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女性に多い「ダラダラ話」を「楽しい話」に変える簡単なコツ

女性に多い「ダラダラ話」を「楽しい話」に変える簡単なコツ

男性の心をガッチリつかむ! 「話し方」美人レッスン【第14回】

大好きな彼に思っていることを伝えたくて、ついダラダラと長話をしてしまう…。そんな女性は多いのでは? 会話の内容を整理する、ちょっとしたコツを実践すれば、相手の心をつかめます。

■女性の長話は、男性にとって迷惑!?

しゃべりだすと、弾みがつくようにしゃべって、止まらなくなる女性をよく見かけます。

「自分でもわかっているんですが、しゃべりだすと長くなっちゃうんです」

とのこと。

ダラダラと長い話は、自分はよくても、相手の男性にとっては「困りもの」。そのうち、彼に嫌われるというはめになりかねません。

早いうちにダラダラ話を改善するコツを知って、お互い楽しい時間が過ごせるようにしましょう。

■なぜ、女性のおしゃべりは長くなるの?

よく言われるのは、女性の脳は男性よりも右脳と左脳の連携が良く、次々と言葉が出てくるので、

「おしゃべりが好き」で「しゃべりすぎる」

のだそうです。

一方、男性は右脳と左脳の連携が女性と比べて鈍いため、口が重く、言葉のエンジンがかかりにくいとか。

 

それと、女性は相手のことを心配して、あれこれ言ってしまうというのも、原因のひとつだと思います。

例えば、付き合いはじめて半年になるカップルがいるとします。

彼女は、彼のことが大好きで何かと気になり、デートのときにマスクをかけてきたりすると、

「大丈夫?」

「熱はあるの?」

「喉は痛くないの?」

などと、次々に声をかけ、

「今日はお酒、飲まないようにしようね」

と、言ったりして、彼は、

「わかってるから、放っといてくれないかな。風邪ぐらい、どうってことないよ」

と、不機嫌になったりします。

「心配だから言っているのに」

と彼女は思い、彼は、

「心配だったら黙っていてほしい」

と、うるさがるのです。かといって黙っているだけでは物足りません。

 

では、しゃべりすぎてしまう原因がわかったところで、ダラダラ話を改善するコツを考えてみましょう。

■何が言いたいか、話す前に考える

話がまとまらない、とりとめなくしゃべってしまうのは、しゃべり出す前に、何を話すかを考えておかないからです。

何か話したいことが浮かんでくると、浮かぶままにしゃべり出す。この傾向にストップをかけるには〈さて、何を話すか〉と、立ち止まって考える習慣をつけることです。

「私が○○君に言いたいことは、人がよすぎるってことなの。この前も、有休をとるって言ったのに、上司から『大事な取引先との打ち合わせだから休まないで』とか言われて。上司に悪いから、なんて言ってとらなかったじゃない。なんか都合よく使われているんじゃないの? 私の会社だったら、そんなことありえない。だって……」

などなど、言いたいことが出てきて止まらなくなります。

考えてみると、もともとは「彼の人のよいところ」が好きだった、つまり本当に言いたいことは、

「そういうあなたが好きだから心配しているよ」

なのです。相手のことを思いやる彼の長所に的が絞られて、話が引き締まってきます。

■一時に一事と決めて話す

男性は、「~しながら」が苦手です。テレビを見ているときに話しかけられても、ちゃんと答えることができません。

ところが、女性はテレビを見ながら、携帯でメールをしながら、思ったことをよくしゃべります。ひとつのことを話しているかと思うと、すぐに他のことが頭に浮かんできて、

「そういえば、年末宝くじが当たった人がいてね、けど、30万円だって。でも、すごいよね。私、くじ運が悪くってね」

と、ここで一区切りすればよいのですが、つい「でも私、ビンゴは強いの。この前も……」と、別の話になっていきます。

そんな彼女に彼は、

〈同時にあれもこれも話さないでほしい〉

と、心の中で願い、

〈話、長いな〉

と、次第にイラついてくるのです。

男性はたいていの場合、最初に話した彼女の話について考えているものです。

話がいろいろ飛んで長話になる前に、

「一時に一事」

を心がけるのが一番大事なこと。

話したいことを絞って、次の話を持ち出すようにしましょう。

■楽しい話に変えるコツは?

「ダラダラ話」を「楽しい話」に変えるコツが今回のテーマです。

しゃべること自体がダメなのではありません。中には、よくしゃべるのですが、いかにも楽しそうで、聞いていてこちらも楽しくなる人がいます。

そのような人の話は、感情表現が明確に入っています。

「この前、仕事で山梨県の甲斐市ってとこまで出張に行ったの。中央線で甲府駅を過ぎて2分くらい、ふと見たら、真っ白な雪が積もった富士山が見えたの。あまりに綺麗なんで感動しちゃった。あなたに見せたかった。すごかったんだから」

「そんなに綺麗だったの?」

「うん。雲ひとつない青空だったから、超きわだってたよ」

「たまに僕も新幹線で見るけど、確かに天気によって見え方が違うよね」

「見せたかった!」

「見たくなったよ」

感情のこもった話は、表情がイキイキして、声が弾んでいます。つい引き込まれてしまいます。その上、何が言いたいかはっきりしているので、言葉が明確です。

 

同じおしゃべりでも、長く感じないのは、

【1】話の運びが早い

「山が見えた」「綺麗だった」「感動した」トントンと話が運びます。反対に「それで」「だから」「つまり」と、繰り返しが多いとダラダラして聞こえます。

 

【2】すぐに本題に入り、寄り道をしない

「遠いから行きたくなかったんだけど」「一緒の上司がおしゃべりで」など、前置きが長く、本題に入るのに時間がかかると趣旨がわかりづらく感じます。

 

【3】話の中に相手を加える

「あなたはどう思う?」「あなたに見せたかった」の一言で、彼にとって会話がぐっと身近なものに感じられます。

■まとめの一言をつける

自分の経験や他から聞いた話にしろ、しゃべった後に締めくくりの言葉がないと、彼は

「それがどうしたの」

「どうしたのって、それだけよ。別に、どうとも……」

「キミの話はいつもそうなんだ。結論がないんだよな」

なんてことになることもあります。

「私、怖いなって思った」

でもいいし、

「やっぱり確認って大事だなって、考えさせられた」

などという、ちょっとした一言でいいですから、区切りの一言を言う習慣をつけておくことです。その一言が意外に印象に残って、次に会ったとき、

「この前、こんなこと言ってたよな。それで、オレもちょっと考えたんだよ」

このような会話があったと話してくれた女性がいました。

 

このように、ちょっとしたコツをつかむだけで楽しい会話になります。ぜひ実行してみてください。

 

連載 男性の心をガッチリつかむ!「話し方」美人レッスン

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    ライタープロフィール

    福田健

    ふくだ だけし

    株式会社話し方研究所 会長。
    1961年中央大学法学部卒業後、大和運輸(現・ヤマト運輸)入社。1967年、言論科学研究所理事を経て、1983年に話し方研究所を設立。社団法人話し方能力向上協会 代表理事。
    従来のコミュニケーションの取り方が通用しなくなりつつある現代、年齢や価値観の相違がある人などとのコミュニケーションの取り方について研究している。
    著書に、『女性は「話し方」で9割変わる』 (経済界)など多数。

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