婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション

「素敵な男性と出会って、幸せになりたい」
「恋愛で遠回りをしないためのヒントが欲しい」
そんな女性の気持ちにやさしく寄り添い、
新しい恋に踏み出すパワーをくれる恋活WEB小説を作家の内藤みかさんが綴ります。
これまでの内容は、記事下のリンクへ。
月曜日になった。
出社した私は、いつものクセでつい、萩山くんを探してしまった。
彼は、定時ギリギリに駆け込んできて、席でエネルギードリンクを一気飲みしている。
きっと、寝坊したのだ。そして、あれが朝食なのだろう。
と、そこまで観察して、私は慌てて顔をそらした。
今日から私は、違う人をウォッチするはずなのに、何やってるんだろう。
そう、今日から私は、隣の課の課長である、川尻さんを見てみることにしていたんだった。
みちるさんからは、あと1週間、萩山くんを観察してみたら?と言われていた。
でも、そろそろ限界だった。
萩山くんは悪い人じゃない。
一所懸命に仕事をしているし。
でも、悪い人じゃなかったら、誰でもいいかというと、そういうわけでもない。
世の中には、もっと大勢の人がいる。
その中には、萩山くんより一所懸命な人もいるかもしれない。
萩山くんより優しい人がいるかもしれない。
萩山くんは私よりもずっと年下だったし、お互いにとって恋愛対象になるのか、それもわからなかった。
だから今度は私よりも年上の人をウォッチすることにした。
課長の川尻さんは、クールな人だった。
もうすぐ40代になるというのにずっと独身で、プライベートもあまり明かさないのでミステリアスだった。
彼をウォッチすると、意外な真実がわかるかもしれないし、やってみたい。
川尻さんは、一体どんな人なんだろう。
少しだけ興味が湧いてくる。
細い瞳と、キリッと結ばれた唇は、厳しい印象がある。
冷たい感じがする人だから、今まで、事務的なやりとり以外では関わりを持っていなかった。
お昼は誰と一緒に、どんなものを食べているのだろう。
そんなこと、考えたこともなかった。
みちるさんのおかげで、会社の休憩時間に、ちょっとした楽しみができた気がした。
もちろん、仕事に支障がないように、今回も、休憩時間以外は、川尻さんのことは気にしないようにしていくつもりだった。
ランチタイムになり、私はそっと川尻さんの様子をうかがった。
彼は正午ちょうどに立ち上がると、エレベーターに乗り込んだ。
慌ててついていくと、会社の外に出て、裏通りのモダンなカフェへと入って行った。
気づかれないよう、同じカフェの隅の席に入り、そっと彼の様子をうかがう。
誰かと待ち合わせなのかと思ったけれど、静かに本を読み始めた。
どうやら一人でランチをするようだ。
カフェのスタッフがオーダーを取りに近づいてくる。
ここはランチにドリンクが付いてくるのだけれど、お店の人が、
「ドリンクは、いつものですよね?」
と川尻さんに微笑みかけている。
ここでしょっちゅうランチをしているのだろう。
彼が注文したフィッシュランチは、社員食堂の食事よりも倍近い値段がした。
私も同じものを頼んでみたけれど、白身魚のパイ包みと、ビネガーソースがかかったフレッシュサラダ、それに温められたパンが添えられていて、とても上品でヘルシーで、美味しい。
やっぱり大人のできる男の人は、いいお店を知っているものなのだな、と感心してしまう。
でも、そのあと、思わぬハプニングが起きたのだった。
【chapter7】第26話に続く
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