婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション

「素敵な男性と出会って、幸せになりたい」
「恋愛で遠回りをしないためのヒントが欲しい」
そんな女性の気持ちにやさしく寄り添い、
新しい恋に踏み出すパワーをくれる恋活WEB小説を作家の内藤みかさんが綴ります。
これまでの内容は、記事下のリンクへ。
「あらっ、いろいろ書いたのね」
テーブルを幾つか回った彼女が私のところに辿り着いた時、私はリストに10個以上、これからやりたいことを書き出せていた。
「あら、「彼としたかったことリスト」まで」
みちるさんは楽しそうに笑った。
「リストを自主的に作ったのは、あなたが初めてよ」
「彼としたかったことリスト」を読みながら、みちるさんは何度もうなずいた。
「このリスト、いいわね! 実現しなくて残念だったわね」
「もう、いいんです」
私の顔を、みちるさんが不思議そうに覗き込んでくる。
「なんだか、今まで無理してたなって、思えてきて」
「あら、そうなの?」
私はうなずいた。
「私たち、表面だけの恋人だったのかもしれないです。イベントで盛り上げてごまかしていたけど、本当は、彼とちゃんと気持ちがつながっていなかったのかもしれない」
「そう感じちゃったのね」
「はい。リストを見たら、イベントのノルマに追われているような気がしました」
「書いてみて、初めて見えてくることって、たくさんあるわよね」
みちるさんは、にっこり微笑んだ。
「ひとりでやってみたいことのリストもできてよかったわ」
「はい、なかなか浮かんでこなくて、少し苦労しちゃいました」
みちるさんはうなずいた。
「彼との恋愛に依存しちゃってるとね、自分ひとりで何かを始めようとする時に限って、勇気が出なくなっちゃうの。だって今まで彼と一緒だったのに、いきなりたったひとりになっちゃったんだから」
「みんな、こうなんですか?」
「リストを作ろうとしても彼のことばかり思い出しちゃう人は、前から何人もいるわ。でもみんな、それぞれのやりかたで、思い出をスルーできるようにもなっていったわ」
このカフェは、いろんな女性が恋の悩みを相談しに来ているというから、みちるさんはきっと今まで大勢の女性の失恋に寄り添い続けてきたのだろう。そしてきっと涙を見かけるたびに、優しくハンカチを貸してあげていたのだろう。
「まだ書き足りないという顔をしているわね」
みちるさんはいたずらっぽい顔になった。
「じゃああなたには、もうひとつ、リストを作ってもらおうかな。そして、また次来るときにでも、見せてちょうだい」
みちるさんが私に与えた課題は、
「次の恋はどんな人としたい?」
というものだった。
「次に恋をする人を希望しちゃうの。髪型や趣味など、いろんなことを想像して書いてみて」
「このリストを作ると恋人ができますか?」
「それはどうかしら。でもきっと次の恋の近道にはなるはずよ。理想の恋人の具体的なイメージができるからね」
みちるさんは自信ありげだった。
試しに書き出してみると、意外とスラスラ進んだ。
・一緒にイルミネーションを見に行ってくれる人
・趣味が同じ人
・手料理をふるまってくれる人
・髪はサラサラの人
次はこんな人とこんな恋愛をしたい。
元彼は料理はしなかったけど、次の彼は、料理上手だったらいいな。
そんな淡い希望も、書き込んでいくと、ドキドキする。
なんだか本当に予言の書を作っているようで、楽しい。
続けて、私はこう記した。
・浮気をしない人。私を裏切らない人
私は少しずつ、失恋から立ち直り始めているのかもしれない。
現実をしっかりと見つめられるようになった気がする。
【Chapter3】に続く
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