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表情と声を磨けばもっと輝くあなたの魅力
「魅力的な自分」に変わる! 10のビューティ習慣【第10回】
相手の気持ちに共感し、表情豊かにコミュニケーションをとれる人は、とっても魅力的!
意中の相手に「この人とは合う」と思ってもうために、今すぐできることとは…?
◆自分がどんなふうにしゃべっているか、見たことがありますか?
前回は、「笑顔の大切さ」についてお伝えしましたが、人を魅力的にみせる表情は笑顔だけではありません。表情はさまざまな気持ちを表します。たとえば、真剣に相手の話を聞いていれば目に力が入ったり、驚いたら眉毛が上がったり、嫌な気持ちになると口角が下がったりと、心の動きとともに表情もコロコロと変わります。
では、みなさんは、“自分がどんな表情をしているのか”を知っていますか?
前回もお伝えした通り、鏡のなかに映っている自分は、意識的につくられた状態です。無意識な表情を自分で確認することは、とても難しいものです。
本当は楽しいのに「なんか不機嫌そうだね」と言われたり、仲良くなりたいのに「近づきにくい」と思われたりと、本来の自分と違う印象を与えてしまう人は、もしかしたら自分の想像している表情を、本当はつくれていないことが原因なのかもしれません。
笑っているつもりでも、相手にとっては笑顔に見えなかったり、実は「退屈だ」と思っているのを隠しているつもりでも顔ではバレバレだったり……。
自分の期待した反応が返ってこない相手には、違和感や不信感を抱いてしまうことがあります。楽しい話をしているのに、笑顔をみせてくれない、ショックな話をしているのになんでもない顔をしている。これでは、「何を考えているのか分からない」と思われるのも当然ですよね。
どんなにいい話をしていても、表情が伴っていないことで、会話の内容自体の信頼度が損なわれてしまうのです。
◆大人になると表情が乏しくなって当然……
子どもは、とても表情豊かです。言葉にしなくても、顔を見れば思っていることが分かるほど、コロコロと表情が変わります。
しかし、大人になると相手を傷付けないようにしたり、気分を損ねないようにしたり気遣う、“建前”も必要になってきます。そのため、気持ちを隠す「ポーカーフェイス」が自然と身につき、結果として表情の豊かさも失われていくのです。
表情が乏しくなると、次第に表情をつくるための筋肉、“表情筋”が弱くなります。たとえば、筋肉のあまり付いていない細い腕では重いダンベルを持ち上げることが難しいように、表情筋の力が弱い状態で表情を豊かにするのは無謀なのです。
そのため、魅力的な笑顔も、嬉しさや楽しさもきちんと伝わるための豊かな表情づくりにも、まずは弱った“表情筋”を鍛えることが大切です。では、どのようにすれば表情筋を鍛えることができるのでしょうか?
表情筋を鍛えるトレーニング方法は、「大きな動きで普段使わない筋肉を刺激する」ことがポイントです。
たとえば口角だと、ニコちゃんマークのように頬を目に近付けるようなイメージで、思いっきり口角を上げて10秒以上キープする。これだけで、ピクピクと顔の筋肉が刺激されていることを実感できます。
また、目の周りの筋肉を使う場合は、眉毛をできるだけ動かさずに目を最大限大きく見開いてキープ。続いて、うっすらと目を開けて、細めた状態でもう一度キープします。
大げさな動きと、普段は決してしない顔の動きを意識的に行うことで、弱った筋肉を刺激して鍛えることができるのです。
表情が豊かになるだけではなく、たるみを改善して小顔効果もある、“二度おいしい”トレーニングをぜひお試しください。
◆声を意識して調整していますか?
無意識な自己表現といえば、表情に加えて“声”も挙げられます。
録音した自分の声を聞いて、「えー! こんな声なの?」と驚いた経験はありませんか? 声を意識している人は少ないはず。しかし、速さやボリュームは比較的簡単にコントロールできます。
会話がポンポンとなめらかにキャッチボールできている2人は、会話の速さもボリュームも似ています。一方が早くて、一方は遅い……これだと、会話のリズムが乱れてしゃべりにくく感じてしまうのです。
人は自然に相手に合わせる傾向にありますが、意識的に率先して相手に合わせることで「この人とはなんか合うかも」と好印象を与えるきっかけにつながります。
相手がゆっくりと真剣に話しているときは、こちらもゆっくりと相槌を打つ。向こうが楽しそうに早口でしゃべっていたら、こちらもやや早いテンポで質問を投げかける。このような、リズムのいい会話はお互いにとって心地よく、2人の距離を縮めるための大きな手がかりとなります。
また、声質は変わらずとも、声にも表情があります。赤ちゃんにしゃべりかけるときは優しくなったり、友だちとしゃべっているときはハキハキと明るくなったりと、さまざまな変化が起こります。
声は唯一、相手の聴覚にアプローチできるものです。自分の魅力が伝わるように明るくしゃべったり、優しく温かみのあるしゃべり方をしたりして意識することによって、自分では感じない微妙な変化であったとしても、大いに好印象につながることもあるのです。
今回は、表情と声という、美容とは少し関連のなさそうなものについてお話ししましたが、ぜひ想像してください。
あなたにとって、明るい女性、女性らしい魅力のある人とはどんな人ですか?
どんなふうに話すのか、どんなふうに話を聞いてくれるのか、そこを抜きに外見だけで語れるでしょうか?
すぐに大きく変えることを目指すのではなく、まずは「少しだけ意識してみる」ことからはじめてみませんか?
連載 「魅力的な自分」に変わる!10のビューティ習慣
- 「キレイだね」と言ってもらえる魅力的な自分をめざす
- 姿勢を変える ~カラダの歪みも脂肪のお悩みも解消!~
- 「自分を一番活かすメイク」自分に合う色を使う!
- パッと目をひく女性は「基礎のスキンケア」を大切にしている
- がんばらずにスリムに!? 「太りにくい3つの食事法」
- サラツヤ髪を手に入れる! シャンプー・ブローのちょっとしたコツ
- 表情と声を磨けばもっと輝くあなたの魅力
- 確実にキレイになるために決めておくべき4つのこと
- 1つのビューティ習慣から、自分の「眠った魅力」が目覚める
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