婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション

「素敵な男性と出会って、幸せになりたい」
「恋愛で遠回りをしないためのヒントが欲しい」
そんな女性の気持ちにやさしく寄り添い、
新しい恋に踏み出すパワーをくれる恋活WEB小説を作家の内藤みかさんが綴ります。
これまでの内容は、記事下のリンクへ。
私は会社帰りにカフェ「恋の近道」に立ち寄った。
白い木目のテーブルに座り、飾られているリースやレースを眺めるだけで、ほっとする、はずだった。いつもならこのカフェを訪れるだけで、癒されていたはずなのに。
今日の私は、イライラが治まらなかった。
みちるさんは私を見るなり「顔色が悪いわね」と言った。
「今日は、生理痛があって」
そう答えながら、少しだけ嬉しくなる。
毎週のようにここに通っているので、みちるさんは私の顔を覚えてくれている。そして、いつもより元気がないのをすぐに察してくれる。どこかのカフェの常連になるなんてことは初めてだったけれど、こんな風に私のことを見ていてくれる人がいるのは、くすぐったい気持ちだった。
みちるさんが今日出してくれたのは、ラズベリーリーフティーというものだった。
「子宮を強くすると言われていて、ヨーロッパでは妊婦さんが安産のために飲んでいるお茶なのよ。生理痛にも効果があるというから飲んでみて」
ひと口含むと、ほのかな甘さと、緑茶のような渋みがすっきりと重なっているのがわかり、思わず「おいしい!」と口走ってしまった。毎日何杯でも飲めそうだった。
「おいしいと感じたのは、きっとこのお茶をあなたが必要としているからだと思うわ」
みちるさんは微笑んだ。
みちるさんはハーブやアロマのことを色々知っていて、その人に丁度いいものを勧めてくれる。すごくありがたいけれど、でも、このお茶を飲んだくらいでは、今日の私のイライラは止まりそうになかった。
「元彼が、今日、会社で新婚旅行の話をしていて。聞きたくないのに耳に入ってきて、すごくつらくて」
妊娠しているから、体調が安定したら海外に行くつもりだと言っていた。
バリ島に行って、ゆっくりと過ごすつもりだ、などと、楽しそうに語っていた彼。
聞こえないふりをしてPC画面に見入っていたけれど、つらい現実に、何もかも放り出したくなった。本当なら、彼と結婚して、新婚旅行に行くのは、私のはずだったのに……。
「もう、会社を辞めたいんです。結婚して退職したい。だから一刻も早く、結婚相手を探したいんです」
私はみちるさんに訴えた。
前から「早く結婚したい」と言っているのに、彼女は悠長なことばかり言ってくる。
友達作りのSNSでいろんな人をチェックしてみろとか、好みじゃない男の人をウォッチしてみろとか……。
あまりにも回り道すぎると感じてしまう。
「もう、お見合いしてしまおうかな」
私がそうつぶやくと、みちるさんは困ったような顔をした。
「それも一つの方法だと思うけれど、今のあなたにはあまり勧められないわね」
「どうしてですか?」
「だって、あなたは誰でもいいのでしょう?」
私は頷いた。
このつらい状況から救い出してくれるのなら、もう、誰でも構わない。
私のことを助けてくれる人なら、誰だっていい。
でもみちるさんはこう言った。
「誰でもいいって言ってる人ほど、全然決まらないのよね」
【Chapter5】第18話に続く
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