女性が年上か年下で恋愛の形が変わる ~年の差カップルについて~

埼玉県が主催する「ライフデザイン支援講座」の講師陣が、各講座のエッセンスをお届けするシリーズ。今回は、2社の起業と子ども支援のNPOを設立し、経営者としての成功体験を基に、コーチ&コンサルタントとして女性の起業や自己実現、教育関係のサポートなどを行なってきた蘓原利枝先生が、「子育て」「お金」「仕事」の結婚に関する3つの不安解消のポイントをアドバイスします。
みなさん、こんにちは。NPO法人スクールコーチ協会の蘓原利枝です。
結婚前の皆さんは、結婚までは想像がつくけれど、子育てまではイメージがわかない、だから子育てについて不安だと思われている方が殆どではないでしょうか。
でも、結婚も出産もまだ先の話である今だからこそ、
どんな人とどの様な家庭を築きたいか、どんな子育てをしたか・・・・、
子どもがいる生活を具体的に考えることが重要です。
結婚後の生活の具体的なイメージを立てておくことで、
自分にはどんな結婚相手がふさわしいかが明確になり、
これまでとは違った目で異性を見ることができるので、
理想の相手をより引き寄せやすくなってきます。
今回は、結婚前の皆さんが何となく不安に思っていることを中心に、それを解消するための心得をお話ししたいと思います。
まずは「子育て」について。
子どもには無条件の愛を注ぎましょう
子どもは親にとってはこのうえもなく可愛いものです。
でも、思っているだけでは伝わらないことがあります。
言葉にして子どもにちゃんと伝えること。ここが重要です。
親が子どもに無条件の愛を注ぎ、子どもが親から愛されていると実感することで、親子の信頼関係はもちろんのこと、子どもが自分への自信がつき、
様々な困難に挑戦しようという生きる力の根っこの部分が育つのです。
でも、親の愛情の注ぎ方と、子どもの愛情の受け取り方は「=(イコール)」とは限りません。親が「こんなに愛情を注いだのに……」と思っていても、子どもには通じていないことも多々あります。
では、子どもの心のタンクを愛で満たすのに適した方法は何だと思いますか?
アメリカで有名な結婚カウンセラーであるゲーリー・チャップマンと児童心理学者のロス・キャンベルの共著「子どもに愛が伝わる5つの方法」によると、
1.スキンシップ
2.肯定的な言葉
3.充実した時間
4.贈り物
5.尽くす行為
とあります。
子どもによって愛されていると感じる優先順位が違うということです。
優先順位の一番高いところが満たされていると愛されていると感じるそうです。
これは大人の男女関係にも同じことが言えるそうです。
子どもが小さい時は、身体と身体が触れ合って、目と目でエネルギー交換をするのが、子どもにとって一番愛されていると感じやすい行為だと言われています。
1日に数回、1分でも2分でもしっかり触れ合うことができれば、子どもは愛されていると感じ安心感が育つと言われています。
共働きで一緒にいる時間が短くても、充分子どもに愛情を伝えることは可能です。
子どもを健康な身体にする
「病気にさせない」ということはもちろん大切ですが、まずは丈夫な体を作ることが基本。特に食べる物、飲み物の管理が重要です。
添加物や農薬など害のあるものは避け、刺激物も早くから与えないなどようにしましょう。甘いものは子どもも大好きですが、与え過ぎには要注意です。
子どもが幼いうちから、親が食べ物を選んで与えることで、子どもも成長後にどんなものをどの程度食べればいいかコントロールができるようになります。
長い目で見れば、これが最も効果的な健康管理法と言えますね。
さらにいえば、小さいときに外遊びを沢山させることも、脳の発達や体力、運動能力の面でも重要です。
のびのびと、柔軟に子どもの能力や才能を伸ばす
親なら誰しも、できるかぎり子どもの能力や才能を伸ばして、幸せな人生を歩んでほしいと思うものです。
でも、親の思いが強すぎると、こうしなければ、ああしなければと、子どもに無理強いしてしまいがちで、えてしてうまくいきません。
子どもは生まれたときから、自分なりの意志をちゃんと持っていると感じます。
親が子どもをよく観察していれば、その子が何が好きで、どんなことに対して能力があるのかが分かるようになります。
親は「何が何でもいい子に育てなければ」という気負いをゆるめ、子どもの持っている力を伸ばせるようのびのびと育てることが大切です。
子どもに対して否定語を使わない
子どもを育てていると、ついつい口うるさくなってしまうものですが、それでも、これだけは言わないようにしたいという言葉、言い方があります。
その一つが否定語です。子どもに対してはできるだけ否定語を使わないで、肯定的な言葉を使うようにしましょう。
例えば「ピンクのシロクマをイメージしないでください」と言われたとき、ほとんどの人は頭の中で「ピンクのシロクマ」をイメージしてしまうのではないでしょうか?
