なーんにもしたくない!という彼にどう接すればいい?【4コマ漫画】

「あるがままの自分でいるのが良い」と言われますが、その真意を間違えて捉えてしまうと幸せが遠のいてしまうかも!? どうすればいいのか、メンタルコーチのワタナベ薫さんがアドバイスします。
相手との良好な関係を培うためには、上手に自分の気持ちを伝えることが必要です。
しかし、昨今、「あるがままの自分でいることが良い」ということがメディアで取り沙汰され、「あるがままだから何を言ってもいいのよね」と、その真意を誤解してしまう人が多いようです。自分の感情に任せて、そのまま剣のようにずけずけと相手に伝えてしまい、本当のあなたの気持ちは愛しているがゆえの言葉であっても、相手にとっては針の山にいる状態になってしまい、関係がぎくしゃくしてしまう人もいます。
「あるがまま」とは、簡単に言うと、「そのままの自分にOKが出せる状態」です。自分の本質の部分でもあり、本当に自分が望んでいること、本当の自分のことです。
これに気付き、自分のすべてを肯定できたときに、「あるがまま」の自分でいることができるようになります。そして、他人との関係においても、他人のあるがままも認められるので、とても良い関係が保てます。
しかし、この「あるがまま」をはき違えてしまう人も中にはいます。「何でもOKなんだよね? じゃあ、何をやっても、何を言ってもいいのよね?」と捉え、極端な生き方をする人もいます。それは「あるがまま」ではなくて「わがまま」です。
その考えは、周りの人々が傷つこうが悲しもうが、自分だけ良ければいい、という「エゴ」の部分。それは非常に利己的で、横暴で人を傷つけてしまうことでしょう。特に恋愛事情になりますと、「あるがまま」だと思って「わがまま」にされるともう大変!
ある女性は、自分の感情を抑えて生きるのに苦しさを感じ、ある時出会った一冊の本の影響を受けて、「あるがまま」に生きることにしました。彼氏との関係において、自分のマイナスな感情を押さえることもやめました。彼に対して依存することも、独占することも、過干渉なことも、そして疑念を持つことさえ、自分の素直な感情だからいい、と自分に許可したのです。
そして、自分のわき上がる感情のまま、相手にそれをストレートに伝えていました。時に、攻撃的になることもありましたが、そんな自分を責めることもせず、許可していました。その結果、どうなったと思いますか? 彼との関係はどんどん悪くなっていき、彼は苦しくなって彼女から離れていきました。
彼女の取った行動は、「あるがまま」ではなくて自分のエゴからくる「わがまま」だったのです。私たちはこうして相手を思いやることもできずにわがままになってしまうと、相手との距離感が掴めず、わからなくなってしまうのです。
もちろん、相手に依存してしまうのも、独占したい、という気持ちも、彼に過干渉になってしまうのも、そして、疑いの目で見てしまうこともエゴからきています。とはいえ、本来のあなたの気持ちは、相手に関心があり「愛している」、または「愛されたい」ということ。つまり、真剣に相手に向き合っている証拠でもあります。
そこで、表現方法を少し工夫してみてください。相手に「関心を払って欲しい」という気持ちを伝えるにも、あまのじゃくになったり、駆け引きしたり、泣き落としするのではなくて、シンプルに「こんなふうに関心を払って欲しいんだけどな」と素直に伝えてみることです。
女性は割と空気も読めますし、人の感情の動きにも敏感で、相手が何を考えているかがわかる直感みたいなものがあります。だからといって、それを相手に求めてしまってはいけません。「言わなくてもわかって欲しい」は、男性には通じません。何十年も連れ添った夫婦じゃない限り、そんな器用なことはできません。
相手を思いやりながら優しい言葉をチョイスして、素直に自分の気持ちを伝えるようにしましょう。
例えば、女性は生理周期によって気分の浮き沈みがあります。生理前にはイライラしたり、落ち込んだりすることもあるかもしれません。そんなときも、ちゃんと伝えましょう。
「ごめんね。生理前はいつもこうなの。あなたが悪いわけじゃないの。気にしないでね」と言っておくのです。月ごとのことであれば、男性もそれを学習してくれることでしょう。
また、相手に対しての嫉妬を感じたときも、伝え方1つで、愛される女性になることができます。
例えば、こんな気持ちになったことはありますか?
「彼が他の女性と楽しそうに話をしているだけで、嫉妬心が出て苦しい」
その嫉妬の気持ちを感じてしまう自分を責める必要はありません。嫉妬心は相手に関心があるからこそ生まれる感情です。その気持ちを許してください。これが「あるがまま」なのです。しかし、「わがまま」にそれを伝えることは避けましょう。
怒ったり、感情任せに相手を攻撃したり、無視したり、長時間イライラしたり……男性は、女性から嫉妬されると強い束縛感を感じるものです。それが高じると逃げたくなるのです。ですから、自分の気持ちが頂点に達するまで我慢するのはやめましょう。まだ嫉妬の気持ちが芽生えた、やきもちくらいのところで彼にこう伝えてみてください。
「○○ちゃんとすごく楽しそうに話していたから、やきもち焼いちゃったよ」
元来、男性もまたやきもち焼きです。ですから、あなたが自分にそんな気持ちをもっていてくれたことを心地よく思うことでしょう。
相手との信頼関係を培うためには、何を伝えてもいいのですが、すべて伝え方がポイントになります。わがままで自己本位な言動を避け、相手に配慮しつつも、優しく思いやりのある言葉のチョイスと、愛ある伝え方をしていきたいものですね。
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