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相手が喜んで答えたくなる「良い質問」

相手が喜んで答えたくなる「良い質問」

男性の心をガッチリつかむ! 「話し方」美人レッスン【第4回】

「食べ物の好き嫌い、趣味など、彼のことをもっと深く知りたい」なら、質問の仕方をひと工夫すればOK。

話し方美人の質問方法をチェックしましょう!

■彼への「良い質問」・「悪い質問」って?

前回まで、恋活・婚活での第一印象を良くする方法をお伝えしました。

さあ、これからが本番です。あなたが何より知りたいのは「彼はどんな人なのか?」でしょう。それには、質問して相手に話してもらうのが一番の方法です。とはいえ、

「緊張して質問が浮かんでこない」

「質問しても彼は答えてくれるかな」

など、質問の仕方について、戸惑う人は少なくないでしょう。

なんでも質問すれば良いというものでもありません。どうすれば「良い質問」ができるか、一緒に考えてみましょう。

■矢継ぎ早の質問・決めつける質問はNG

相手を責め立て、質問の矢を放って攻撃することを目的とするのは、「矢継ぎ早」の質問といえます。

ここでは、話してもらって相手のことを知るためのきっかけに「質問」をするのです。

第一に、相手が警戒するような質問はダメな質問です。

 

A子さんの失敗談です。初対面の彼がにこやかに見えたので、

「何かいいことあったんですか?」

と、質問したところ、相手は驚いて、

「いいえ、これといって別に……。どうしてそう思うんですか?」

と聞き返されたそうです。

「楽しそうにされていたので」

「あなたは楽しくないんですか」

2人とも、すっかり気まずくなって、

「大失敗でした」

と、A子さん。

質問される側も緊張します。相手があなたを気に入っていれば、なおのこと緊張が強くなり、答えに迷います。その結果、自分でも不本意な答え方をしてしまうのです。

そこで質問を変えてみます。

「明るい表情をされていますね。よく、そう言われませんか」

「確かに、言われることがあります。営業の仕事をしていて、人と接する機会が多いからだと思います」

「そうですか」

「でも、今日はすごく緊張してます」

「私も、緊張しています」

お互い、気持ちが共感できて、次の話がしやすくなります。

いきなり、決めつけるような質問をすれば、相手は戸惑い、答えに困ります。

相手を観察して感じたことを、素直に質問すると良いでしょう。

■自分の興味を押しつけてはいけない

女性同士が集まると、よく話題に出るのが血液型や占いの話です。でも、男性は女性ほど興味を持っていません。ですから、

「血液型は何型ですか」

という質問は「A型です」とか「O型です」とかの答えに止まって、話は先に進まないのです。自分の興味でなく、相手の興味は何かを考えることです。そこに的を絞った質問ができれば、相手も答えやすくなるでしょう。

「よく、右脳型とか左脳型とか言いますね」

「それなら、ぼくは左脳派ですね。理屈っぽいし、友人に脳について詳しい奴がいるんですよ。彼に言わせると……」

最初から限定した質問をしないで、さり気なく問いかけて、興味・関心のありかを探るのです。

■二者択一の質問をすると答えやすい

ある時、

「好きな食べ物はなんですか?」

と、聞かれたことがあります。突然だったので、答えに困りました。

「うーん、たくさんあって答えられません」

すると、その人は、

「和食系ですか、それとも洋食のほうですか」

最初から、こんなふうに質問してくれれば答えやすかったのにと思いました。

相手の男性に対しても、

「今日の気分は洋食ですか、それとも和食の気分ですか」

「お昼、刺身定食だったから、もし選ぶなら洋食がいいかな」

「洋食の美味しいお店、私、結構知っていますよ」

というように聞いてみてもいいですね。

 

余談ですが、日曜日の夕方の夫婦の間で

「あなた、今夜、何が食べたい?」

「うまい物が食べたい」

「それじゃ、わからないでしょう」

こんな場合でも、

「今夜だけど、お魚とお肉、どっちが食べたい?」

と、二者択一の質問にしたらどうでしょう。

婚活の相手なら、他に、

「朝食はパン派ですか、それともごはん派?」

「コーヒーはブラック派? 砂糖・ミルク入り派ですか?」

などという質問の仕方もありますね。

■趣味についての上手な質問

「趣味は何ですか」

これだけでは、「音楽です」とか「スポーツ観戦です」とか、で終わってしまいます。

趣味について質問するのは、あまりに定番すぎるからやめたほうが良い、と言う人もいます。でも、趣味についての質問は、上手にすれば、相手を知るきっかけがつかめるものです。

例えば、相手の答えが「読書です」であれば、まず、範囲を絞る質問をします。

「どんな本を読むんですか」

「ぼくは、もっぱら推理小説です」

「東野圭吾さんとかですか」

「どちらかというと、海外ミステリーに興味があって、そっちのほうがたくさん読みました」

次に、「その趣味にハマったきっかけ」について、質問してみます。

「いつごろから海外ミステリーを読むようになったんですか」

「実は叔父が出版社に勤めていて、高校生の頃に、すすめられて読みだしたのが最初でしたね。大学に行ってから、海外ミステリーが好きな友だち何人かと、会を作って回し読みをしたり。いまでも、彼らとは年に3回くらい集まっているんですよ」

さらに、質問は、

「作家は誰が良いのか」

「初心者は何から読めばよいか」

などでもよく、具体的に教えてもらいます。その答えから彼を知る手がかりを得られるでしょう。また、以後の雑談にも役立つかもしれません。

■相手が無意識にやっていることを質問する

相手に関心があれば、その人のことをよく観察してみます。すると、その彼が意識しないでやっていることに、目が向きます。そのことを質問してみるのです。

例えば……

「あの、今日はなんで青いネクタイをしてきたんですか」

相手にすれば、特に意識していたわけではないので、質問されて、改めて〈どうしてなんだろう〉と考えます。

「あまり意識してなかったけど、青いネクタイって気分だったんですかね」

相手は自分について考えるようになり、考えたことを話してくれるかもしれません。

「いつもと違った気分のときは、青とか、明るい色のネクタイやシャツを選ぶことがありますね」

質問の仕方を考え、工夫することで、本当の彼の姿を垣間見ることができるのです。

 

連載 男性の心をガッチリつかむ!「話し方」美人レッスン

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    ライタープロフィール

    福田健

    ふくだ だけし

    株式会社話し方研究所 会長。
    1961年中央大学法学部卒業後、大和運輸(現・ヤマト運輸)入社。1967年、言論科学研究所理事を経て、1983年に話し方研究所を設立。社団法人話し方能力向上協会 代表理事。
    従来のコミュニケーションの取り方が通用しなくなりつつある現代、年齢や価値観の相違がある人などとのコミュニケーションの取り方について研究している。
    著書に、『女性は「話し方」で9割変わる』 (経済界)など多数。

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