婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション

「素敵な男性と出会って、幸せになりたい」
「恋愛で遠回りをしないためのヒントが欲しい」
そんな女性の気持ちにやさしく寄り添い、
新しい恋に踏み出すパワーをくれる恋活WEB小説を作家の内藤みかさんが綴ります。
これまでの内容は、記事下のリンクへ。
カフェ『恋の近道』は、店じまいをしようとしているところだった。
みちるさんが表の看板を中に入れているところに、私は現れた。
「あら、どうしたの」
彼女はにっこりと微笑むと、私を店内に入れてくれた。
「すみません、もう閉店なのに」
「いいのよ。寄ってもらえて嬉しいわ」
みちるさんは赤いハーブティーを運んできてくれた。
「ローズヒップティーよ。ストレス解消のハーブと言われているの」
「私、ストレスフルな顔をしてます?」
「久しぶりに会社に行ってきたんでしょう? 疲れたのね」
「疲れただけじゃないんです」
私は彼女にぶちまけた。
「食事に誘ってきてくれる人がいたんですけど、その人、既婚者だったんです。だから私、なんだかもう、いやになっちゃって」
不安に思っていることを、ぶつけてしまう。
「私って、本命にはなれない女なんでしょうか。誰にも本気になってもらえないんでしょうか」
「それはショックだったでしょう。結婚してるなら、それは隠さないでほしいわよね」
「はい」
私は頷いた。
好きになってから「実は妻がいる」と打ち明けられると、情が湧いているから、もう離れられない。そんな泥沼状態になる前に、早めに気づけてよかった。よかったのだけれど。
もちろん川崎さんは私をだまそうとしたのではなく、ただ単に元気がないから食事に誘ってくれただけかもしれない。でも、それでもなんだか釈然としなかった。
「また同じような人が現れた、って、思ってる?」
みちるさんがそう尋ねてくる。
「あ、そうですね。他に女の人がいる人は、もう誘ってこないで欲しいなって、思いました」
「そうよね。でもじゃあどうして、同じような人が近づいてきちゃうと思う?」
「どうして、って……」
お皿を棚にしまっているみちるさんを見つめながら、私はカウンターで静かにローズヒップティーを含んだ。
ほんのり甘酸っぱくて、とても美味しい。
「それはね、あなたが同じようなタイプの男性を引き寄せてしまっているのよ」
「引き寄せる?! 私が!?」
びっくりして、私はカップから口を離した。
「私は浮気する人なんて、嫌です」
「そうね。でも、あなたはついこの間まで、浮気する男性とお付き合いしていたでしょう?」
「……はい」
「そういう男性と一緒にいた余韻というのがあなたのどこかに残っていてね、それを嗅ぎつけて、他の男性も近づいてきちゃうんじゃないかなと私は思うの。
あなたは、男性から、この女性は浮気する男でもOKなんだなと、読み取られたのだと思うわ。
「OKなんかじゃないのに」
「そうよね、浮気相手という立場は、嬉しくないわよね」
みちるさんは頷いた。
「もう浮気症の男の人ばかり寄ってくるのがいやだったら、少しずつあなたが今のあなたから変わっていくことね。そうすれば、素敵な恋愛に近づいていけるはずよ」
「どうすれば、変わることができるんですか?」
私は身を乗り出した。
【Chapter3】第12話に続く
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