婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション

「素敵な男性と出会って、幸せになりたい」
「恋愛で遠回りをしないためのヒントが欲しい」
そんな女性の気持ちにやさしく寄り添い、
新しい恋に踏み出すパワーをくれる恋活WEB小説を作家の内藤みかさんが綴ります。
これまでの内容は、記事下のリンクへ。
カフェでジャスミンティーを飲みながら、私はスマホを手にした。
お茶を飲んでいる間に、これからやりたいことが浮かんだら、スマホにメモしておいて、後で見せてね、と、みちるさんは言った。
やりたいことなんて、あるだろうか。
恋人を失った今、私は、目の前に広がった何も予定がない毎日に圧倒されそうになっていた。
やりたいことなんて、ない。
彼と一緒にやりたかったことなら、山ほどある。
今度一緒に水族館に行こうねと言っていたのに。
箱根の温泉に泊まりに行きたいねと言っていたのに。
来年も、一緒にイルミネーションを見に行けると思っていたのに……。
またお店で泣いてしまいそうになり、私は慌てて目を伏せた。
自分自身がやりたいことをたくさん探してごらんなさい、とみちるさんは言ったのに。
次から次へと、叶えられなかった彼との夢ばかりが浮かんできて、心がズキズキと痛む。
私はやけになって、彼としたかったことを書き出してみた。
書くことで心が落ち着くと、みちるさんが教えてくれたから、そうしてみることにした。
リストはたちまちスマホ画面いっぱいになった。
以前、彼への出さない手紙を書いた時みたいに、書きながら涙が溢れてくるかと思ったけれど、そんなことはなかった。
あの時は、次々と思い出が浮かんできたけれど、今日は、実際に起きたことではないから、思い出はついてはこない。結局、私の心は、彼との楽しかった記憶に縛られていたのかもしれない。こんなにも彼が忘れられなかったのは、たくさんのエピソードが私たちに刻まれているからかもしれない。
私が彼とこれからもしていきたかったのは、こんなことだった。
・毎年イルミネーションを見に行く。
・交際記念日にはお揃いのネックレスを買う。
・年に一度は旅行に行く。
・彼の誕生日に手作りのケーキ、バレンタインには手作りのチョコを食べてもらう
・私の誕生日には彼がケーキビュッフェに連れて行ってくれる
そして、最後は、この願いがあった。
・30歳になる前に、彼と結婚する。
今、私は28歳。
30歳までまだ2年もあるから、きっと叶うだろう、と、のんきに考えていたのに。
まさか彼が裏で他の女性との結婚話を進めているだなんて、思ってもいなかった。
彼としていきたかったことを大体書き終えた頃、私は、今までの二人の関係を醒めた目で見ることができるようになっていた。
なんだか記念日に追われるような交際だった気がする。
クリスマス、バレンタイン、誕生日、交際記念日……。
しょっちゅう相手へのプレゼントやサプライズを考えていた気がする。
特に何もない、平凡な付き合いだった。
共通の趣味もないから、記念日が一大イベントだったのだ。
もちろんプレゼントは喜んでもらえたと思う。
でも、私たち、本当に仲が良かったのだろうか。
そういえば、今度はケーキを焼いてみたいと思っていた。
卵も砂糖も牛乳も使わない、マクロビオティックのレシピを見て、これはちょっと試してみたいなと考えていた。
・マクロビのケーキを作ってみる
どうしてマクロビをしてみたいと思ったかというと、3キロも太ったからだった。
私はスマホにこう入力した。
・3キロ痩せる
そうだ、痩せよう。
少しずつ、私は、私を取り戻し始めていた。
【Chapter2 新しい恋の準備】第8話に続く
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