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「親の幸せのために結婚していいの?」幸子さんのケース

「親の幸せのために結婚していいの?」幸子さんのケース

結婚できる人・できない人の「運命の分かれ道」【第3回】

「結婚したい」本当の理由がわかっていないまま、婚活をしている人が多くいます。幸子さん(仮名)もその1人でした。結婚はしたい、でもいいな思う人に出会っても、その先に進む気が起こらないということでした。

◆「結婚したい」理由って?

「どうして結婚したいの?」

婚活をしている方には、最初にこの質問をします。

その理由がはっきりしているほど、婚活が成功しやすいからです。

 

幸子さんにも同じように質問をしました。

 

「もう36歳ですし」

「周りの友だちは結婚して子どももいる子が多くて」

「やっぱり1人でいるのも寂しいですし」

 

そう答える幸子さんの顔はあまり楽しそうではありません。

 

そこで、もう1つ質問をしてみることにしました。

「本当に結婚したいと思ってる?」

「!?」

一瞬ハッとしたような表情になった幸子さん。その後、ゆっくりと答えてくれました。

 

「実は私、やりたいことがあるんです」

 

幸子さんは小さい頃から海外に興味を持っていて、英語を話して海外で活躍できるような人になりたいという夢があるのだそうです。たくさん英語の勉強をして、大学卒業後は海外で仕事を見つけたいとご両親に相談したそうですが、一人娘の幸子さんを海外に出すことをとても心配し、反対されたそうです。

 

幸子さんはご両親の願いを聞き入れ、日本で英語力を活かせる職場に就職しました。

仕事はとても楽しいし、同僚や友人にも恵まれて、不自由は感じていないけれど、どうしても自分の夢である「海外での仕事」を諦めきれずにいるとのことでした。

 

ご両親は幸子さんが日本で働きながら結婚して家庭をもってくれることを願っていて、婚活もご両親の意向であると話してくれました。

 

婚活をしながら、幸子さんを気に入ってくれる相手に巡り会っても、結婚したらもう海外での仕事なんてできない……。幸子さんは、そんな想いから、どうしてもその先のお付き合いに踏み切ることができないでいたのです。

「結婚したくないわけではないんです。ずっと1人でいるのは嫌だし、子どもだって産みたい。早く結婚すれば親も喜ぶし、それが親孝行になることも分かっています。でもどうしても海外で仕事をする夢を手放せないんです」

幸子さんは、そう心の内を話してくれました。

◆誰のための結婚なのか?

親御さんから「早く結婚してほしい」と言われて婚活をする人は少なくありません、もちろん親御さんにとってみれば、いつまでも1人でいないで、家庭をもってくれることで親としての役目を果たせると感じている部分も多くあるでしょう。

 

でも、考えてほしいのは「結婚は誰のために、何のためにするのか?」ということです。

このまま幸子さんがご両親の意向に従って、自分の夢をあきらめて結婚をした場合、幸子さんの心の中にはずっと「海外で働きたかった」という後悔が残ってしまうかもしれません。夫婦関係や子育てでつまずいたときに「あのとき海外に行っていれば、こんな想いはしなかったかもしれない」などと、結婚したことが間違っていたと思ってしまうかもしれません。それは本当に幸子さんにとって幸せなのでしょうか?

 

幸子さんは親御さんを心配させたくないと、海外にも行かず、婚活をしていました。

でも自分が心から望んでいることが海外にあるのであれば、「親の幸せ」でなく「自分の幸せ」を選んでいいというお話をしました。

◆自分の望む幸せを取りにいく

幸子さんは、海外に転勤することを決めました。実はそれまで何回も幸子さんには海外転勤の話があったそうで、ずっと断っていたのですが、自分の幸せを選んでいいと知り、海外転勤を受けることにしたのです。そしてご両親ががっかりすることを覚悟で、海外で仕事をすることになったと話しに行きました。

 

ご両親には反対されましたが、もう既に転勤を決めたこと、自分の意思は変わらないことを告げ、自分の長年の夢をかなえるために海外に飛び立ちました。

 

その後、幸子さんがどうなったかというと、転勤をして仕事を心から楽しみ、そこで出会ったイギリス人の男性と結婚され、お子さんにも恵まれて幸せに過ごされています。

 

子どもを持ちながらも働きやすい海外の環境で、仕事も子育ても思いっきり楽しみながら、そして長期の休みには日本に戻り、ご両親とも良い関係が続いています。

 

「私は自分の幸せよりも、両親や世間が描く幸せを優先させようとして、どこかで苦しかったし、乗り気じゃなかったから、婚活がうまくいかなかったんですね、勇気を出して自分の本当に望む道を選んで良かったと、心から思います」

 

幸子さんは、そんなふうに話してくれました。

 

親孝行とは、親に心配をかけず、親の望むように生きるのではなく、自分の幸せをしっかりと選んで、胸を張って「今私は幸せです」と言えることなのかもしれません。

連載 結婚できる人・できない人の「運命の分かれ道」

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ライタープロフィール

吉村みか

よしむら みか

一般社団法人家族大学 学長。
実家は教会、父親は牧師という環境に育ち、結婚する多くのカップルが「婚前教育」を受けた上で幸せな結婚生活のスタートをきる現場に立ち会ってきた。その経験を生かし、婚活世代の女性に向けた「女学(じょがく)」セミナーを開催。
また、『クラブチャティオ』では「婚活ジェンヌ」の愛称で親しまれている。著書に『MY GIFT かっこいい大人になる!』(丸善出版)。

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