婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション

「素敵な男性と出会って、幸せになりたい」
「恋愛で遠回りをしないためのヒントが欲しい」
そんな女性の気持ちにやさしく寄り添い、
新しい恋に踏み出すパワーをくれる恋活WEB小説を作家の内藤みかさんが綴ります。
これまでの内容は、記事下のリンクへ。
「あら、今日は素敵な格好ね」
会社帰りにカフェ『恋の近道』に立ち寄った私に、みちるさんは微笑みかけた。
「デキる女、って感じね」
「ありがとうございます。見かけだけでも仕事モードにと思って」
そう答えながら、私は誇らしげにスマートフォンの画面を見せる。
「あら、もう早速友達作りのところに登録したのね。どう?」
「この人のことが気になって仕方がないんです」
私は昨日からずっと返事をしたくて、ソワソワするということもみちるさんに伝えた。
「私、恋に落ちてしまったんでしょうか」
ドキドキしながら私はみちるさんの意見を知りたがった。
「もしかして一目惚れみたいなものかなと思うんです」
「違うわよ」
そんな私のときめきを、みちるさんはあっさりと打ち消した。
「あなたの恋愛グセがここに現れているわ」
「どういうことですか?」
「じゃあなぜあなたはこの彼が気になるの?」
「それは……」
彼の瞳の奥にある不安げな表情が気になってしかたがなかった、そう説明すると、みちるさんは静かに言った。
「あなたは不安そうな顔をする男性が好きなタイプなのね」
「そうなんですか?」
「心の中で思い出してみたら?」
私は半信半疑で、元カレを思い出す。彼も品の良さそうな顔立ちをしているのに、泣き出しそうな顔になることがしばしばあった。そこに母性本能をくすぐられたのだと思う。言われてみれば確かに、彼も不安そうな顔をしていた。
川嶋さんは、奥さんがいることを隠して私と付き合おうとしていた。
いつかバレるかもしれない不安が表情に出てしまっていたのかもしれない。
結局また私は、不安そうな顔という共通項がある男性のことを、気にしている。
「ねっ、同じようなタイプの男性だったことが、わかったでしょう?」
「……はい」
私は渋々うなずいた。
素敵な人に巡り会えたと思ったら、それは、その人が、元カレと同じ表情をしているからだったのだ。
「どうしたら、この恋愛グセを止めることができるんですか?」
私はみちるさんに聞いた。
「そうねえ」
みちるさんは少し難しそうな顔になる。
「これからも素敵な男性だなと思ったら、元カレの画像と並べてみることね。たとえ顔かたちが違っていても、根っこにある何かを見つけるかもしれないわ」
「やっぱり似ている男性だと、ダメなんですか」
「ダメじゃないけど、同じような恋愛になる確率が高くなると思うわ。あなたがそういう人を選んでしまうから」
「どうして同じような人を選んでしまうんでしょう」
「だって初めて会った時から、前の恋人に似ているから、懐かしいでしょう?」
「……はい」
「その懐かしさを、一目惚れだと勘違いしてしまうのよね。残念だけど。でもね、それって、その彼自身を見ていないわよね。元彼に雰囲気が似ていれば、誰でもいいのよね」
「……」
本当にそうなので、言葉も出なかった。
なんとかして、元カレの呪縛から自分自身を解き放ちたい。
男性をちゃんと中身で選びたかった。
でも、そのためには、どうしたらいいのだろう……。
みちるさんは「いい方法があるわよ」と言ってくれた。
【Chapter4】第15話に続く
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