婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション
一途に生き一途に愛し、毅然と振る舞う、静御前の鶴岡八幡宮(神奈川)
理想の恋と人生が掴める 厳選「聖地・パワースポット」【第8回】
源氏物語で光源氏を魅了した明石の君のように、時の人 源義経に見初められた静御前。舞の舞台 鶴岡八幡宮での静御前の毅然とした立ち居振る舞い、愛する人を裏切らない姿勢は、困難に屈しない意志を授けてくれます。
■静御前と源義経の縁を結んだ神泉苑の3つの効果
このコラムの第2回で、帝の勅命で小野小町が言霊の和歌を詠み、雨を降らせ、五穀豊穣を叶えた伝説を紹介しましたが、静御前も同じく、言霊、そして舞で、天地を動かす力を持った女性でした。場所は同じく神泉苑。後白河法皇の命のもと集った100人の白拍子が舞い、雨請いをしましたが、天候は変わらず。しかし、静御前が舞うと空が曇り、雨が降りはじめ、3日間大雨に。静御前は後白河法皇より「日本一の舞」と称され名声を得、儀式の様子を眺めていた源義経の心を射抜き、結ばれました。
2人の縁が実ったこの神泉苑。心に願いを念じて池にかかる空海ゆかりの法成橋を渡り、善女龍王社、善女龍王様に加護をお願いすると、心願成就すると言い伝えられています。
・急に離れてしまった人、遠くへ離れている人との縁を保つ、縁を繋げる
・手放した居場所へ戻る、仲直りをする
・長期間耐えた苦しい選択や過去が実を結び、福を呼ぶ
上記3つの効果が、お願いの言葉を口にし、行動を伴わせることで、現れるでしょう。
■強く逞しく、揺るがず正しさを主張する心で人を動かす
静御前の舞は、天地だけでなく、その時代の偉人、源頼朝の心をも動かします。鶴岡八幡宮で「八幡大菩薩に奉納する」ことを名目に舞を命じられた静御前は、義経と離ればなれかつ身重の中、舞い、想いをあらわにしました。
第6回 和泉式部ゆかりの「貴船神社」の祭神イワナガヒメに願いを託す「君が代」を八幡大菩薩に向けて謡い、「よし野山 みねの白雪 ふみ分けて いりにし人の あとぞ恋しき」と和歌を披露。百人一首の歌人 壬生忠岑の「み吉野の 山の白雪 踏み分けて 入りにし人の おとづれもせぬ」、参議雅経の「みよし野の 山の秋風 小夜更けて 故郷寒く 衣うつなり」、猿丸大夫の「奥山に 紅葉ふみ分け なく鹿の 聲きく時ぞ 秋は悲しき」をふまえ、「義経の言葉や声は鮮明に心に刻まれています。彼をないがしろにし、誰かやなにかに生き方を狂わされることはありません。手紙を交わしあい西の道へと離れた彼を、今もなお愛しています。あなたが彼を探し求めているように、恋しいのです。」と、義経の居場所を知りたい頼朝に、正々堂々と宣戦布告をしました。その後、静御前は、頼朝に問いを投げかけます。
「しづやしづ しづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな」
「静、静と、をだまきの花のようだと飽きること無く、途絶えることなく義経は私を愛してくれました。その時間をまた繰り返す術はあるのでしょうか。幸せだったあの頃に戻ることはできるのでしょうか。」
忘れることができない人を今もう一度この手で愛する機会があればいいのにと「いにしへの しずのおだまき 繰り返し むかしを今に なすよしもがな」(伊勢物語)を本歌取りとし、主人公の在原業平と立場を重ね、変わらぬ愛を語り、2人の縁を割かないで欲しいと懇願。
また、古今和歌集「いにしへの しずのおだまき いやしきも よきもさかえは ありしものなり」を本歌取りともし、「卑しいことも賎しい日々も永遠ではなく、栄枯盛衰、いいことも栄えがあるもの。期待は叶うものではありません。いつまであなたは過ちをおかすのでしょうか、繰り返すのでしょうか。」と、頼朝に、道を正すよう、意見を伝えました。
源氏の繁栄を祈るべきときに、愛する義経を慕う姿をみせたこと、皆の前でたしなめられたことに頼朝は激怒。しかし、妻 北条政子が「静御前の気持ちがわかります。私が彼女の立場であっても同じように舞い、謡い、意見を伝えるでしょう。」と諭し、配流時代に頼朝と結ばれたときのことを引き合いに出して翻意させ、ことなきを得ました。
義経を射止めた静御前は、源頼朝より一枚上手で、北条政子に一目おかれるほど、言葉の力も、知恵も器もあり、肝が据わっていました。身分や状況にのまれることなく自己主張をする、正しさを追求することは、自分を主人公として生きる人生において、ライフデザインを作る上で、大切な要素。
・毅然として、筋をとおす
・自身の真理に正直で、愛する人への忠誠を裏切らない
・世界や立場が違う人に決して臆せず、言うべきことは言い、問いかける
静御前のように、この3つを実践し、過ごしましょう。をだまきの花は、経験や言葉を信じる力、許す心、間違いや伝えたい想いを表現する強さを与えてくれます。参拝時のお供えや部屋に飾るお花として、活用してください。
■諸行無常に生き、弱さに勝つ力を得る
鶴岡八幡宮は、攻めるときでなく守るとき、果敢に行動をするよりも培ったものを守り、失わないように防ぐ力が欲しいときに加護を与えてくれる聖地です。そのために必要な、周囲との関係を理解する力、黒子となり誰かをたてる、人をひきたてる力を掴むことができます。
また、いっときの幸せや快楽に溺れることなく、一時的な助けに甘えることなく毅然と生きる力、優しさに負けず、自分の力で名声を掴んでいく力を与えてくれます。永遠、絶対、100%、といいきれるものは存在しません。今目の前にある大事なもの、いつか手にしたいものが、いつまでも視界にあると思うことなく、それが必ず自分を支えてくれるものだと過信せず、人生を歩みましょう。参拝は、弱点を強化したいとき、弱みを人にさらけ出さずガードを固くしたいときにもおすすめです。
■鶴岡八幡宮ゆかりの偉人・静御前の生き方と言葉をライフデザインに生かす
静御前は、男装をし、自分を捨て、神様の憑代になる存在として生きました。
・性別が逆の場合、どんな生き方をするか、恋愛でとる態度を考える
・自分ではない誰か、なにかになりきる
・必要とされる役割を演じる
彼女が役者であり自身の存在を無にしていたように、この3つを試し本来の自分と比較しましょう。視野、視座、視点を変える癖をつけると、そこから新しい生き方や恋愛のヒントを、手にできるでしょう。また、静御前は出産しすぐに愛する我が子を手放さざるをえない現実と直面しました。子どもがいる生活、子どもを1人で育てるとすればどうするか、やむをえず手放してしまうとすればどう生きるかも、静御前に心を重ね、考えてみてくださいね。
連載 恋活
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