女性が年上か年下で恋愛の形が変わる ~年の差カップルについて~

埼玉県が主催する「ライフデザイン支援講座」の講師陣が、各講座のエッセンスをお届けするセミナーコラムシリーズ。今回は、「ライフデザインのプロ」ともいえる、未来デザインコンサルタントの若尾裕之先生が自分らしい人生の描き方や、実現の仕方をアドバイスします!
みなさん、こんにちは。未来デザインコンサルタントの若尾裕之です。
20代や30代の若い皆さんは、まだ「人生が有限だ」という意識は持っていないでしょう。
私は45歳の時に急性肝炎になり、生死をさまよった経験があります。救命救急センタ-のベッドの上では臨死体験までしました。
それから人生観が変わり、人生の最期をイメージして自分の人生全体を考える重要性を感じ、未来デザインを提案するようになりました。
残念ながら人間の死亡率は100%。早いか遅いかの違いだけで、誰もがいつかは人生の最期を迎えます。
その人生の最期のとき、あなたは誰とどこで過ごしたいですか?
若いうちは仕事や遊びで忙しく、結婚は後回しという人も多いでしょう。
しかし仕事で成功し、経済的に豊かになったとしても、それだけで本当に幸せと言えるでしょうか? 歳を重ねた後、孤独を感じて「あの頃、結婚していたら」などと後悔する人もまた多いのです。
人生にはバランスが大切です。健康、経済力、仲間、そして家族のすべてが充実したときに真の幸せを手に入れたと言えるでしょう。
そのためには、自分自身の人生のありかたを考えることが必要です。
例えば、80歳のときの自分の状況をイメージし、家族構成がどうありたいかなど、なるべく具体的に考え、そのためには、いつ結婚し、いつ出産すれば良いか考えて行動することが大切なのです。人生が有限だと思えたそのときから、あなたの人生も劇的に変わるでしょう。
人生で与えられた時間は限られています。
あなたの残りの人生は、あと何日でしょうか?
例えば今、あなたが20歳だとしたら約2万日ほどです。
しかし睡眠時間や移動時間など、自分の自由にならない時間もあるので、有効に使える時間は、その3分の1から5分の1ほどでしょう。そう考えると、たとえ20歳の人でも残りの日数はせいぜい4000~6000日程度です。
お金であれば、今は少なくても頑張って大幅に増やすことも可能です。
しかし、人生の残り時間だけは、どうやっても増やすことはできません。
いつかは人生の終わりが来る。今のうちからそれを前提にして生きることが、人生を豊かにし、本当にやりたいことを見つけるきっかけになるのです。そうすれば1日1日が貴重なものであり、大切に使いたいと思うようになるはずです。
アップル社の創業者であるスティーブ・ジョブズは、スタンフォード大学の卒業式で次のようなスピーチをしています。
「私は17歳のとき、どこかでこんな言葉を読んだ。『毎日、今日が人生最後の日だと思って生きなさい』。そのときから今に至るまで、『今日が人生最後の日だとしたら、今やっていることは本当にやりたいことだろうか』と問いかけてきた」。
各分野の成功者に共通することは、人生に終わりがあると覚悟をし、それを前提に日々を丁寧に生きたことです。私たちも彼らのように覚悟をもって生きることが大事なのではないでしょうか。
充実した人生を送るためには、まず「人生の最期から逆算」して、自分自身の未来をデザインすること。そうすることで、夢や目標、そこに向けた具体的な行動が明確になるでしょう。
自分自身が描いた人生のプランにそって生きることは、すなわち自分の夢を自分自身で実現していくということ。そのためにまず必要なことは、なんだと思いますか?
それは「自分を知ること」です。
自分のことは、自分が一番知らないものです。そのため、自分自身のことを過大評価したり、反対に過小評価したりする人がほとんどです。誰でも長所・短所、好きなこと・嫌いなこと、得意なこと・苦手なことがあるのです。自分の行動についても同様です
自分のことや自分の行動について冷静かつ客観的な目で見る「自分研究」を始めてみませんか?
人はどうしても自分と他人を比較して、悩んだり焦ったり、ねたんだりしがちです。
しかし、人はそれぞれ異なります。10人いたら10人、100人いたら100人がみんな違います。ひとつのことで劣っていたとしても、ほかのことで勝っていることもあります。他人と比較して一喜一憂せず、まずは自分の強み・弱みを知ることが第一です。
婚活成功のポイントも同様です。自分自身の長所・短所を知ることでアピールポイントが見つかるはず。自分の「強み」を活かすことこそ、あなたの人生を輝かすことになるのです。
夢や目標の実現は、他人に嫌われることをむやみに恐れていてはできません。
「こんなことをしたら、人に笑われるかも」とか「こう言ったら、人にどう思われるかな」などと恐れて、一歩前に出られないことってありますよね。例えば婚活でも、他人に嫌われることを怖がって、なかなか声をかけられない人がいます。
他人に嫌われたくないという気持ちは、誰もが持っています。
しかし、世の中の人全員に好まれ、褒められることは不可能です。どんなに素晴らしい俳優、歌手、スポーツ選手、経済人であっても、必ず悪口を言う人はいます。
2割がファン、6割がどちらでもない、2割がアンチぐらいに考えてちょうど良いと思います。もし誰にも嫌われない人がいたとしたら、その人はきっと、誰からも好きになってもらえない人でしょう。
もちろん、あえて敵を作る必要はありませんが、自分の考えに逆らってまで迎合する必要もありません。他人に嫌われても良いという気持ちと、ほんのちょっとの勇気を持って自分らしく行動すれば、きっとあなたは強くなれます。それが婚活成功の近道にもなるのです。
次回は、自分らしい人生の実現に伴う困難への立ち向かい方についてお話いたします。
●埼玉県、未婚者を応援するライフデザイン支援講座開講
http://www.pref.saitama.lg.jp/news/page/news140822-01.html
●豊かな人生は「人生最期の日」から始まる!「逆算の未来デザイン」/ライタープロフィール
若尾裕之
わかおひろゆき
株式会社未来総合研究所代表取締役社長。未来デザインコンサルタント。立教大学経営学部兼任講師。
日産自動車宣伝部時代には、「イチロ・ニッサン」などの多くのヒットCMを担当。現在は、未来デザインコンサルタントとして人生の最期をイメージした自分らしい生き方を提案。ライフデザインにおける結婚の重要性、恋愛・結婚のためのコミュニケーションの必要性を伝えている。著書は『「結婚したい」と思われる人の共通点』(PHP研究所)など多数。
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