正確に知っていますか？～婚活市場の現実～

婚活の落とし穴、しあわせな結婚生活を手に入れるために【第１回】

婚活の落とし穴というテーマでの第１回目として、まず現代婚活市場に現実について、正確に知っておいていただかなければなりません。

僕はこの３年間くらいで全国でセミナーや講演、または個別指導を行ってしましたが、全国どこをとっても、今の日本は晩婚化・少子高齢化・生涯未婚率も悪化の一途を辿っています。

「どこに行っても出会いがない…いい人がいない…」という言葉を耳にします。

出会いがないってホント？

地方の奥地の人にしてみれば、都市部の人が出会いがないなんて言っているのは贅沢だ！と思うかもしれませんが、田舎だろうと都会だろうと関係なく、現代人は出会いがありません。どうしてこのような現象が起きているのでしょう。

このような現象を見ていると、人口が多いか少ないかは関係ないことが見えてきます。現に、田舎だって幸せな結婚生活をしている人はいます。厳しいことを言うようですが、状況や環境に不平不満を言う人は、結婚できないことを何かのせいにしているだけです。

ズバリ言えば結婚できないのは誰のせいでもない、自分の責任に他なりません！

日本が晩婚化したワケ

さて、その話をする前に、なぜ日本全国晩婚化になったのかをご説明しておきます。

色々な学者さんなどが色々な説を述べていますが、僕はそんな小難しい話ではなく、単に人々の結婚する理由が変わっただけだと感じています。

ひと昔前まで、結婚する理由の中には『生活をするため』というものがありました。

人間はツガイにならないと、人間らしいまともな衣食住を賄えなかったのです。

考えてもみて下さい！掃除をするのもハタキをかけ、ホウキをかけ、雑巾をかけ…、洗濯するのも、洗濯物と洗濯板持って、井戸端や川べりでゴシゴシしていた。ご飯を作るのも火を起こすところから始めていたのです。

病気をせず健康的に暮らしていくためにすることは一日がかりです。しかし、働いてお金も稼がねばなりません。そうなるとこれは人一人で生きて行くのは、とうてい無理な話になってきます。自立する年頃になれば、当然結婚をして所帯を持つという結論になります。

なので…多少相手に不満なところがあっても、生活をしていくためだから『仕方ない…』という妥協点がありました。

「妥協点」はどう変わったの？

ところが現代はそれがありません。一人で仕事をし、一人である程度まともな生活が遅れるのです。家電も便利になりました。外食産業が発達し、おいしいもの健康的なものも、外で食べれるので、飢え死にすることはまずありません。

つまり、生活の為だから、ま～仕方ないか～という妥協点が現代人には無く…。正確に言えば、無いわけではないですが、明らかに相手に求めるハードルは数十年前に比べてかなり高くなっているのです。

もっと簡単に言えば、ズバリみんな理想が高いのです！

例えば女性が男性を見た時、仕事はちゃんとしているけど、不器用を絵にかいたような…気の利いた会話も出来ないような…そんな人ではYesとは言えなくなっています。男性が女性をみれば、いくら家事が得意と言っても、ニコリともしない不愛想な子ではYesとは言えないのです。

あなたがもし、今のままでも大丈夫、そのうちいい人が見つかるだろうと思っていたら大間違いです。時代は変わり、世の中のニーズは常に変化していっていることを知らなければなりません。

いまの結婚相手へのニーズとは

では、どんな人が成婚へと辿り着いているのか？それはこんな人です。

『この人と一緒になれば、今よりもっと幸せになれる可能性を感じる！』相手にこう思わせる人間力を持っている人です。

ハッキリ言って、いわゆる婚活における条件（見た目・年齢・年収・肩書）などは、入り口だけで、幸せな結婚生活を送れるか否かには、まったく関係ありません。

今回のコラムだけでは、まだしっくりこないかもしませんね。そのあたりを詳しく次回から記していきます。