堀切由美子のファッション・ビューティー・パーティー メモ~』

    http://ameblo.jp/guranita

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