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【恐怖の恋愛失敗談】束縛女子との交際で精魂尽き果てた僕の1年間
自信のなかった僕にカワイイ彼女ができるまで【第14回】
多くの女性と知り合うと、その中には様々な性格の人がいるものです。中には、僕の人生に大きな影響を与えかねない強大な個性を発揮した女性もいました。その中でも印象に残っているのは、束縛が強い女性です。この女性、R子と過ごした1年少々の時間はかなり大変でした。
今回は、そんなR子とのエピソードをいくつか振り返ってみます。
◆飲み会から帰宅後、自室に舞う紙吹雪
束縛が強い女性は、相手が自分の思い通りに動いてくれないと不安を感じるものです。交際当時、R子は一人暮らししていた僕の自宅にいることも多くありました。ある朝、「今日は何時ごろ帰ってくるの?」と聞かれたので、「今日は上司と飲みにいくので、夜10時くらいかな。」と答えて出かけました。
夜になって仕事が終わり、上司と一杯飲みにいきました。飲みにいくと会話が盛り上がってしまうのはよくあることで、ついつい長居してしまい、夜11時を過ぎて帰宅しました。
部屋に入ると、R子がいるはずなのに室内は真っ暗。足元をよく見ると、1センチ大に切り刻まれた新聞紙の切れ端が床を覆っています。僕の部屋の床が、大量の紙吹雪を撒き終わった後のコンサートステージのような状態になっています。
よく見ると、部屋の隅でハサミを持ったR子が、引き続き新聞紙を切り刻んでいます。どうやら、夜10時に帰宅すると僕が言ったのに、それが11時を過ぎてしまったことに腹を立てている模様です。
そうは言っても、こちらもまだ新入社員の立場での上司との飲みの席だし、「じゃっ、時間が来ましたのでお先に失礼します。」などと軽々しく言える関係でもありません。それに、時間を過ぎたといっても、別に約束をしたわけでもないし、せいぜい1時間少々の話です。これくらいで責められる筋合いはないというのが本音です。
それでもR子からすると、「嘘をついた」「裏切った」という主張ですから、話は平行線。その後、喧嘩に発展することになります。こうしたやりとりが日常茶飯事でした。
また、別の日に喧嘩をしていると、気持ちが高ぶったR子は台所に入るやいなや包丁を取り出してきました。そして、ギュッと両手で握りしめた包丁の刃先をこちらに向けて迫ってきます。R子はひどく興奮しており、目は完全にイッてしまっている状態。包丁を自分に向けられるのは、僕も生まれてはじめての体験でしたので、恐怖を覚えます。
こうなってしまうとR子を落ち着かせるのに時間がかかります。無事、R子の気持ちを平静な状態に戻すのに3~4時間かかるので、寝るのが午前3時くらいになってしまうこともよくありました。
僕の当時の起床時刻は、5~6時くらいでした。ですので、睡眠時間が2~3時間の状態で出社せざるを得ないことも多々ありました。このように、R子との交際によって、日常生活にも徐々に悪影響を及ぼすようになってきました。
他にも、喧嘩したら裸足で家を飛び出して返ってこなかったりとか、喧嘩して飛び出していったら「今、近くのマンションの屋上にいる…。」と電話がかかってきたりとか、飲み会会場にハサミを持って乱入してきたりとか、R子と交際していた1年強の間に様々な出来事がありました。
◆束縛女子と出会ったら
こうした束縛が強い女性は、自分に自信がなくて愛情に飢えています。だから、相手が自分の期待した通りに動いてくれないと、平静な気持ちを保てなくなってしまいます。また、相手の注意を自分に向けるためなら手段を選びません。
それが、いわゆる「重い」という状態を生み出します。
あなたの持っているあらゆる能力の合計が100だとします。100のうち自分のために使うのは80くらいの力ではないでしょうか。残りの20の力を、家族のため、友人のため、他人のために使う。そのくらい配分が一般的な感覚ではありませんか。
束縛女子と付き合うと、はじめあなたに1の要求をしてきます。1の要求であればそんなに大変ではありませんから、あなたも応じてしまいます。そうすると、束縛女子は2の要求をしてきます。これもやればできる範囲ですから、応じます。
そうしていくと、次は4の要求、8の要求というように、どんどん要求のレベルが高くなっていきます。さらに倍になって16の要求をするようになっている頃は、あなたのプライベートのほとんどは束縛女子に捧げる状態になっています。もともと、他人のために配分する力は20だったところ、そのほとんどを束縛女子に費やしているわけですから。そして、その要求が20を超えると、いよいよあなたの日常生活に支障をきたすことになります。
外見がキレイな女性でも、このように束縛が強い女性は一定数存在します。女性と仲良くなりつつある段階で、「この子、ちょっと束縛がきつい子かもしれないな。」と感じたら、仲を進展させるかどうかはよく考えてみた方がいいでしょう。
こうした束縛女子とのお付き合いを経験すると、一般的な女性の「わがまま」や「やきもち」が蚊に刺された程度のものにしか感じなくなります。その観点からすると、束縛女子はいわゆる「男の度量」を大きくするには最適の人材といえます。
もし、あなたが男性の包容力をアップさせたいのであれば、束縛女子と一度お付き合いするのも良い経験です。ただし、自分の持っている能力を全て相手女性に捧げる相応の覚悟を持って交際しましょう。
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