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出会いを逃さないために気をつけることは?

出会いを逃さないために気をつけることは?

「シングルマザー」の恋レッスン【第4回】

子どものために再婚を考えるシングルマザーは多くいると思います。

今回は、私が出会ったシングルマザーの方で、「この人は、ちょっと再婚するのは難しいかもしれないな」と感じたエピソード2つをお伝えします。

■「美容にあまり気を使わない」シングルマザーの話

 

再婚を考えているので、誰かいい人を紹介して欲しい。

そんな千佳さん(仮名)は30歳で、6歳の女の子のお子さんを持つシングルマザーです。

 

はじめて千佳さんにお会いしたとき、少し気になったのは容姿です。

女性は、産後に体形が崩れやすくなると言われています。美意識の高いお母さん達は、産後の体型の崩れを少しでも食い止めようとエクササイズをしたり、食事に気を使ったり、子育てに追われながらも「女」であることを忘れないでいたい、と努力します。

 

ご主人がいる安心感から、美容に手を抜いてしまう方もいますが、それは夫婦の中で折り合いがついていれば良いのかなとも思います。

しかしながら千佳さんは、ご主人と別れてからも、あまり自分の身なりに気を配ることがなかったようで、肥満体形になってしまっていました。

お子さんには可愛らしい洋服を着せてあげていましたが、ご自身はノーメイクでゆるゆるのスウェットのようなお洋服。

お話を聞いたときも、カフェで大きなパフェを注文し、美味しそうに食べていました。

 

■シングルマザーだからこそ最低限の美意識を

 

千佳さんはとても素敵な方です。

お料理も上手で、家事が大好きという家庭的な方。

もちろんそこは魅力ですし、家事が苦手な私としては、女性らしいなぁと見習うところが多かったのですが、再婚を考えている千佳さんに、私が最初にお伝えしたのは、次の言葉でした。

 

「まず、見た目を整えましょう」

 

“人は見た目じゃない”と言われますが、婚活の出会いの場で、男性から選ばれるためには、やはり見た目も大切です。

 

シングルマザーに限りませんが、自分の内面の素敵な部分に気づいてもらうために、まずは見た目を整えるということに意識を向けてほしいのです。

 

高価な洋服を買ったり、ヒールの高い靴を履かなくてはいけないということではなく、「自分を可愛くする」ための努力をしてほしいのです。

 

「母の自分」と「女の自分」は役割が違うのですから、男性と向き合っていくための「女の自分」を磨くことが大切です。

 

そして、千佳さんはダイエットを決意し、ファスティングを取り入れました。

少しスリムになると、美意識が戻ってきたようで、メイクやファッションにも興味がわくようになってきたとのこと。 

私は、よい男性との出会いも近いのではないかなと思いました。

 

■「男性とうまく話せない」シングルマザーの話

 

次は、別の女性のエピソードです。

 

美紀さん(仮名)は2人の女の子のお子さんを持つシングルマザー。

実のお父様は他界されており、お母さん、子どもたちと4人暮らしをしています。

 

家庭だけではなく、職場も女性ばかりで、普段は男性と話すことがほとんどないのだとか。

そんな美紀さんは、子ども達の将来を考えて再婚を意識しはじめ、婚活パーティへの参加を考えるようになったそうです。

 

でも、男性との会話に慣れていないので、どうしたらいいのか分からない。

1人では自信がないからと、シングルマザーが子連れで参加できる婚活パーティに参加することにしました。

 

パーティ当日、上の娘さんと出かけた美紀さん。

会場には子どもと遊んでくれるスタッフさんがおり、その間にお母さんが男性と交流できるように配慮されていたのですが、結局、美紀さんは、娘さんが心配だという理由で預けず、娘さんの面倒をずっとみていました。

 

中には、「お子さん可愛いですね」と話しかけてくれた男性もいたのですが、美紀さんがあまりにも娘さんに手をかけているので、そのうち他の女性のところに行ってしまいました。

 

パーティが終わって、美紀さんは、「いい人がいませんでした」と言っていたのですが、私からすると美紀さんは、目の前にきた出会いのチャンスを逃しているように思いました。

 

■「子ども好きな男性」との出会いはチャンス

 

美紀さんは、「誰が結婚したがっているのか?」ということに立ち戻って考える必要があると思いました。

お母さんでしょうか? 娘さんでしょうか?

結婚したいと思っているのは美紀さん自身です。

でも、自信がない。

男性に選ばれないかもしれない。

相手にされないかもしれない。

そんな想いがあるがゆえに、子どもに逃げてしまっているのです。

 

子どもが好きな男性は、声をかけてくれたりします。

そのときに、子どもを交えながら自然に会話をすればいいのです。

 

子どもを堂々と連れて行けるシングルマザーのための婚活パーティは、なかなかありません。その中で、自分にでも子どもにでも興味を持ってくれた人との貴重な時間や縁を大切にしてほしいのです。 

 

でも、もし本気で再婚を考えて婚活をするのであれば、美紀さんは次は1人でパーティに参加してみたほうがいいと思います。 

自信がないのは、経験がないから。 

男性と話すことや、男性と同じ空間で過ごすことに、少しずつでも慣れていくことが必要だと思うのです。

 

母は、子どもが近くにいると「母」になります。

これは、ごくごく当たり前のことですが、「母の自分」は「いつもの自分」なので、楽なのです。

でも、婚活のときに見せて欲しいのは「女の自分」。

 

最初は恥ずかしくて、照れくさいかもしれませんが、1人の女性として男性と向き合う勇気を持って欲しいなと思います。

 

連載 結婚観

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    ライタープロフィール

    吉村みか

    よしむら みか

    一般社団法人家族大学 学長。
    実家は教会、父親は牧師という環境に育ち、結婚する多くのカップルが「婚前教育」を受けた上で幸せな結婚生活のスタートをきる現場に立ち会ってきた。その経験を生かし、婚活世代の女性に向けた「女学(じょがく)」セミナーを開催。
    また、『クラブチャティオ』では「婚活ジェンヌ」の愛称で親しまれている。著書に『MY GIFT かっこいい大人になる!』(丸善出版)。

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