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【はじめての婚活パーティ】上手な自己紹介の方法を知りたい!

【はじめての婚活パーティ】上手な自己紹介の方法を知りたい!

出会いから結婚まで シーン別「恋」の会話力UPアドバイス【シーン1】

わたし西村まいは、来年の誕生日で33歳になる。

30歳を過ぎた頃から「次の誕生日には素敵な彼と結婚したいな!」なんて思っていたけど、時が過ぎるのはとても早く、もう33歳になってしまう。

今のわたしは、仕事もプライベートでも、出逢いなんか全くなく、結婚はおろか恋愛なんて……。

〈このままじゃ35歳になっても独身?〉〈そんなのイヤ!〉と、人生を変える大きな決断をしました。

西村まい、婚活始めます。

 

■今回の会話シーンは…「カップリングパーティの自己紹介」

 

とうとう今日は初めてのカップリングパーティ。

〈どんな人が来るんだろう〉〈わたしは相手にされるかな〉と、昨日から緊張してしまい、全然眠れなかった!

だけど、パーティの時間は刻々と迫ってきている。クローゼットの中の洋服で一番のお気に入りを着て、昨日買ったばかりのネックレスをつけて、いざ会場に。

パーティが始まって、男性たちと決まった時間で会話をすることになった。

そのときに「ハッ」とした。

わたし、ちゃんとした自己紹介ってしたことないんだ!

 

西村まいは、カップリングパーティ(※)で、最初の2~3分程度の自己紹介をすることになりました。

ところが、緊張と自信のなさと場に慣れないことで、まい、動揺してテンパってます。

※最初に「自己紹介タイム」があり、次に「フリータイム」、最後に気になる相手の番号をあげ、両想いならカップリングが成立する。まいが行ったパーティの参加人数は男性20人、女性20人。

 

◆男性「どうも、こんにちは」

◇まい「あ! こ、こんにちは」

◆男性「ぼく、清水っていいます」

◇まい「あ、西村です」

◆男性「……」

◇まい「……」

◆男性「よくこういうパーティ来るんですか?」

◇まい「いえ全然」

◆男性「お休みは何をしているんですか?」

◇まい「え~っと、なにしてるかな。テレビ観たりとか……」

◆男性「そうですか。好きな番組は?」

◇まい「なんだろう……。グルメ番組とかかな」

◆男性「……」

◇まい「……」

 

 

■「恋」の会話力UPアドバイス

 

●前もって、自己紹介で話すことを考えておく

 

見知らぬ人、初対面の相手となると、誰だって緊張します。

気心の知れた、家族や友達、毎日顔を合わせる職場の仲間となら楽しく話せるのに、初めて会う相手、しかも男性で「結婚相手になるかもしれない人」となったら、それだけでドキドキします。

ですけど、それは当然で、

「まいさんだけが特別」

なんてことは、あり得ないことです。おまけに、初めてのカップリングパーティ。

みんな緊張で、ドキドキ。もちろん、相手の男性だって同じ。

緊張していいんです。

ただし、「困った」「どうしよう」と焦るだけで、初対面の相手に会うための「用意」は忘れないようにしましょう。

服装や髪形、アクセサリーなど、自分を引き立てる「用意」はもちろん大事ですが、もう一つ大事なことがあります。

相手と何を話すかを事前に考えておくことです。

そうでなくても緊張するのですから、その場で考えても焦るばかりで何も浮かんできません。

この例のように、まいさんが動揺して何も話せなかったのは、事前に考えてこなかったからに過ぎません。

まいさんが話ベタなわけではありません。

 

●自己紹介の3つのポイント

 

初対面同士の集まりに参加したら、最初にするのが「自己紹介」です。

自己紹介って、名前を言って、後はなんとなくすませてしまうことが多いですよね。

自己紹介の目的は、自分の名前を覚えてもらい、人柄を知ってもらうこと。そして、感じのよい人だと思ってもらい、以後の会話がスムーズにいくようにすることです

自己紹介がうまくいけば、婚活のスタートは上々です。ポイントは3つです。

 

【1】最初の挨拶は「先手」で笑顔

「こんにちは」

「はじめまして」

「よろしくお願いします」

できれば「先手」で明るく声をかけます。これで、気持ちがずっとラクになります。

「緊張していると簡単に笑顔になれない」

と思うかもしれませんが、笑顔を浮かべると緊張がほぐれるんです。

やってみれば、すぐわかります。

まいさんの素敵な笑顔なら、きっとうまくいくでしょう。

 

【2】フルネームで名乗る

カップリングパーティでは、何人もの相手に続けて会うので

「西村です」

と、姓だけ言うのでは、覚えてもらえません。ここは、

「西村まいです。平仮名でまいです」

こう言えば、相手の男性も

「まいさん、いい名前ですね」

などと言ってくれ、記憶に残すことでしょう。

自己紹介で、フルネームまで言う人は滅多に見かけません。つまり、

「西村まいです」

と名乗っただけで、注目されるんです。

最初は言いにくいかもしれません。でも、一度言ってしまえば、後はラクに言えますよ。

 

【3】名前から、後の会話につながる

フルネームで名乗った結果、

「平仮名で、まいさんって、めずらしいですよね」

と、男性が言ってくれるかもしれません。

「ええ。平仮名だと、ちょっとめずらしいみたいですね」

「そうでしょう。それに比べて、ボクの名前は超簡単なんですよ。太郎です」

ここで、男性も自己紹介を始めます。

「苗字もごく普通で、渡辺太郎。覚えやすいのがいいところかな(笑)」

フルネームで名乗るとこんなふうに名前に関連して、話題がいくつか浮かんで話が会話へとつながっていきます。

また、自己紹介との関連から予想される話題については、前もって考えておくとよいでしょう。

例えば……

・出身地

まいさんは、静岡県の出身。県内に新幹線の駅が六つもありますね。

・趣味・嗜好

相手からよく聞かれる話題ですね。

・休日の過ごし方

意識した「過ごし方」がなくても、先週土日はどう過ごしたかを思い出してみると、話すことが浮かんできます。

まいさん、三点を前もって考えておけば、緊張しても大丈夫。

自己紹介でよいスタートが切れますよ!

連載 出会いから結婚まで シーン別「恋」の会話力UPアドバイス

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    ライタープロフィール

    福田健

    ふくだ だけし

    株式会社話し方研究所 会長。
    1961年中央大学法学部卒業後、大和運輸(現・ヤマト運輸)入社。1967年、言論科学研究所理事を経て、1983年に話し方研究所を設立。社団法人話し方能力向上協会 代表理事。
    従来のコミュニケーションの取り方が通用しなくなりつつある現代、年齢や価値観の相違がある人などとのコミュニケーションの取り方について研究している。
    著書に、『女性は「話し方」で9割変わる』 (経済界)など多数。

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