女性が年上か年下で恋愛の形が変わる ~年の差カップルについて~

埼玉県が主催する「ライフデザイン支援講座」の講師陣が、各講座のエッセンスをお届けするシリーズ。今回は、「婚活マスター」こと心理カウンセラーの高橋聰典さんと、「婚活ジェンヌ」こと家族大学学長の吉村みかさんに、結婚力を上げて、幸せな結婚を引き寄せるための極意を伝授していただきます。今回は、吉村みかさんの登場です。
今回は、結婚したいと思っているあなたのために、
「心」「技」「体」の3つに分けて、
幸せな結婚を引き寄せるための具体的な方法とそのポイントをお話ししていきたいと思います。
まずは「心」です。
私たちはみんな、自分の価値観を持っていて、
価値観が合う人に対しては好感を持ち、
合わない人には距離を置きたいというような判断をしています。
「好き」が合うほうが、その場の感情は盛り上がるかもしれませんが、
長く続ける必要がある人間関係においては、
「好きな価値観が合うこと」よりも「嫌いな価値観が合う」ほうが、
お互いにストレスがなく長続きすると言われています。
好きなことをしてくれる人は大事。
でも、自分がされて嫌なことをしない人はもっと大事ということです。
ただし、自分がどういうことをされたらうれしいのか、嫌だと感じるのか。
それを自分の中でわかっていないと、相手を見誤ってしまいがち。
ですから、これからは結婚したい人の条件として、
収入とか、長男以外といったことではなく、
「○○ではない(をしない)人」というのを条件に挙げていきましょう。
例えば、「○○をしない人」という前提で考えると、
嘘をつかない人がいいとか、
浮気をしない人がいいなとか、
すぐキレて手を上げない人がいいな等々……。
理想の結婚や人間関係を追うのも悪いことではありませんが、
そればかりになると、人の悪いところが目について、
「こうしてくれると思ったのにしてくれない」などと、
実際の目の前にある現実を限定してしまいがちです。
でも、「あなたはこれをしない人だから」と選んだのであれば、
「だけどこの人はこうしてくれる」、「こんなこともしてくれる」と、
プラスのポイントがたまっていきます。
お互いにそんな風に考えられたら、きっとよい関係が続いていくのではないでしょうか。
次に「技」の面です。
技と言っても、要はお互いが理解し合うためには、
どういうコミュニケーションの方法が最適なのかということ。
そもそも男性と女性では、身体や思考など、基本的なしくみが違います。
当然、男性が反応する言葉、女性が拾いやすい言葉も違ってきます。
まず心得ておきたいこと。
そもそも男性は、「“ウルトラマン”マインド」を追っている生き物だということ。
正義の味方
敵と戦う
世のため人のためになることが理想
みんなの憧れの存在を目ざす
認めてほしい
多かれ少なかれ、男性にはこのような傾向があります。
そして女性はというと、「“シンデレラ”マインド」を追っている生き物。
悲劇のヒロイン(「私って弱いのよ」と心の底では思っている)
いつか王子様がくることを夢見ている
一人で何役もこなす
感謝されると頑張れる
共感してほしい
このように、男女の基本構造は少し違っていることがわかります。
男性は、意識のベクトルが常に自分のほうに向いていて、
とにかく自分を認めてほしがります。
対して女性は共感したい、してあげたい生き物。
意識のベクトルは外に向いているので、他人の変化にとても敏感です。
男性は、女性が髪型を変えても、可愛い服を着ていても気づかないというのも、
男は矢印が自分のほうを向いているからで、それを変えるのは至難の業。
女性はあまり期待しないほうがいいでしょう。
まず女性は男性を認めてあげることが第一だと覚えてください。
また、認められたがり屋の男の人にとって、一番きついのは責められること。
ですから、とにかく責めないことも大切です。
そしてもし男性に何か言いたいことがあるときは、
「どうしてこんなことするの!」などと責めるのではなく
「こういうことをされると、すごく困るの」という言い方をするといいでしょう。
これで男性の側に「困っているなら、彼女を助けてあげないと!」というスイッチが入り、行動に変化が現れます。
では、男性は女性に対して、どのように接すればいいのでしょう。