あとから「しないでください」と言われることで、かえってそのイメージが頭に残ってしまうでしょう。
子育ての場合も同様です。
例えば時間を守る子にしたいなら「遅刻をしないように」ではなく「10分前には行ってようね」「余裕を持って行こうね」などと言うようにしましょう。
また「ちゃんとしなさい」とか「いい子ね」という言葉も言わないですませたい言葉です。どちらも「ちゃんと」「いい子」にしなければ、親にかわいがってもらえないのではという気持ちを子どもに抱かせます。これでいい子にしていたとしても、それは親にそう言われたから我慢しているだけなんですね。
むしろ、子どもがやったことに対して「できたね」「よく頑張ったね」と承認したり、ほめたりすることがポイントです。
「ダメ」という言葉も避けたいもの。
もちろん危険なことや、どうしてもダメなことは言わなくてはいけませんが、それも最低限に抑えて。頭ごなしに禁止するのではなく「こっちにしようね」「どっちがいい?」と子どもに選ばせること、考えさせるようにするといいでしょう。
最後に「早くしなさい!」ですが、これも子どもについ言ってしまいがちな言葉のひとつです。
これは特に男の子に言うのは避けたほうがいいでしょう。
男性は右脳と左脳を結ぶ脳梁が細いため、言われたことを右脳でイメージして、左脳で言葉にするという構造になっているため、行動に移すまでに時間がかかります。男の子に「早く、早く」と言ってばかりいると、考えることができないため、脳が育ちにくくなると言われています。
それに対して女性の場合は、脳梁が太いため、瞬時にたくさんの情報を処理して行動に移せるのです。
決して頭の良し悪しの問題ではありませんが、男性の脳は「ワープロ」、女性の脳は「パソコン」と対比させられるほど構造が違うのは確かなようです。
子どものために、まず自分の幸せを考えましょう
ここまでいろいろなことを言ってきましたが、実際に子どもが生まれて、全部を思い出して実践するのは難しいかもしれません。
でも、一つだけ言えるのは、子どもの幸せを考えるなら、まず親が幸せになることが一番だということ。
例えば小さな子どもは、歩くのも、言葉を話すのも、親からああしなさい、こうしなさいと言われてできるようになるのではありません。
親が無意識のうちにしている行動をよく観察し、真似することで覚えるのです。
子どもをガミガミ叱ったり、ハラハラ心配するよりも、まずは両親が幸せで、お互いに楽しく暮らしていくこと。そんな両親の姿を見ていれば、子どもも自然に幸せになれるのです。
そして、子どもは夫婦だけで育てようとするのではなく、親や周りの協力と社会の支援などを上手く活用しながら育てていきましょう。
次回は、子育てに必要な「お金」、そして子どもが生まれてからの「仕事」について考えます。
●埼玉県、未婚者を応援するライフデザイン支援講座開講
http://www.pref.saitama.lg.jp/news/page/news140822-01.html
結婚前だからこそ考えたい! 人生が劇的に幸せになる子育てとは? 前編/ライタープロフィール
蘓原利枝
そはら としえ
NPO法人スクールコーチ協会理事長
株式会社ウーマンズプラットフォーム代表取締役
結婚後12年間2人の子育てをしながら、幼稚園保護者会会長、小、中、高等学校でPTA役員を経験。
1984年 夫の独立のためイタリアンレストラン開業
全国ショッピングセンター内の飲食店としてトップクラスの売り上げを達成。1989年 2店舗目、ランジェリーショップ「シンデレラ」開業
高級品部門 売上日本一を数回達成
2003年家族関係に悩み、親子で心理学を勉強しながら問題を解決し、カウンセラーとコーチの資格を取得。
2008年 成長期における親子のコミュニケーションの重要さを痛感し、「NPO法人スクールコーチ協会」を設立。全国7支部の理事長を務める。
2011年 震災を機に日本を元気にするために、(株)ウーマンズプラットフォームを設立。女性のコミュニティ「プリティサクセスクラブ」主宰
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