サラツヤ髪を手に入れる！　シャンプー・ブローのちょっとしたコツ

「魅力的な自分」に変わる！　10のビューティ習慣【第８回】

忙しいからといって、毎日のヘアケアを手抜きすると、パサパサの髪に……。

シャンプー、トリートメント、ブローのちょっとしたコツをつかむだけで、ツヤツヤの美髪になれます！

◆特別なトリートメントを使わなくても髪はキレイになる

「月に何度かヘアサロンでトリートメントをしてもらっています」

モデルや芸能人からよく聞くセリフですが、これを聞くと「やっぱりサロンでトリートメントしないと、あんなにツヤツヤ髪にはなれないよなぁ」とガッカリした気持ちになりますよね。

たしかにサロンのトリートメントは高機能で、効果もすぐ実感できます。しかし、問題はお値段ですよね。高いトリートメントだと1回1万円以上もするものもあるため、お財布にはかなりダメージが大きいです。

そこで、考えるべきは「毎日の自宅ケアでいかにキレイな髪にするか」ということ。

毎日のケアでも充分に髪はキレイになります。また、今の髪のダメージは毎日の間違ったケアによるものかもしれません。ダメージを少なくして、髪のコンディションを整えるための“ほんのちょっと”のテクニックを学んで、お得にキレイな髪を手に入れましょう。

◆「どのシャンプーがいいか？」それは人に聞くものじゃない

太りやすい体質の人もいれば、やせの大食いの太りにくい体質の人もいるように、髪質にも個人差があります。

ヘアカラーやパーマだけがダメージの原因だとすれば、子どものころはみんなサラサラヘアということになりますが、そうではないですよね。子どもでもツヤツヤ髪の子もいれば、ゴワゴワになりやすい子、広がりやすいクセ毛の子もいます。

そのため、髪をキレイにする方法も髪質によって全く対処法が異なるのです。よく「どのシャンプーを選べばいいか分からない」という人がいますが、その答えを知っているのはあなたしかいないのです。

では、ベストなアイテムと出会うために、知っておきたいポイントをご紹介します。

・シャンプー後の24時間以内に、かゆみ、不快感がないか

かゆみや不快感の原因は、頭皮の皮脂だけではありません。頭皮の乾燥や荒れによって生じることもあるのです。頭皮をキレイにするスカルプシャンプーの洗浄効果が強すぎて荒れたり、乾燥したりする場合もあります。かゆみや不快感がある場合は、いったんそのシャンプーはやめた方がいいでしょう。

・髪がなかなか乾かない。髪がもったりする感じはないか

次は、髪が重たく感じる、またドライヤーの時間が長くなった、と感じる場合です。髪が過剰な油分やシリコンにコーティングされていると、髪がもったりと重たく感じて、乾きにくい状態になります。仕上がりが「しっとり」タイプではなく、「サラサラ」とアピールしているトリートメントに変えたり、ノンシリコンに変えたりと、新しいものにシフトみましょう。

・髪が絡まる、パサパサになることはないか

では、シリコンや油分が悪いのか、というと決してそんなことはありません。ダメージによってパサついた髪をコーティングすることで、なめらかで指通りのいい状態に変えてくれます。まだ、ノンシリコンブームが根強く続いていますが、パサパサになった髪には個人的にはシリコンや油分が入ったアイテムをオススメします。

とはいえ、人からオススメされたものも、使ってみると合わないことが当然あり得ます。また、自分の髪質も変わっていきます。色んなアイテムを使って、今の髪に最も相性のいいものを選びましょう。

◆キレイな髪になるためのシャンプー・ブローのやり方

自分に合うアイテムが見つかったら、それを最大限に活かすためのケアを行いましょう。

まず、シャンプーから。シャンプーで主に気をつけるべきなのは、

・頭皮を傷付けないこと

・頭皮の汚れもしっかり掻き出すこと

・キューティクルを傷付けないこと

の3点です。

頭皮の汚れをしっかり落とそうとすると、つい力が入り過ぎて爪先で傷付けてしまうことがあります。爪先ではなく、指の腹を使うように意識しましょう。また、お湯でしっかりと予洗いすることでシャンプーの泡立ちもよくなり、頭皮のすみずみにまで泡を行き渡らせることができます。

お湯でしっかりと予洗いしたら、シャンプーは2～3回に細かく分けて付けていきます。一度にたくさんの量を付けると、一部分にだけ溜まってしまい、生え際にまで行き渡らないことがあるためです。

少量のシャンプーを手である程度泡立てたら、髪をかき分けて頭皮に両手の指の腹を置きます。そして、毛穴の生え際にしっかりと指が当たるよう、頭頂部に向かって下から上に指を動かして泡立てます。この工程のポイントは、髪をかき分わけること。髪全体をごしごしとこするとキューティクルを傷付けてしまいますので、ご注意を。

シャンプーが終わったら、トリートメントです。手で絞るように髪の水分をはらったら、トリートメントをゆっくりと時間をかけてもみこんでいきます。キュキュッと髪の内部にまで浸透させるイメージで、毛先を中心にもみましょう。

そして、洗い流し方がとても大切なのです。キューティクルは上から下に向かって出来ています。そのため、髪を下から上にこすることでキューティクルが剥がれてしまう可能性があるのです。シャンプーもトリートメントも、そしてブローも、“上から下に”を意識して毛流れに沿って行ってください。

洗った後に髪の毛をすぐ乾かさない人は、せめてアウトバス用の洗い流さないトリートメントをつけておきましょう。濡れたまま何もせずに放置しておくと、せっかく補った髪の水分がとんでいってしまいますよ。

どれも、大げさにテクニックとも呼べないほんのちょっとした方法ですが、意外にもできている人は少ないものです。私の周りでも、これらをちゃんと行うことによって指通りが変わった、髪がサラサラになったと驚いている人が多いのです。

髪がサラサラだと気分もとてもいいですよね。今日からできるケアなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。