大好きな人と幸せになるために「あえて逆らっていくべきコト」

恋の「ひと工夫」でだれよりも早く彼をゲット！【第１０回】

身をもって経験したからこそわかる恋愛の「深い学び」

愛する男性との離婚。それは、世間で言えば、毎日のように起こっている「たわいのない、ありふれた離婚の１つ」にすぎない。でも、当事者にとっては、「世界でたった１つしか存在しない」と信じていた「絆の喪失」です。

愚かなことに、どんなことでも、実際に経験していないと「人ごと」で、身をもって経験したからこそ、やっと初めてわかることがあります。

辛い離婚を経験すると、「もう２度と恋愛はできない」と絶望する人がいます。
私もそんな１人で、数年前に離婚をして、今でも、心の中にある大きな傷あとが疼きます。それでも、「また、幸せな恋愛をしよう」とヨロヨロと歩き始めているところです。そして、読者の皆さんの中にも、同じような状況の人がたくさんいると思います。

再び素敵な出会いや幸せな恋を手にするために、同じ失敗をしないために「あえて逆らってほしいコト」をお伝えします。

人は親密になると、なぜか相手の欠けているところを注目してしまう

１番に痛感した学びは、自分を含めてパートナーも、「相手のよいところを足し算できる人であった方がいい」ということ。

恋愛や結婚でよくありがちなことですが、私たちは、親しくなってくると、どうしても「相手の足りないところ」に注目してしまいます。そして、例えば、「彼は、私の気持ちを分かってくれない」とか「連絡をマメにしてくれない」「楽しいデートを計画してくれない」などと引き算をするようになってしまいがちです。

それには、ちゃんと心理学上の理由があるのですが、なぜだと思いますか？

その答えは、「人間には、欠けている部分に注目する性質があるから」です。だから、出会った後で、月日が経過するにつれて、「相手の足りない部分ばかりが気になって、文句を言うようになる」のは、自然な成りゆきとも言えるのです。

ただ、恋愛でも結婚でも、パートナーと長く幸せな関係を続けたいのなら、「欠けている部分に注目してしまう……という人間の性質にあえて逆らっていく」必要があります。

「よいところを足し算できる人」とは

あなたが、今はまだ恋愛をしていないとしても、普段の生活から、「自分自身や周りの人たちが持っている、よい部分やプラスの側面に注目していく」という心がけを作っておくことを全力でお勧めします！

さらに、恋愛の相手を選ぶ時には、できれば、「自分のよいところを足し算してくれる人」とお付き合いする方がいいと思います。

もちろん、「お付き合いする年月の中で、相手を育て、自分も成長していく」という考え方もあります。ただ、自分を育てることは比較的カンタンですが、相手が強いポリシーを持っている場合、残念ながら相手が譲歩してくれないこともあります。

なので、できればお付き合いする前に、恋人になるかもしれない人の言動やふるまいを見て、「自分のよいところを足し算してくれる人なのか？」ぜひ、このポイントをチェックしてみてくださいね。

足し算言葉はこんな一言に表れる

どんな人にも、たくさんの長所があって、それと同じぐらい短所があります。
せっかく、たった１つしかない人生を共に歩んでいくのであれば、自分も相手も、なるべくお互いの「よい部分」や「プラスの側面」に注目して足し算をしていく方がいいのです。

つまり、

「優しくしてくれて、うれしい」
「さっぱりした性格がいいよね」
「おっとりした所があるけど、そこが癒されるよ」
「頼りになるね。助けてくれてありがとう」
「冷静で落ち着いていて、かっこいい！」

なんてことを、お付き合いの初期段階だけじゃなく長い期間にわたって、照れながらでも言い合える関係の方が、２人が心満たされる日々を増やしていくことができるのです。

絶望的な経験を通じて得た「深い学び」が、あなたの恋活の参考になってくれたらとっても嬉しいです。

きょうの工夫ポイント！

★「人間は、欠けている部分に注目する性質がある」ことを知る
★「相手のよい部分やプラスの側面に注目する」を心がける
★ 恋愛相手は「自分のよい所を足し算してくれる人」を選ぶ