意外と忘れがち！？背景を意識して撮影する注意点３つ！

逢ってみたいと思わせる！プロフィール画像を最大限に魅せる１２の方法【第８回】

スマホで簡単にいつでも撮影できる、アプリを使えばある程度良い感じの写真が誰でも撮れる、そんな時代ですが、もうワンランク上の写真を撮るには、それなりの「コツ」や「ワザ」を知って、有効活用することが重要です。

ここまで、フェイストーン（顔にあたる照明のトーン ）から始まり、柔らかい光がよい、レンズは望遠よりがよい、といろいろと説明してきました。

そして、前回は「役になりきる」というある種壮大な内容でした。いかがでしたか？役になりきれましたでしょうか？そして、いい感じの写真はできましたでしょうか？皆さんがどんな役を設定されたのか、それも知りたい気持ちがあります。

あなたを引き立てるための「背景」

さて、ここで、少しだけ復習の意味で、背景を意識して撮影するポイントについて解説します。まず、「なぜ背景を意識して撮影しなければならないか」ですが、これは、下の写真二点をご覧いただければ、一目瞭然かと思いますが、背景がうるさいと『写真に写る「あなた」が引き立たない』、これにつきます。

すくなくとも、その写真の中で、あなたが引き立つ必用があります。その為に、どうするのか？いままで、このポイントを説明してきました。

↑　左は背景がある程度みえてしまってます。

↑　左は背景が煩雑ですし、顔に直射日光が当たってます。

背景を意識して撮影するための技術ポイント！（復習です）

１）レンズは望遠よりがよい。

２）絞りはできるだけ開放に近い方が良い。

３）背景はシンプルな方がよい。

この３つです。今一度、思い出してみてください。

ただ、背景をシンプルにしてしまえば、それで写真として良いのか？という大元、つまり、そもそも論に戻りますと、以下の写真は、某男性ファッション誌で撮影したのですが、撮影場所は、新宿のコインロッカーです。はっきりと、背景は写っています。それに使用しているレンズは24ミリという35ミリカメラでは広角にあたるレンズです。

しかし、写真としては、いかがでしょうか？雰囲気ありますよね！つまり、モデルを活かす背景について「背景をシンプルにしてモデルを活かす！」と「背景を活かしてモデルを引き立たせる！」という二つの視点がでてきます。（難しいですね：苦笑）

こんな風に背景を活かすことで、写真の雰囲気をだすこともできます。デジカメやスマホでしたら、フィルムや現像代を気にすることはありませんので、いろいろ試すことができますので、是非お試しください。

背景の「撮影ポイント」の探し方とコツ

ほかにも、背景を活かすことで写真の雰囲気を出すことがきる場所として、地下の雑踏（人混み）、森の中、工業地帯、廃墟、廃工場、とか背景を活かすことで、雰囲気のある写真が撮影できます。特に、工業地帯・廃墟・廃工場とか良さそうです。工業地帯の夜景撮影クルーズとかありますし、以前、廃墟や廃工場はブームでしたのでインターネット上を探せばかなりの撮影ポイントが見つかると思います。

工業地帯の夜景撮影、これはかなり難易度の高い撮影です。単に工業地帯を夜景撮影するだけではなく、その手前に人物が配置されるからです。しっかりと考えて撮影しないと、単にコンビナートをバックに記念撮影をした、になってしまいますので、これだけは避けてください。

ポイントは、手前の人物にあたる光量と背景の工業地帯の明るさのバランスかと思います。これは、本当に、数撮影する事で、奇跡的ないい写真が撮影できると思いますのでトライしてみてください。

これは余談ですが、上記の撮影、モデルには、「麻薬をロッカーに入れるシーンを撮影したい」と伝えましたところ、ノリノリで、この一連の撮影は、新宿から赤坂見附、永田町とすべて地下で撮影しました。これらの写真は、私のサイトにも掲載していますのでご覧いただければと思います！