魅力を引き出す表情のつくり方！役になりきって撮影する

逢ってみたいと思わせる！プロフィール画像を最大限に魅せる１２の方法【第７回】

スマホで簡単にいつでも撮影できる、アプリを使えばある程度良い感じの写真が誰でも撮れる、そんな時代ですが、もうワンランク上の写真を撮るには、それなりの「コツ」や「ワザ」を知って、有効活用することが重要です。

写真の表情や雰囲気のつくり方については、前回、仲間内で撮影する、とか、多少緊張感のある場所（地下街とか）で撮影する、といったテーマで説明をしましが、今回は、役になりきって撮影する点についてお話しをしたいと思います。

「まだ会っていない相手」には写真の表情であなたを伝える

多くの写真は、下のような会議中のような表情になりがちです。といいますか、ほぼこういった写真になっています。これが良くないという訳ではないのです。実直な感じもしますし、人間力の強さも感じます、会議でしたら、手強い会議にもなりそうです（恐）。

緊張感のある写真.

でも、実際にお会いしてお話しをしてみる、みなさん、下のような感じのいい表情でお話しをいただける方々なので安心ではあります。

実際にお話してみますとこんな感じの方々です。

では、どのように、雰囲気のある写真に仕上げるのか？これは、上級中の上級のテクニックの一つだと考えます。

あなたもできる！「役」になりきることの大事さ

下の写真は、俳優鐘ヶ江啓太さんを撮影した写真です。映画バベルにも出演していた俳優さんです。

この撮影では、映画バベルのイメージで撮影しました。日本のちょっとワルが渋谷WOMBで戯れるシーンや麻布十番の公園（今はなくなりました）でのシーンをイメージしています。どちらのシーンも鐘ヶ江さんは出演しているシーンなので撮影時をイメージして、実際のカット以外のシーンの役にもなっていただけました。

俳優：鐘ヶ江佳太

https://keitakanegae.amebaownd.com/

そんな撮影は、「自分たちにはできるわけない」といった声が聞こえてきそうですが、ちょっと発想をかえるだけで、実は、そんなに難しくはないのです。

映画やお芝居をみた直後とかを思い出してください。

たとえは「君の名は。」をみた後でしたら、瀧（たき）くんに簡単に感情移入できませんか？バックには、RADWIMPSの「なんでもないや (movie ver.)」が聞こえるはずです。目の前には、大人になった三葉さんがいます。そう！あの石段のシーンです。

シン・ゴジラでしたら、科学技術館屋上で、ヤシオリ作戦を陣頭指揮する矢口蘭堂（やぐち らんどう）でしょうか？それとも、立川モノレールの操車場横での、カヨコ・アン・パタースンとのシーンでしょうか？

こんな風に、特定の映画やドラマを思いだして、さらに特定のシーンをイメージして、役になりきって撮影してみてください。雰囲気を出すため、実際に、聖地巡礼？撮影の現場に行ってみると、さらにいい表情で撮影できると思います。

私論ですが、ほんとに一流と言われる役者さんやモデルさんは、普段、つまりスイッチオフにしている状態では、ほぼ目立たない普通の人です。ただ、スイッチオンにする、つまり、メイクをして、撮影に向かう、役を設定していく、そういったステップで、矢口蘭堂やカヨコ・アン・パタースンになっていくのです。

三流の役者さんやモデルさんは、どちらかといいますと、普段から目立ちます。その目立つ感じでスタジオに来て、メイクしてスタイリストさんがスタイリングしていきますが、逆に放つ光が弱くなっています。

ここが、私のとらえる一流と三流の違いです。

ちなみに、雑誌MOREの特集で広末涼子さんを撮影した際は、スタジオに入ってきたのを肌で感じるほどのオーラがありました。

一流中の一流の証です！