婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション

「素敵な男性と出会って、幸せになりたい」
「恋愛で遠回りをしないためのヒントが欲しい」
そんな女性の気持ちにやさしく寄り添い、
新しい恋に踏み出すパワーをくれる恋活WEB小説を作家の内藤みかさんが綴ります。
これまでの内容は、記事下のリンクへ。
帰り道、私は真吾と並んで駅までの道を歩いていた。
結局、飲みながら、結婚するはずだった彼氏に捨てられた、という話までぶちまけてしまっていた。
大学時代の仲良しなので、お互いに本音で語ることが当たり前になっているから、こんな重苦しい話題なのに、真吾は笑い飛ばしてくれた。
「お前は、ツメが甘いんだよ。大学時代からそうだった」
「そうなのかな〜」
酔って火照った頬に、夜風が心地よかった。
そして、真吾の率直な言葉も、気持ちが良かった。
「ちゃんと捕まえとかないから、逃げられるんだよ」
「そっか……」
彼の言葉は厳しかったけれど、でも、本当にそうだなと思える。
私がもっとしっかりしていれば、恋人は去らなかったかもしれないんだから。
「そういう真吾はどうなの? 恋人とかは?」
「俺? 別れちゃったんだよ」
「そっか恋人は、いたんだ?」
「違う。俺、バツイチなの」
そんな話、初めて聞いたから驚いた。
「うそ、だって結婚式呼ばれてない」
「結婚式なんて、照れくさいからしなかったんだ」
合コンで知り合った女性で、なんとなく付き合って、3年前になんとなく結婚したのだという。
「いや、結婚なんて、本当は、まだまだ先でいいと思ってたんだけどね」
真吾は一瞬口ごもってから、子どもを授かったから、と付け足した。
「今、お子さんは?」
「元嫁と暮らしてるよ」
「そうだったんだ……」
会っていない間に、お互いにいろいろなことがあったのだ。
「なんで別れちゃったの?」
こんな鋭い質問も、真吾には投げかけられる。
「性格が合わなかったの。俺はうるさくて、向こうは物静かで。正反対だからいいかなって思ったんだけど、いざ一緒に暮らすとな、やっぱ、無理かなって」
ふと顔を上げると、真吾が私をじっと見下ろしていた。
懐かしそうな、愛おしそうな、不思議な顔で。
「み、みんなは?」
慌てて後ろを振り返ると、誰もいなかった。
「みんな、気を利かせてくれたんじゃない?」
「えっ、どういうこと?」
「俺ね、大学時代、お前のこと、好きだったんだよね」
「えっ……!?」
突然そんなことを言われて、思わず足が止まった。
「嘘でしょ?」
「嘘じゃない。お前、俺のこと子ども扱いするから、ずっと言い出せなかったんだよ」
「そうだったの……!?」
確かにあの頃の真吾はどこか頼りなくて、私は彼に口うるさく世話を焼いていた。
お姉さんみたいな気分で、真吾のことは弟みたいに思っていた。
だから突然好きだったと言われて、どう返したらいいのか、わからなかった。
確かにさっき、飲みながら〈同い年っていいかも〉、とは思った。
離婚を経験したからか、真吾は随分大人っぽくなっていたし。
十分恋愛対象だとは思う。
でも……
急すぎて、どうしたらいいのか、わからない。
「俺ね、人生をやり直したい」
真吾が近づいてくる。
「本当に好きだった人と、もう一度結婚して、今度こそ、幸せになりたいんだ」
真吾が両手を広げ、私を抱きしめようとしてくる。
私……私は、どうしたら、いいんだろう!?
【chapter9】第35話に続く。
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