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パートナー選びは、物件探しと似ている

パートナー選びは、物件探しと似ている

かわいさ余って恋敵多し!? アラフォー「婚活」備忘録【第10回】

よく、結婚の条件に「価値観の合う人」があげられますよね。それは、「物件探しで優先する条件」にも通じています。私たち夫婦の場合はというと……。

◆夫婦は、お互いの足りないところを補い合う

2013年の夏、主人が暮らしていた仙台の家に引っ越してきました。

一人暮らしとは思えないほど生活道具が充実していたので、主に私が持参してきたのは自分の洋服と靴と化粧品など、わずかな身の回りのモノ。

ところが、なんでもある主人の家になぜか足りなかったのが、高性能のドライヤー、朝食のスムージーを作るためのミキサー、身だしなみを整えるために必要な全身を映せる大きな姿見(鏡)、湯のみ。それらは、私が実家で持て余していたモノでした。今の家に来ることが必然だったのでしょう。夫婦はお互い持っていないものを補い合うのだなーっと、実感いたしました。欠けているパズルのピースを合わせあえるのが、夫婦という特別な関係なのかもしれません。

◆円満夫婦の秘訣は、価値観が似ていること

一つ屋根の下で共同生活をするって、なかなか大変なことだと思いませんか?

玄関や扉で区切られた自分たちの部屋というスペースを一緒に暮らす人たちと分割するんです。モノの配置に「見えないルール」があったり、水回り(洗面室など)を占有できる時間が限られていて、時間差で入れ替わって使ったりすることもあると思います。

私はこれまでのルームシェアや同棲の経験から学んだのは、価値観の異なる人と一緒に生活をするのは困難で、いろんな弊害と苦痛を伴うこと。それから、大人になって完成された「価値観は簡単に変わらない」ということです。

人生の節目に何かしら危機的サバイバルな状況が起こり、必然的に価値観を変えざるをえない事態に追い込まれる経験がないと、変わらないでしょう。

婚活では、相手との会話を通して、学歴や職歴が類似していたり、出身地が近く育った環境が似ていたり、家族構成が似ているなど、わかりやすい共通点を探しているはずです。

パートナー候補かな?と思う人に出会ったら、これまで住んできた部屋選びのポイントについて質問してみて欲しいです。デートで不動産屋さんを一緒にのぞいてみるのも生活スタイルが見え隠れするので楽しいと思いますよ。

ちなみに主人の場合、マンションのお部屋選びをすると仮定して条件に優先順位をつけるとしたら、「1.価格」、「2.広さ」、「3.日当たり」、「4.環境」だそうです。

私も自分で賃貸マンションの部屋選びをしていた時に、ほぼ同じ条件を優先して探していました。予算ありきなので「1.価格」は当然として、私も広さと日当たりは特に優先していたポイントです。みなさんなら何を優先条件にしますか?

◆夫婦は互いに助け合う義務がある

弁護士ではないので法律についての知識は乏しいですが、知っておいた方がよいと思ったので調べてみました。ちょっと難しく感じるかもしれませんが、大事なことなので最後まで読んでくださいね。

 

民法第752条では、「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」とあります。

夫婦の同居義務、協力義務、扶助義務についての定めで、自己と同程度の生活をお互いに保障することを要求する義務があることが記されています。

これは、一方的な扶養義務のことを表すわけではなく、常に双方向的な関係であることを含んでいます。

また、第760条では婚姻費用の分担について、さらに第761条では日常の家事に関する債務の連帯責任について記されています。

婚姻届が受理されて法律的に夫婦と認められると、社会的な責任をともなうことを文面で明記してあるので、夫婦の在り方についてよくよく考えさせられますね。愛が有る無しに関わらず義務と責任を生涯にわたって伴う関係、それが夫婦。

めんどうな事があっても一人だけで逃げるわけにはいかないですし、お互いに助け合って生きていくことを義務づけられています。

女性の社会進出が求められ、政府の女性の活躍促進の方針が加速傾向にある今、夫婦の助け合いの形もめまぐるしく変化してきています。柔軟な世代は、新しい夫婦の形式に順応していくことでしょう。アラフォー以上の世代も、時代の変化を受け入れてパートナー選びに活かしていく時期にきていることを自覚する必要があると思います。

例えば、「家を手に入れたいならパートナーと共同名義で購入を検討する」とか、「働きながら育児と家事を両立する方法を考える」など。結婚にいたるまでにお互いを理解してパートナー候補と密に相談する機会を設けておかないと、法的効力のある結婚という契約書は取り交わせませんものね。

二人三脚の歩幅とリズムが合う人を見つけるために、本音で自分の人生設計を語れる利害関係のない立場の人が集う社交場で、意見交換するのもいいですね。いろんな価値観に触れるきっかけが出来るので、そういう場を有効につかってみるのもよいと思います。

◆後書き

私も独身のころには、多種多様な大人のサークルに参加してきました。例えば「世界各国の料理を食べる会」で、その名の通り世界のお料理を提供するお店の大人数のお食事会だったり、「舞踏会伝承倶楽部」では、フルレングスのドレスを着て、タキシードを着用したパートナーを伴ってお食事とダンスに興じたりね。日程が合わず参加できなかった「サバゲー(サバイバルゲーム)会」なんかもあったなー。趣味の幅を広げると面白い人脈が広がりますよね。

 

続く。

連載 結婚観

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    ライタープロフィール

    堀切由美子

    ほりきり ゆみこ
    1975年生まれ。仙台市在住のアラフォー主婦。
    学生時代は、ファッション誌の読者モデルとして活躍し、日本テレビ『恋のから騒ぎ』(11期生)にも出演。
    30代後半からの婚活で運命のパートナーと出会い、2014年1月に結婚。現在は、アメブロ『Ameba GGゴールドメンバー』、『Ameba Meister ブロガー』として、日々の出来事をブログでつづっている。
    『グラニータのブログ ~堀切由美子のファッション・ビューティー・パーティー メモ~』

    http://ameblo.jp/guranita

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