恋活、婚活で疲れた時に、読んで元気になるサプリ

注意! 出会いを逃してしまう「○○」的な婚活とは?

注意! 出会いを逃してしまう「○○」的な婚活とは?

「婚活1年生」のためのココロのサプリ【2回目】

がんばって婚活しているのに、なかなか相手が見つからない人には、“ある特徴”があります。短期間で理想の相手に巡り会える人と、出会えない人って、どこが違うの!?

■婚活が上手くいくかどうかに、年齢や年収は関係ない!?

「若いほど、年収が多いほど、婚活が上手くいく」

そんなふうに思っていませんか? でも、現実は違います!

年齢、年収が関係するのは、初回の出会いをゲットできるかどうかだけ。

たとえ若くて年収が多くても、初回に会った後に撃沈しているケースが多々あります。

なぜ、そんなことが起こるのでしょうか?

 

相手がなかなか見つからない人には、ある特徴があります。

それは、「左脳的婚活」をしていること。

 

人間の大脳は、左脳と右脳に分かれています。

それぞれ役割が異なり、左脳は言語情報(言葉、文字、数字などを記憶して分析する)、右脳は非言語情報(見たままを記憶、イメージ、創造する)を司っています。

 

「左脳的婚活」とは、データや条件に固執して相手を探すこと。

おもに女性に多く見られますが、年収・肩書・仕事のスタイル(転勤あり? 出勤帰宅時間は? 共働き希望?)・両親の面倒はどうする? などなど、相手と出会う前から条件を決めてふるいにかけているのです。

■結婚相手の条件に因われると出会いを逃す

もちろん、生活を共にしていくのだから条件は大切! しかし、条件に固執するあまり、出会いの機会を逃している人がいます。

はっきり言うと、それでは結婚相手はなかなか見つかりません。100%条件に合った人とは出会えないと思っておいたほうがいいです。

相手のプロフィールデータを見て、自分の思い描く条件にある程度当てはまっても、会ってみてガッカリしたり、結婚してから後悔したりする人も多いのです。

 

恋愛を思い出してください。

相手と出会い、そして付き合うまでに、それほど条件に固執するでしょうか? もちろん、固執する人もいるでしょうか、そんな人と付き合えることはまれなのでは?

恋愛では、相手と出会い、好印象を抱き、付き合い、お互いのことを知り、満足も不満足もあるけれど、この人となら今よりもっと幸せになれるかもしれない! 人生の苦難も乗り越えていけるかもしれない! という可能性を感じることができて、「結婚」にたどり着きます。

相手にマイナスな部分があっても、「どうやって乗り越えていこうか?」という課題になり、相手の条件だけを見て「結婚する・しない」を決めるのは少数だと思います。

 

しかし、婚活では、はじめから結婚相手の条件やプロフィールデータを重視してしまいがちです。つまり、相手への好意を持つ・持たない以前に、データでふるいにかけるので、なかなか見つからないのです。

 

よく、人から「あなたの理想が高いから見つからないんじゃない?」なんて言われて、「そんなに理想は高くないんだけどな~」と言っている人がいます。たとえ年収や容姿の理想が高くなくても、条件やデータを主として相手を見ていると、理想が高いのと同じく、出会う人の幅を狭めてしまうのです。

■相手のデータ以前に、「好き・嫌い」の感覚を信じて

では、婚活が上手くいく人は、どんな意識を持っているのでしょうか? 「婚活疲れ」しないのは、どうしてでしょうか?

それは、このコラムの第1回目でも述べたように、「結婚することを目的として活動していいない」から。結婚は人生を彩る1つの手段として捉えています。

そう考えれば、「婚活疲れ」はほとんどしません。

 

さらに、婚活が上手くいく人は、相手のデータ重視の「左脳的婚活」をしておらず、感覚を大切にしています。

人には「何となく…」という間を読む力があります。はじめて会った人なのに、「何となくいい人」と好意を抱いたり、「何となく嫌な感じ」と悪い印象を持ったりしたことはありませんか? 「生理的に受けつけない」なんていうのも、感覚的なものです。

婚活では、この「感覚」を大切にして付き合いを深めていってください。

その上で、相手のデータを見て、自分の条件に合うかどうかを見極めていけばいいのです。

そうすることによって、「この人の親だったら同居してもよさそうだな」とか「この人なら将来性があるから、今の年収は気にならない」とか、「こんな愛嬌のある素敵な人なら、年齢も気にならないな! 毎日が楽しそう!」などと幸せな未来をイメージして付き合えるようになります。

 

もうおわかりかと思いますが、条件やデータだけ見てふるい落していた人の中に、人間的に素敵な人がいたかもしれません。今のでデータだけで判断し、将来性や魅力を無視していたかもしれないのです。

 

しかし、「自分の感覚を信じられない」という人もいるでしょう。

そんな人は、自然に目を向ける訓練をするとよいです。道端の花壇や街路樹に目を向けて季節を感じたり、陽のぬくもり、風の冷たさ、空気の変わる瞬間を感じたりしてみてください。普段から自然に意識を向けることで、鋭い感覚を取り戻せます。

ぜひ実行し、婚活で相手の見つからない状態から抜け出してください。

連載 「婚活1年生」のためのココロのサプリ

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    ライタープロフィール

    高橋そうすけ

    たかはし そうすけ

    婚活マスター、心理カウンセラー
    全国各地の婚活パーティーや婚活ツアーなどで講演を行う。心理学、脳科学、生理生態学の理論をもとに、人間の深層心理や男女の考え方の違いを紐解き、婚活を成功に導く実践的な方法を伝授。「あと一歩踏み出せない」「想いを届けきれない」男女を後押しし、恋のキューピットになっている。
    著書『愛され女子50+ハートのルール』(すばる舎)など。

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