これをすれば婚活成功！　「○○○○○チェンジ」

「婚活1年生」のためのココロのサプリ【第７回】

婚活では、自分中心の考え方に偏って行動すると、なかなか上手くいかないことも。自分の行動を客観的に見られるようになる、とっておきの方法があります。

■婚活が上手くいかない……私に何が足りないの？

婚活をしているけれど、そのことを家族や友人に隠している人もいるのではないでしょうか？

「意中の相手にアプローチしたら、断られてしまった」

「なかなか理想の人に出会えず、婚活に疲れた」

そう悩んでも、周りに相談できる人がいないと主観的な考えに固執してしまいがちです。ずっと悩んでいると、自分の考え、行動が正しいのか、間違っているのかわからなくなってしまうこともあります。

自分のプライベートなことを人に打ち明けるのは、勇気がいりますよね。だから、婚活では客観的な視点を取り入れにくい場合もあります。

それを解決するのが、「ポジションチェンジ」という、あらゆる視点から現在の自分を客観視する方法です。

あなたの中には、どんな自分がいますか？

厳しい自分、優しい自分、冷静な自分、子どもっぽい自分、人に合わせる自分、などなど。

1人の中には、様々な自分が入り混じっています。

だから、何か悩みがあったときに頭の中だけで考えると、「あ～でもない、こ～でもない」と様々な自分が出てきて、余計に混乱してしまう場合があります。

そんなときは、「ポジションチェンジ」をして、頭の中を整理しましょう。

■【3つのポジションチェンジ】

最初に「ポジションチェンジ」の基本形をお伝えします。

部屋の中に3か所、座る場所をつくってください。

例えば、椅子、座布団、ソファーのように。

そして、3つの場所に、次の3人の自分を座らせます。

・ドリーマー（自由奔放、欲望のままの自分、夢いっぱいの自分）

・クリティック（批判者、何に対してもちょっと穿った見方をする自分）

・リアリスト（現実主義者、数字やデータなど現実的な見方をする自分）

この3つの場所に何度も座り替え、それぞれの自分になりきって意見交換をしてください。

一人芝居をしているみたいでバカらしく感じるかもしれませんが、じーっと1か所で悩むよりも、座る位置を替えるだけで発想の転換が起こります。

最後に、その場から外れて3者の意見を客観的に判断し、今とるべき行動に落とし込んでください。そうすることで、最良の方法を選択することができます。

■【5つのポジションチェンジ】

次は、基本の「ポジションチェンジ」のアレンジバージョンです。

5つの場所を決めて、次の5つのタイプの自分をそれぞれの場所に座らせます。

・父性（自分に対して厳しい、自制の自分）

・母性（自分に対して優しい、甘い自分）

・大人な自分（冷静で感情的にならないリアリスト）

・自由な子ども（ありのままの奔放な自分、基本的にポジティブな自分）

・合わせる自分（人の意見や考えに合わせる、どちらかというとネガティブな自分）

この5者で基本と同じように会話し、最後にそこから外れて意見をまとめてください。

■【他人にポジションチェンジ】

自分が座っている場所と別の場所に、他人を座らせるイメージをします。

理想とする異性を座らせて自分に足りないところを聞いてもよいし、憧れている同性を座らせて、自分磨きに必要なことを聞いてみてもよいです。友達や、現在進行しているお見合い相手など、いろいろな人を座らせて意見を聞いてみてください。

そんなことしたって、「結局は自分の意見でしょ？」と思うかもしれません。確かにそうなのですが、この「ポジションチェンジ」をすると無意識的にフタをしてしまっていた、自分の意見に気づきます。

人は、自分の不甲斐なさや自分の嫌な部分を本当は知っているのに、なかなか認められません。日常を無意識に過ごしていると、そんな自分を認める機会は、ほとんどないのです。しかし、そんな自分に気づき改善の道を選択することは、人生を大きく飛躍するために必要なことです。

その人生の飛躍の自己洞察を促す方法が、この「ポジションチェンジ」なのです。

はずかしがらずに、思いっきり楽しんでやってみてください。多くの気づきが得られるはずです。