先ほども述べたように、女性はとにかく「共感してほしがり屋」です。
自分が悩んでいるときに、「それはこうするといいんだよ」なんて、
アドバイスが欲しいのではありません。
とにかく、今の状態を理解して、しんどいね、辛いねと言ってほしいだけなんです。
男性にとっては面倒くさいでしょうが、ここはぜひともつきあってほしいものです。
ただし、男性の場合、女性の言い分が理解できないということが、ままあるようです。
参考までに、これを言っておけば共感しているように聞こえるというセリフを、
理解度別に伝授しましょう。
まず女性の言っていることが理解できている場合、
本当に共感している場合は
「そうだよね」「わかる、わかる」
と言ってみてください。
“それから、それから”“もっと聞いてあげるよ”というニュアンスが伝わることがポイントです。
反対に、何を言っているのかさっぱりわからないというときは、
「そうなんだ~」「君はそう思うんだね」
と答えましょう。
わからないのに「わかる、わかる」と言うのは、自分があとから苦しくなるだけ。
わからずとも否定はせず、とにかく理解しようとしている気持ちを伝えることが大切です。
最後の「体」は、いわゆる「見た目」です。
もちろん、幸せになるための条件として、「見た目」は大きな要素ではありません。
でも決してないがしろにしてはいけないことでもあります。
特に男性の場合、上から下までおしゃれな服を揃えなくても、
せめてサイズの合った服を選びましょう。
体型に合ったものを来ているだけで、きちんと感やおしゃれ感がアップします。
ファッション雑誌を見て研究したり、自分より少しオシャレな友だちにつきあってもらったり、よく話す女友達にアドバイスをもらったりするという方法もあります。
それから、もっとも大切で、忘れられがちなのが姿勢です。
壁にかかとをつけて立ち、次にお尻、肩、頭をつけていきます。
肩の上に耳が乗っているような意識で、背中もなるべく広く壁につけるようにしましょう。この姿勢を意識するだけで、見た目がグンと違ってくること間違いなしです。
女性の場合は、服装や髪型、メイクも大切ですが、意外に意識していないのが「表情」です。
1日のうちで、自分が意識して表情を作れる時間というのは、わずか30分程度なのだそうです。
残念ながら、無意識に疲れた顔を見せていることのほうが多いのです。
そこで意識したいのが「口元」。口角を少し上げるだけで、人が見たときの印象が大分変わります。
朝、メイクをするときなど、鏡を見るときには必ず口角を上げるクセをつけるようにしましょう。
これは結婚後、夫婦の仲が険悪になったときにも役立つので、ぜひ覚えておいてください。
●埼玉県、未婚者を応援するライフデザイン支援講座開講
http://www.pref.saitama.lg.jp/news/page/news140822-01.html
達人が教える「幸せな結婚を引き寄せるための極意」とは? 後編
ライタープロフィール
吉村みか
よしむらみか
一般社団法人家族大学学長。
実家が教会、父親が牧師という環境に育ち、結婚する多くのカップルが「婚前教育」を受けたうえで、幸せな結婚生活のスタートをきる現場に立ち会ってきた。その経験を生かし、婚活世代の女性に向けた「女学(じょがく)」セミナーを開催。著書に『MY GIFT かっこいい大人になる!』(オフィスエル)、『恋活サプリBOOKS 幸せな結婚につながる11のレッスン』(ブックビヨンド)がある。
女性が年上か年下で恋愛の形が変わる ~年の差カップルについて~
理想の相手を引き寄せるヒントが隠れている!ファザコン&マザコンの成り立ち編1
恋から愛への成長の違い ~早熟な女性VS子どもな男性~
男と女の「愛の違い」【男の愛編】
男と女の「愛の違い」【女の愛編】
未婚男女の半分以上が恋人ナシ!「恋愛が面倒」と感じるのはなぜ?
胸とモテ度の関係は?自分の魅力を生かすために大切なこと
親に反対されても、運命の恋を成就させる方法を、ドラマ『グランメゾン東京』(第5話)に学ぶ
婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション
男性に愛される、聞き上手女子の会話術
男性は質問されることが嫌い!?圧を感じさせる質問3つ