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「女子会・合コンで盛り上げ役になる」昌子さんのケース

「女子会・合コンで盛り上げ役になる」昌子さんのケース

結婚できる人・できない人の「運命の分かれ道」【第12回】

自分が思っている自分と、周りが望んでいる自分。どっちを優先させたら幸せなの?

無意識のうちに「いい人」を演じすぎて、出会いを遠ざけていることもあります。

■女友達と女子会を楽しんでいるけど…

昌子さん(仮名)は28歳。仕事は事務をされています。

「仕事が楽しい!」とは言えないけれど、今の状況は可もなく不可もなくといったところだそう。プライベートでは女子会が大好きで、常に仲の良い女友達と、行ってみたいお店を探しては、女子会を開催しているとのこと。

明るい性格で、女友達からもとても人気があり、「昌子がいないとはじまらない~」という感じで、女子会に引っ張りだこなんだそうです。

一見それなりに毎日を楽しんでいるように見える昌子さんでしたが、最近「あること」に気づいてしまったのだとか。

■気がつくと男性が側からいなくなっている

女子会が大好きな昌子さんではありますが、合コンも大好きで、友達と参加しては男性との素敵な出会いを探しているんだそうです。

昌子さんは明るく楽しいキャラクターで、場を盛り上げるタイプ。

合コンの前半、まだぎこちない会話をしているとき、昌子さんは率先して盛り上げています。でも、後半になると男女それぞれがお気に入りの人を見つけて連絡先を交換したり、次に会う予定を決めていたりする時間に突入……。

昌子さんももちろん「いいな」と思う人の側に行って、連絡先を交換できるようにしているのですが、普通に話をしていても、男性がふと「電話してくる」「ちょっとトイレに行ってくる」と言って昌子さんの側からいなくなってしまうそう。その後、なかなか戻ってこず、合コンが終了するというパターンが多いのだと言います。

別に避けられているわけではないと思いながらも、なかなか思ったように男性と繋がれない自分をどうしたらいいものか……と悩んでいる様子でした。

■人が望むイメージにとらわれていた

合コンは楽しい場ではありますが、やはり男女の出会いを目的としている以上、「女友達との戦いの場」と言えるのではないでしょうか。

普段は「友達だよね~」と言っている仲良しさんたちが、男性を前にすると一気に「ライバル」に変わるわけです。つまり、女友達にとってみれば、ライバルは1人でも少ない方がいいということ。昌子さんのように場を盛り上げてくれるタイプの女性は、女友達からすれば「ライバルにはならないかな」と思われるし、男性からしてみると「楽しいけど、友達止まり」と思われがちです。

昌子さん自身も、合コンの席では少しは女性らしくしてみようかなと思うこともあったそうですが、ちょっとおとなしくしていると「昌子らしくない」と友達から言われて、いつものノリノリな自分に戻しているとのことでした。

昌子さんは、自分の意志とは関係なく友達に言われた言葉で「自分が魅せたい自分」ではなく、「みんな(女友達)が望んでいる自分」として合コンという場にいるわけですから、自分が望む結果にならないわけです。

私は、昌子さんに「勇気を出して“人が望む自分のイメージ”を打破していくことが必要です」と伝えました。

■自分をシンデレラのように変えてみる

シンデレラの物語は、いじめられてボロボロの服を着ていたシンデレラが、魔法の力を借りて綺麗なドレスを着てお城に行き、王子様に出会うというものです。

もちろんシンデレラのように魔法使いが現れて、自分を綺麗に変えてくれるのであれば楽ちんですが、現実には「自分で自分に魔法をかける」ことをしなくてはなりません。

女子会クイーンのノリのいい自分と、合コンで女性らしく振る舞う自分では、見た目も言葉遣いも違うはずです。ですから「魅せたい自分」を自分で作り上げていくのです。

ただ、いきなり友達の前でそれをするのは照れくさいと思うので、友達が参加していないパーティに行き、見た目・しぐさ・言葉遣いなどを意識してもらうようにしました。

今までの自分を知らない人の前であれば、誰に冷やかされることもなく安心して「魅せたい自分」になれます。

「今まで男性に見向きもされなかったのに、いろんな男性から連絡先を聞かれ、食事に誘われるようになりました。たまに女子会クイーンとしての自分が顔を出しますけど、それもギャップのような形で受け取ってもらえているみたいです。今すごく楽しいです」

そう語る昌子さんは、最初に会ったときの印象と変わり、男性が思わず声をかけたくなるような雰囲気を身にまとっていました。

次の友達との合コンでは、パーティで身につけた経験を活かして、「いつもと違う」と言われることを楽しむくらいでいてほしいですね。

連載 結婚できる人・できない人の「運命の分かれ道」

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    ライタープロフィール

    吉村みか

    よしむら みか

    一般社団法人家族大学 学長。
    実家は教会、父親は牧師という環境に育ち、結婚する多くのカップルが「婚前教育」を受けた上で幸せな結婚生活のスタートをきる現場に立ち会ってきた。その経験を生かし、婚活世代の女性に向けた「女学(じょがく)」セミナーを開催。
    また、『クラブチャティオ』では「婚活ジェンヌ」の愛称で親しまれている。著書に『MY GIFT かっこいい大人になる!』(丸善出版)。

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