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彼との 気まずい空気を一瞬で振り払う方法

彼との 気まずい空気を一瞬で振り払う方法

男性の心をガッチリつかむ! 「話し方」美人レッスン【第6回】

会話がはじまり雑談や質問をして「彼との距離、だんだん近づいてきた!」と思っていたのに、急な沈黙状態。

気まずい状況になるには、必ずなにかの「きっかけ」があります。ケース別にみていきましょう!

■気まずくなった理由が思い当たらない場合

CASE1】ちょっとした気遣いの「ヅレ」

これまで順調に会話がすすんできたのに、なぜか相手が黙ってしまいました。C子さんの例で具体的にみていきます。

「昨晩飲みすぎちゃって、まだ少しお酒が残ってるんですよ」

と、彼が砕けた口調で苦笑いしながら言ったので、C子さんは、

「お酒好きなんですね」

彼は、

「そうですね、好きですね」

ここまでは自然な話の流れでした。この後、C子さんは彼に合わせようと次のように言いました。

「私の母はお酒が嫌いなんです。だから、私がよく飲みすぎて帰るとやたらに怒るんですよ」

C子さんは、ここで彼が、

「あはは、結構飲む方なんですね」

と、笑って言ってくれると思ったのに、彼は黙ってしまったのです。空気が変わったのはC子さんにもわかりました。わからないのはその理由です。

気を遣いすぎてC子さんの気持ちが彼には通じなかったのです。

母親がお酒嫌いなのを持ち出したのは、「母親がお酒を嫌いなのに私は好きなんだ」と、いくらか誇張気味に、相手に合わせようとしたからなのですが、彼には「彼女の母親に叱られた」ように聞こえて居心地悪く、黙り込んでしまったのです。

自分では気がつかなくても、相手は相手なりの受け取り方をするところに、ちょっとした一言にも、場の空気を気まずくさせるきっかけが潜んでいるのです。

ここは、話の自然な流れに沿って、

「私もお酒好きなんです」

と、彼の「好きです」に対して「私も好きです」とシンプルに答えればよいのです。

相手の身になって、彼がどう受け取るか考えて答えてください。

 

CASE2】好意を拒否してしまった

F子さんは、彼との会話もいい感じになりかけた頃、脇に置いたパソコンを入れたバッグを別の場所に移そうとしました。すると彼が

「あ、私がやりますよ」

と、立ち上がって言ってくれました。嬉しかったのですが、迷惑をかけたくないと思い慌てて、

「いいです。自分で出来ますから」

と、言ったのです。彼は、なんだか拒否されたみたいに感じて、戸惑い、黙ってしまいました。なんとなく気まずい空気です。

相手からの好意に対して、それを受けるにしろ断るにしろ、まず、

「ありがとうございます」

の一言がほしいですね。普段何気なく使っている「ありがとう」なだけに〈ここは大事!〉というときに、うっかり忘れてしまう人が少なくないようです。

好意で言ってくれた彼には

「ありがとうございます」

を忘れないこと。その上で、

「大丈夫です」

笑顔と一緒に応じれば、相手も気まずい思いをしないですむことでしょう。

■余計なことを言ってしまったと、自分が認識している場合

場の空気を悪くしたきっかけが自分の一言とわかっているだけに、対応はラクと思えるかもしれませんが、そうとも限らないのです。

失礼なことを言った、失敗したという思いが、「どうにかしなくちゃ」と焦って余計な言動を招く恐れがあるからです。

 

CASE3】上から目線の言葉で相手をムッとさせた

彼が、こう言います。

「実は昨日、急なプレゼンで急いだものだから別の資料持っていっちゃったんです。冷や汗が出ました。明日もプレゼンがあるんだけど気をつけないと」

ここは「そうだったんですか」と、ひとまず受けて、次にどう言うかです。

E子さんは、励ますつもりで、

「焦らないほうがいいですよ」

と、言いました。ところが、彼の口からは、

「別に焦ってなんかいないけど」

こんな言葉が返ってきました。すぐに、自分の一言で彼を嫌な気分にさせたと気づき〈しまった〉と思い、

「準備を充分にすれば、平気ですよ」

と、さらに余計なことを言ってしまったのです。彼の顔には〈そんなこと、わかっているよ!〉と、書いてありました。

 

何かで焦っていた人に「焦らないほうがいいよ」は、ムッとさせる一言です。仕事のベテランが後輩によく口にする言葉でもあり、私は要注意言葉だと思います。とはいえ、ここは恋活・婚活の場です。E子さんのように口にしてしまった場合、どうすればよいのでしょう。

ある女性に聞いたところ、教えてくれたのが次の言い方です。

「私もよくそういう失敗するんです」

こう言って自分を下げておき、相手を相対的に上げて

「あなたにもそういうところあるんですね。安心しました」

と、ホッとした表情で言うとのこと。すごいテクニックだと思いました。ですが本当にそう思っていないと言えないものです。

 

気まずくなった原因が自分の余計な一言だと気づいた場合、

「わかってもいないのに、つい余計なことを言ってごめんなさい」

と、謝ってしまうのがなによりです。なんとか取り繕おうと、慌てないことです。ちゃんと詫びることで、気まずさも和らぐはずです。

■ソワソワして「心ここにあらず」の場合

彼の態度が、ソワソワと落ち着かない、目線も定まらず浮いているような感じです。あなたとしては、

〈どうしたんだろう〉

〈なにか気にしているのかしら〉

などと、戸惑います。

恋活・婚活の場となると、ストレートな聞き方は気が引ける、かといって一体どうしたのか、戸惑うところです。

 

【方法1】あえて待ってみる

あえて間をおくこと。笑い話みたいな友人の女性の話ですが、彼のソワソワはトイレに行きたくなり、場所を聞こうとお店の人を探していたこと、だったようです。照れくさそうにトイレから戻ってきた彼が話してくれました。

〈最初から私に言ってくれれば教えてあげたのに〉

と思ったそうです。

話の間、時間というのは面白いもので、ちょっと我慢して待っていると、相手からなにかしら話してくるものなのです。

 

【方法2】彼を見て「なに?」と首をかしげる

彼がソワソワしているのは、何か言い出しにくいことがある、とも考えられます。考えている彼に「なに?」「どうしたの?」と、質問してしまうと「言いづらいな」など、追い詰められた気分にさせて、なおさら落ち着かなくなるかもしれません。

このようなときは、せっかく恋活・婚活の場なので、可愛く「なに?」と首をかしげるようなジェスチャーで聞いてみてはどうでしょうか?

言葉の圧力というのは、意外に重いもの。ジェスチャーで可愛く「なに?」とすれば、彼もいろいろ話しやすくなるでしょう。

連載 男性の心をガッチリつかむ!「話し方」美人レッスン

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    ライタープロフィール

    福田健

    ふくだ だけし

    株式会社話し方研究所 会長。
    1961年中央大学法学部卒業後、大和運輸(現・ヤマト運輸)入社。1967年、言論科学研究所理事を経て、1983年に話し方研究所を設立。社団法人話し方能力向上協会 代表理事。
    従来のコミュニケーションの取り方が通用しなくなりつつある現代、年齢や価値観の相違がある人などとのコミュニケーションの取り方について研究している。
    著書に、『女性は「話し方」で9割変わる』 (経済界)など多数。

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