婚活パーティで視線が集中! 淑女の優雅な立ち居振る舞い

40代男性の恋愛観や女性に求めることは何?
40代・独身男性の本音を探るため、今回は、杉本もよたさん(仮名・41歳・グラフィックデザイナー・彼女あり)にインタビューしてみた。
◇もよたさんの今の恋愛観を教えてもらえますか?
「ぼくの場合、だんだん乙女化してきているんです。女子が言うような言葉で“好きだよ”“会いたい”とか恥ずかしげもなく言えちゃうようになって……」
◇そうなったきっかけは?
「一回言うようになったら、言うことに慣れてきちゃって、いくらでも言えちゃう。アラフォーになると涙腺が緩くなるじゃないですか。それと似ている感覚な気がします。感情が出やすくなったのかな」
◇他にも昔と変わったことはありますか?
「いいことも悪いことも、過去の経験から比べてしまうようになってしまった。こういうこと自体、いいことじゃないんだけど……。
たとえば、彼女がシャワーを浴びているときに〈今の子はこうなんだ、前の子はこうだったな。ああいうとこよかったなぁ〉なんて。昔はこんなこと思わなかった」
◇感情が出やすくなっているのに、冷静にみることができるんですか?
「昔はあまり考える余裕がなかったのかな」
◇もよたさんの「タイプの女性」は若い時と比べて変わりましたか?
「やっぱり、ありがちだけど、気遣いができる女性には弱いな。それと、会話が上手な人に憧れるし、褒め方が上手い人にも惹かれるかな。若い時はそういうとこまで目に入らなかった。
それと、女性から少しでも思わせぶりな態度をされると反応しちゃう! 男ってアホだから、これはいくつになっても関係ないよ(笑)」
◇今だから相手に求める付き合い方は?
「縛られたくないから、自由にさせてくれると嬉しい。
ぼくの経験上だけど、多少距離がある方がうまくいくんじゃないかな。心は繋がっているけど、行動は尊重するってこと、これからは必要だと思う。
40歳を過ぎた独身の男って、一人の時間が好きだから(笑)」
◇女性に求めるものは?
「ぼくの彼女がってわけじゃないんだけど、女の子は人に愛されてほしい。
同世代の女性を見ると、子どもがいるとかいないとかより、愛されているかいないかのほうが、その人がいい雰囲気かどうかに影響している気がする」
◇結婚は考えていますか?
「少し考えたこともあったんだけど、相手の“好き”って気持ちが重く感じられると、ぼくは“結婚”しようかなって気持ちが萎えてきちゃうし、付き合い自体続かなくなる。
とはいえ、この年になったからそろそろ結婚しないと、選択肢が狭くなってくるぞっていう強迫観念はあるんだけど。
それと、ここまで独身だと、結婚に不安を感じることがある」
◇その不安とは?
「けっこうたくさんありますよ(笑)
まず“経済力”とか求められるときつい。相手が経済的にしっかりしていると、とてもありがたいんだけど、よく周りの既婚者から、自分の趣味に使うお金を削らなくちゃいけない、とか聞くもので。
あと、相手の片づけの仕方とかも気になる。ぼく、片づけるのが好きなんで、彼女が家に来たとき、何もしてほしくないんですよね。ゆっくりしていてほしい」
◇女性としては、超ありがたい気がしますが
「けど、それはゲストだから。実際一緒に住んだら超気になりますね、掃除の仕方。
それと、あまり怒らない女性がいいな。毎日家に帰って、不機嫌な顔でいられたら、家に帰りたくなくなってしまいそう」
◇一緒に住んだことはありますか?
「あります。一年くらいかな。最近気づいたことなんだけど、ぼく、彼女とずっと一緒にいるのって苦手なのかな。基本、人嫌いなのかもしれない。
こんなこと言ったら女性に嫌われるかもしれないけど、別居婚ってありだと思う」
◇今後、恋はしたいですか? どんな恋がしたいですか?
「もちろん恋したいです!
多分、今、あまりいい恋をしていないから、真逆な感じがいいな。安定して穏やかで幸せな恋がしたい」
◇次に付き合うとしたら、気をつけたいと思っていることはありますか?
「もし、険悪な状態になったり、ケンカをしたら、極力会わないようにする。すぐ結論を出さずに時間を置きたい。前の彼女は、キレるとぼくの話を聞いてくれなくって、責められているような気分になった。ムカついて“もういいよ”って言って、別れちゃったんだ。今は後悔してる。自分の気持ちを整理する時間は、必要だと思う」
もよたさんのインタビュー中、わたしは「まったく、好き勝手言って!」なんて、ちょっとムカッとしながら聞いていたのですか、途中から「この人はもしかしたら、すっごい繊細なのかもしれないな」と思うようになった。答えている内容はしっかりしているんだけど、言葉の端々に出る間や、表情にどこか迷いを感じた。
わかってはいたけど、男性は、本心を出してくるのに、女性より時間がかかるんだなと改めて実感した。
少々時間がかかっても、もっと男性の本心や迷いに迫っていこう!
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