婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション

「素敵な男性と出会って、幸せになりたい」
「恋愛で遠回りをしないためのヒントが欲しい」
そんな女性の気持ちにやさしく寄り添い、
新しい恋に踏み出すパワーをくれる恋活WEB小説を作家の内藤みかさんが綴ります。
これまでの内容は、記事下のリンクへ。
その翌日、私はカフェ『恋の近道』に寄り、みちるさんに萩山くんとご飯を食べた時の話をした。みちるさんはなんだか意味ありげに微笑んだ。
「そうなの。お食事をいっしょに」
社内でウォッチしてみた男性と、一歩仲良くなったことを喜んでくれているのかもしれないけれど、私はあまり面白くはなかった。
「一緒にご飯を食べて、どんな気持ちがした?」
今日、みちるさんが出してくれたのは、赤い、ローズヒップティー。
「これはビタミンがたくさん含まれていて、美容にもいいと言われているのよ」
飲むと、確かに酸味が入った爽やかな味がした。キレイになれそうで、飲んでいるだけでも効果がありそうで、わくわくする。
みちるさんのおかげで、それぞれのハーブにはいろいろな効能があり、自分の状態によって使い分けられるのだと知った。どれも美味しくて、全部集めたくなってしまう。
「どんな気持ちって、そうですね、いい人だなとは思いましたけど」
誤解されないよう、私は急いで付け加えた。
「でも、いい人だからって恋が芽生えるわけでもないんですよね」
「それはもちろんそうね。いい人であってもピンとこないというケースも、結構あるわよね」
みちるさんはうなずいた。
「でも、今まで気づかなかった同じ会社の男性のいいところを見つけられたのは、素晴らしい進歩だと思うわ」
「そうですね」
確かに、今までだったら、萩山くんを見かけても「あ、また怒られてる」程度にしか思わなかっただろう。
でも、今の私は、萩山くんが母親思いで、仕事に慎重な人だということを知っている。
「知らない人のことを少しずつ知っていくのは、楽しいわよね」
みちるさんは微笑んだ。
「まだまだその萩山くんのことで、知らないことも多いでしょう? もうあと1週間ほど、彼をウォッチし続けてみたら、どうかしら」
「えっ、まだ萩山くんなんですか?」
思わずため息が出た。
「他の男の人をウォッチしたらダメですか?」
「ダメじゃないけど、もう少し、萩山くんを知ってからでもいいんじゃないかしら」
「もう、彼のことはいいんです」
私は反発した。どんなにウォッチしたところで、萩山くんを私が好きになるわけはない。だからもう、彼をウォッチするのは時間のムダのようにしか思えなかった。
「私、今度は年上の人をウォッチしてみたいなと思ってるんです」
隣の課の課長なんてどうかなと考えていた。彼は独身で、クールなタイプだった。ウォッチしていたら、意外な動きをしているかもしれないし、観察してみたかったのだ。
「いろいろな男性に関心が出てきたのね」
みちるさんは満足げだった。
「それでいいと思うの。今までのあなたは、特定の男性ばかり好きになって、同じようなパターンの恋愛をしてきたのだから、パターンを変えていかなくちゃね」
「じゃあ、もう萩山くんのことは、ウォッチやめてもいいですよね?」
「うーん……」
みちるさんは一瞬考え込んだ後で、苦笑いをしながら、首を横に振った。
「あと1週間だけ。あと1週間ウォッチして、全体的にその人となりを理解できるようになってからでも、遅くはないんじゃない?」
【Chapter7】第25話に続く
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