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「メールが苦手な彼とすれ違ってしまう」恵さんのケース

「メールが苦手な彼とすれ違ってしまう」恵さんのケース

「どう書いたらいい?」を解決! 恋愛上級者のメールの書き方【第8話】

連絡を取るときは、電話よりもメール派のカップルが多いのでは?

でも、相手によっては不慣れなメールより電話派の人も…。

今回は、彼とのコミュニケーションのすれ違いに悩む恵さん(仮名)のケースです。

■地方で開催された婚活パーティで出会った彼と…

背中合わせのカップル《恵さん(仮名)からのメールの書き方相談》

私は東京でOLをしていて、彼は富山で建築業をしています。私たちは、婚活会社が企画した「地方に嫁ぐ婚活ツアー」で知り合いました。

彼は、口数が少ないほうですが、しっかりと私の目を見て話を聞いてくれました。ときおり見せる、はにかんだような笑顔に惹かれて、「この人だったら結婚もいいな」と思ったんです。

パーティでカップルになり、連絡先を交換するとき、彼は名刺に電話番号を書いて渡してくれました。私は受け取った名刺にメールアドレスを書いて欲しいと伝えましたが、「連絡は基本的に電話でしているので、自分のメールアドレスが分からない」と言われたのです。

「今どきそんな人がいるの?」と思いながらも、彼の携帯(ガラケー)のメールアドレスを基本情報から引き出してもらい、私のアドレス帳に登録をして東京に戻ってきました。

 

私が東京に戻ってからは、朝起きたら「おはよう」と彼にメールをし、夜も今日のできごとなど簡単なメールを送るようにしました。でも、彼からは全く返信がなく……。19時くらいに何度か彼からの着信が残っていることはありました。

私は19時にまだ仕事をしていることが多く、彼からの電話に出られないことが多いんです。建築の仕事で朝が早いと言っていた彼を電話で起こすのも申し訳なく思い、「おやすみなさい」とメールを送るパターンが続いています。

こんなすれ違い、どうすればいいのでしょうか?

■できる人が、できない人に合わせる努力をする

今回はメールの書き方のテクニックというよりも、ITスキルの違いをどう埋めて行くのか?という課題でした。メールの打ち方もよく分かっていない彼に対して、メールしたんだからメールで返して欲しいというのは酷です。

 

しかしながら、すれ違いで不安が強くなり、遠距離で会うこともままならない今の状態が、恵さんにとっても彼にとってももどかしいようでした。

 

そこでまず、恵さんには彼にメールではなく電話で連絡をしてもらい、彼に「メールの見方」をレクチャーしてもらいました。

そして、彼に対して、メールを返信できるようになって欲しいとお願いするのではなく、メールが来ていたら見て欲しい。そして「電話をくれて出られなかったら留守番電話にメールの返事を入れて欲しい」と伝えてもらいました。

 

そうすることで、彼にとっては恵さんからのメールを見ることが、恵さんにとっては彼の声を留守電で聞くことが新たな日課になっていきました。

 

そんな中で、毎日メールを読むことになった彼は、少しずつメールでのコミュニケーションに興味を持ち、簡単な内容であればメールで返信がくるようになったそうです。そこで恵さんはうれしくなり、彼からのメールにはすぐに返信をするようにしていたそうなのですが、恵さんが返信すればするほど、彼からのメール返信は減ってしまったとのこと。

 

最初は「メールはできない」という認識で、ゆっくりゆっくり関わっていたのですが、彼が少しずつできるようになってくると「もっともっと」と欲が出てしまい、彼が恵さんのペースについていけずに疲れてしまったのです。

■メール文で彼のやる気を引き出す

男性は女性よりも優位でいたいと思う生き物です。自分の行動を女性が認めてくれて、喜んでくれていると感じると、やる気が出てがんばれます。そんな単純な部分があるので、彼がメールの返信をがんばってくれたときは、そのメールの内容に返信をするのではなく、「メールを送ってくれた行為そのもの」に対して、喜びを表現してあげると、もっともっと喜ばせたいと、今以上にメールに興味を持ってくれます。

 

そんなことを気遣いながらの2人のメールのやり取りは……

 

05:03 彼「おはよう」

06:32 恵さん「おはよう! 朝起きたらメールが届いていてすごく嬉しかった^^今日も一日頑張る元気もらったよ♪ ありがとう」

 

18:25 彼「しごとおわった」

20:13 恵さん「私も今おわった、しごと終わりのメールありがとう☆今から帰ります」

 

お互いを良く知るためのコミュニケーションとまではいかなくても、二人の心の距離はぐっと近づいてきているようです。恵さんは、今年の夏休みを利用して、彼の実家に遊びに行くことを決めているそうですよ。

 

連載 「どう書いたらいい?」を解決!恋愛上級者のメールの書き方

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    ライタープロフィール

    吉村みか

    よしむら みか

    一般社団法人家族大学 学長。
    実家は教会、父親は牧師という環境に育ち、結婚する多くのカップルが「婚前教育」を受けた上で幸せな結婚生活のスタートをきる現場に立ち会ってきた。その経験を生かし、婚活世代の女性に向けた「女学(じょがく)」セミナーを開催。
    また、『クラブチャティオ』では「婚活ジェンヌ」の愛称で親しまれている。著書に『MY GIFT かっこいい大人になる!』(丸善出版)。

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