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男女の愛の打算の違い ~結婚する男VS結婚しない男~

男女の愛の打算の違い ~結婚する男VS結婚しない男~

“愛の快感”は幸せの最高級サプリ【第14回】

なかなか結婚を切り出さない男性、早くから結婚を望む男性。この両者には、どのような違いがあるのでしょうか? 女性に知っておいていただきたい、男性の生き方、結婚に対する考え方を解説します。

◆男性の生き方はシングルが基本

aramaki-14話私がカウンセリングするときにいつもお伝えしている基準があります。それは、男性の生き方はシングルが基本だということ。このコラムのシリーズの冒頭でも述べさせていただきましたが、もともと男性は女性に対して性的に興奮できても女性の精神的な恋愛感情に関しては疎いところがあります。ただ、疎いから悪いというワケではなく、男性は自分のもつパワーをまずは恋愛ではなく自分の得意とする分野につぎ込み、社会での競争や試練に打ち勝てるよう努力します。つまり、女性と優先順位が違うんですね。

 

一方で、女性との恋によるドキドキ感やセックスの快感は、自分の能力を高めるためのモチベーションを維持するために必要と感じている男性が多いのも事実。男性との“愛”を育みたいと愛着する女性を押しのけ、シングルな生き方の合間に女性との“恋”を楽しみ、自分の世界を追随し続けるライフスタイルにロマンを感じてしまうのが男の性(サガ)なのです。男性との結婚を夢見ている女性にとっては、ここが心すれ違う点ですね。「彼女は好きなんだけど、自分はまだ一人前じゃないから結婚できない」なんていうセリフがでてくるのもこの心理からと言えます。

◆男性が同棲しても結婚に踏み切れないワケ

そんなシングルな生き方を、女性との関係を途切れさせることなく続けていきたいと願う男性が望むライフスタイルが同棲生活です。同棲は一時的にしろ女性との生活を共にしますので、「結婚という制度には縛られたくないけど、女性との生活は楽しみたい」という男性からの一方的な要求を叶えてくれる世界です。女性との生活が同棲というカタチで満足するのなら、シングルが基本な男性はわざわざ結婚という制度に縛られる生き方を歩もうとしなくなります。同棲できるのなら結婚も大丈夫かもという女性の淡い期待など男性は知りもしないでしょう。

 

結婚は立派な社会的契約ですが、同棲は例えるなら恋という名の無法地帯に突如として現れたオアシスです。命をつなぐ水はあるけど生活の基盤となる城はないので、女性はそこに安定したくても安定できません。男性はシングルな生き方に慣れているので、水さえあれば生きていける生活にもなんなく対応できてしまいます。いつまでも自由でいたいので、女性の人生を“愛”ある結婚というカタチで背負うことなく無責任なまま女性との“恋”のみを楽しめる同棲生活は、男性にとって天国なのです。

◆既婚という立場は男のステイタス

それでは、あえて結婚を望む男性はなにを結婚生活に求めているのでしょうか? それは、社会的立場における社会からの「信頼」です。性質としてシングルが基本な男性でも、一夫一婦制の結婚が成り立つ日本では、オスとメスのつがいが成立した協力的な生き方により人間社会で安定した生活が保障されます。自分一人が突き進むというより、社会で安定した基盤を築きつつ社会での信頼も得たいという男性や安定した職業に就いている男性ほど早くの結婚を望みます。

 

また、既婚者という立場は、社会からだけでなく女性からの信頼を得た立場として世に認知されます。だから、夫という立場そのものは男性にとって職業とはまた別の社会的信頼の置けるステイタスなのです。なので、不倫など女性との不貞行為をしてもなかなか男性が離婚しないのは、相手の女性や妻がどうこうというより、単に自分の夫という社会的立場をなくしたくないだけだったりします。

 

夫婦で築き上げてきた信頼をなくすような行為をしても、離婚は夫と妻の両者の同意がなければ成立しませんから、妻からの信頼をまた取り戻し、結婚生活を立て直すという誓いを立てれば、根底からそのステイタスが崩れることはありません。

◆男性は自分のプライドをかけて妻を選ぶ

結婚に意味や価値を見出している男性は、妻に対しても自分のプライドをかけて選んでいます。妻という立場に選ばれた女性は、夫のプライドそのものといっても言い過ぎではありません。なので、男性の中には、妻という立場の女性を、自分の中での絶対的な女性として象徴的に崇高な者として掲げる方もいらっしゃいます。ただ、崇高な立場の者だからこそ心の支えにはなるけど、セックスの相手としては見られなくなったと妻になった途端に彼女を抱けなくなり、結婚生活で悪気がなくともセックスレスに突入してしまうなんて現象も起きてしまいます。また、先ほどお伝えした不倫のケースで男性ではなく反対に既婚女性の場合は、夫からすれば自分のプライドかけた人生の崩壊になります。カラダの関係に至っては遺伝子の上塗りで、カラダと心の両方のプライドがズタズタになります。不倫した妻もほとんどが不倫相手に執着してしまうため、よほど妻を愛していないと許されることも少なく、離婚に至るケースが多くなります。

 

 

男女の恋愛はいつでもプライドをかけた奪い合いなのです。ただ、男性としては自分の相手となる女性は興奮する相手でないとセックスできません。男性の性や女性とのセックスは、モラルよりインモラルであるほうが性欲のスイッチも入りやすく、燃えます。個人差はありますが、モラルからの営みは、“愛”であり、興奮というより守ってやりたくなる大切な営みとなります。よって、男性がただ単に快感を求めて攻略するという気持ち以上に、「守りたい」と思える女性が現れれば、その気持ちが“愛”に代わることはそう遠くないでしょう。男性がプライドかけて守りたい女性こそ妻という立場になれる女性なのです。

 

次回はいよいよこの愛のコラムシリーズの最終回です。お楽しみに。

 

 

連載 結婚観

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    ライタープロフィール

    荒牧佳代

    あらまき かよ

    恋愛科学研究所 所長。
    株式会社Kスタジオ 代表取締役。
    恋愛科学カウンセラー。医療アナリスト。ビジュアルデザイナー。
    脳内ホルモンと個人の性格や行動を関連させ、恋愛、結婚、会社経営など、さまざまなテーマを分析。コラム執筆、セミナーなどを行う。
    『荒牧佳代オフィシャルブログ』

    http://ameblo.jp/yumacute/

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