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「こじらせ女子」は恋愛で魅力を開花できるパワーを秘めている

「こじらせ女子」は恋愛で魅力を開花できるパワーを秘めている

「こじらせ女子」のためのLOVEサイエンス♥セラピー【最終回】

自分のことをマイナスに見積もってしまう「こじらせ女子」こそ、恋愛経験によって魅力を開花させる可能性を秘めているのだそう。恋愛科学カウンセラー荒牧佳代さんが解説します。

◆【こじらせ】は本人だけの心の問題

こじらせ女子・12回目イラストこのコラムでは、今まで様々なタイプの【こじらせ女子】を分析&解説してきましたが、どのタイプも男性に関わる以前の本人の心の問題でした。もともと女性の女という性は、なんでもよく悩みがちになってしまう性だということは第1回目のコラムでお伝えしましたね。近年急増しているかのように囁かれている【こじらせ女子】ですが、私は【こじらせ女子】と表現される感情は、女という性に生まれただけでも抱えてしまう普通の自然な感情であるということも説いてきました。

あなたが「自分は【こじらせ女子】だ」と悩んでいるのなら、この普通で自然な感情であるということはぜひとも覚えておいてほしいところです。もう一度繰り返しお伝えしますが、【こじらせ女子】は、もともと女らしい部分をもっと女らしくしてしまった女としての究極の「弱点」なのです。そこを突いたら立ち直れないという弱点です。その弱点ともいえるところを、自分で卑下してさらに弱めてしまっている人は、究極の【こじらせ女子】といえます。

では、弱まっている心をなぜ自分で卑下してさらに弱くしてしまうのでしょうか? それは、本人の問題だけに、こじらせたまま自分の殻に閉じこもっていれば楽だと感じるからです。それが、こじれた心をさらに悪化させるとわかっていても…。ですから、こじれた心を解きほぐすには、解きほぐそうとする本人の意思が必要です。

◆自己評価の低さは向上心を芽生えさせる源

自分を卑下する気持ちは、他人と自分とを比べて落ち込む劣等感からきています。劣等感というと悪い感情のように思えますが、競争心の源は劣等感から生まれます。例えば、学校でテストをして順位をつけたり、職場で売り上げなどをランク付けしたりするのも、他人と自分とを比べて明確な自分の立ち位置を自覚するためのこと。そうして「より上を目指したい!」という競争心を芽生えさせ、他人と競い合って競争力をつけていきます。

ですから、劣等感は「より上の魅力を目指す」という目標を掲げるためには必要な感情なのです。恋愛も失恋することにより自分の立ち位置(恋愛市場における魅力レベル)を自覚します。劣等感は、自分の中で眠っている競争心に火をつけるための材料にすることができるのです。材料にするかどうかは自分次第ですが、自己評価が低い【こじらせ女子】であるほど、競争心に火をつけ燃え上がらせる材料はたくさんあるのです。つまり、こじらせるパワーがあるほど上に向かえるパワーがたくさんあるということです。

◆恋ベタのほうが男性との付き合いが上手くいく!?

男性に好感をもってもらうために美しさ、可愛さ、甘え上手さなど、女らしい外見や仕草などを磨いても、それらは恋のドキドキの化学反応を起こさせる確率を高めたり、ドーパミンの興奮や快感の感度を高めたりすることくらいしかできません。魅力としては強烈ですが、強烈ゆえに多大なコストがかかりすぎて、長くは続きません。お付き合いの長さを気にすることなくただ楽しく恋をしたいのならば、男性を喜ばせることばかりを考えればいいでしょうが、それでは絆も深まりません。

男性との恋愛で末永いお付き合いを希望する女性にとって最も重要なことは、恋を上手にすることではなく、男性との絆を強化させるための「信頼関係」を築くことです。突き詰めていえば、恋ベタでもいいのです。むしろ、恋ベタであったほうが、恋上手な男性がリードしてくれるかもしれません。例えば、綾瀬はるかさん主演のドラマ『きょうは会社休みます。』の青石花笑が2人の男性から求愛されたのは、恋のドキドキを通り越した「信頼関係」築ける人として信頼置ける女性だったからでしょう。

男性との信頼なくして不安定な恋を安定した愛あるステージへとステップアップできませんからね。

◆こじらせ女子の“謙虚さ”を活かしましょう

【こじらせ女子】は自分の心を深くこじらせてしまう分、恋愛に関しては自分のことをマイナスに見積もってしまう傾向がある女性です。つまり、“謙虚さ”は理解できているということ。恋愛も相手あっての恋愛。「あなたが私とお付き合いしてくれたから私は自分の恋愛を学べました」という謙虚な気持ちは、攻撃性や支配欲のある男性との間でクッションとなり、信頼関係を築きやすくします。

それにプラスして男性との信頼関係を築くためにもう1つ必要なことがあります。それは、男性との恋愛体験を恐れすぎない“頼る勇気”です。

信頼関係を結べた男性との恋愛経験と恋愛経験から学んだ新しい“気づき”が自分らしい恋愛を形作っていきます。男性との接点やお付き合いの中で男性から支持される自分にしかない魅力の“気づき”を見つけ、男性とのコミュニケーションを深め、お付き合いできていることを自信にし、無理せず少しずつ男性と協力し合いながら自分の理想とする自分の恋愛を形作っていくという気持ちに切り替えれば、心焦る必要もなくなります。「魅力的にならなければならない」と必要以上に自分に負荷をかけてしまうこともないでしょう。

自分の“こじらせの殻”に閉じこもり、普通の女子のままでいるか? 男性との化学反応で進化し、魅力を開花できる女子になるか?は、あなた次第。

素直に男性を求めましょう。素直に恋愛を求めましょう。マイナスの思考は、裏を返せば思考を巡らせる思慮深さとパワーがあるということ。【こじらせ女子】のあなたの自分へのこだわりのパワーが、自分らしい恋愛を学べる楽しさの快感のパワーへと1日も早くシフト(変換)できますよう応援しています。

連載 恋活

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    ライタープロフィール

    荒牧佳代

    あらまき かよ

    恋愛科学研究所 所長。
    株式会社Kスタジオ 代表取締役。
    恋愛科学カウンセラー。医療アナリスト。ビジュアルデザイナー。
    脳内ホルモンと個人の性格や行動を関連させ、恋愛、結婚、会社経営など、さまざまなテーマを分析。コラム執筆、セミナーなどを行う。
    『荒牧佳代オフィシャルブログ』

    http://ameblo.jp/yumacute/

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