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女性が男性に言いがちな「上から目線」のほめ言葉って?

女性が男性に言いがちな「上から目線」のほめ言葉って?

人見知りさんのための「恋のコミュ力UP!」ゼミ【第9回】

気をつけて! 相手のことをほめたつもりでも、言葉使いによっては印象をガクンと落としてしまう場合も。良いほめ言葉、悪いほめ言葉の違いは、「I」と「you」の使い方あります。

■上手なほめ方、下手なほめ方の違い

一般的に、男は自分のことを分析されたくないと思っています。

「分析される」のは、“上から目線”に感じるからです。

でも、実はこの「分析」も言い方次第では、男性が好意的に受け取ってくれるときがあります。それはどんなときでしょうか。

 

次の2つの言い方を比べてみましょう。

 

【1】「あなたって、マジメだよね」

【2】「○○さんってお話ししていて、すごいマジメな方だなと思います」

 

【1】は「上から目線」、【2】は「ほめられている、尊敬されている」という感じがしませんか。内容は同じです。それなのに、なぜここまで受け取り方が違ってくるのでしょうか。

 

ポイントは以下の3つです。

■相手の名前を呼びかけているか?

「あなた」という呼びかけは、親しくなった後の男女には効果的かもしれませんが、知り合ったばかりの段階では、よそよそしく感じさせてしまいます。

人は、自分の名前を呼んでくれる人に好感を持ちます。

以前、私はある女性と3回デートしたことがありました。

その頃は20代前半で、私は照れ屋でその女性の名前を呼ぶことができませんでした。結果、振られてしまいました。

その女性が好感を持ってくれていると友人から聞いていたのに、なぜかと思いましたが、今ならわかります。

名前を呼ばなかったことが要因でした。彼女の苗字に“さん”をつけて、山野さんと呼ぶのも堅苦しいし、恵理ちゃんと呼ぶのも照れくさく、「あのさあ」と呼んでいました。

彼女にしては何で名前を呼んでくれないのだろうと思ったことでしょう。

これは、男性も同じです。人は自分の名前を呼んでくれる人に好感を持つのです。出会って好感を持った人がいたなら、その人の名前をどんどん呼びかけましょう。

■I(アイ)メッセージを使っているか?

Iメッセージは「私」を主語にした言い方で、「こう思います」「こう感じます」などと、自分の気持ちや感想を伝える方法です。

Youメッセージは「あなた」を主語にした言い方で、「あなたは気配り上手ですね」「あなたはマジメですね」といった言い方です。

「ほめるときは、Iメッセージを使うようにしましょう」ということは、私も研修やセミナーでお話ししていますが、Iメッセージの効果はもう1つあります。

それはへりくだっている、相手をリスペクトしている感が出ることです。

よって、この場合「マジメですね」というのがいい意味で言われていると、言われた側も解釈できます。

 

一方、例の【1】で使っているYouメッセージは、「上から目線」で分析されているような感があります。

自分のことを“上から目線”であれこれ言い当てられる状況は、男のプライドが許しません。仮に、女性の側は、ほめたつもりで言っているのかもしれませんが、男性側からすると、あまりよくない意味合いで言われているのではないかと感じてしまいます。

 

Iメッセージで伝えれば好感度が上がったかもしれないのに、Youメッセージで伝えたことで、相手に悪い印象を与えてしまう。ほんのちょっとの違いなのに、言葉使いで結果が大きく変わってしまうのです。怖いものですね。

■根拠を合わせて伝えているか?

例の【2】では「お話ししていて」と言い、相手と会話したときの印象と根拠を伝えています。

男性の中には自信がなかったり、疑り深かったりする人もいます。そのような人たちも根拠をしっかり伝えてあげれば、安心します。

 

飲み会などで、気配りの上手な人には、「空きのグラスを気にしていただけるなんて、よく気が付きますね」と言えば、根拠が明確なので、いい伝わり方になります。

そのグループでリーダー格の男性に対しては、「皆さんが○○さんを慕っているなって感じがします」と伝えるのもいいでしょう。

 

ほめるのが苦手な人に理由を聞くと「おだてているように思われるから」と言います。でも、事実や根拠をしっかり伝えれば、決しておだてているようには思われません。

 

最後に男性があなたに好印象を持つポイントをもう1つご紹介します。

それは、「その人がナンバーワンであるということを伝えることです。

女性は「共感脳」を持っているので、周囲の人と協力して何かを進めようとします。一方、男性は「勝負脳」を持っているので、他の人に負けたくないという気持ちを強く持っています。

 

ナンバーワンを好む性質があるのです。その場に来ている人がどんなに親しい仲間であっても、「今日の会の男性の中ではオレが一番だ」と思っています。また、「一番になりたい」と思っています。

今となっては恥ずかしいお話ですが、20代の頃、私はよく合コンをしていました。合コン後、男性だけになるとよく話に出てきたのが、「今日の合コン、女子ウケはオレが一番だった」「お前はイケてなかった」などと、自分がナンバーワンだったかを競い合っていました。実は誰もイケてなかったりすることが少なくありませんでしたが。

 

男性は自分がナンバーワンでありたいと思う生き物です。よって、あまり他人と比較するのはいいことではないかもしれませんが、「今日来ている男性の中で、○○さんが一番お話ししやすいですね」などと、こっそりナンバーワンをほのめかすのも手です。あなたに対する印象は間違いなくよくなるでしょう。

【第9回「恋のコミュ力UP!」ゼミまとめ】

ほめ言葉は、使い方を間違えると

“上から目線”になることも。

3つのポイントを押さえてほめ上手に!

連載 人見知りさんのための「恋のコミュ力UP!」ゼミ

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    ライタープロフィール

    吉田幸弘

    よしだ ゆきひろ

    リフレッシュコミュニケーションズ 代表。
    上司向けコーチ、コミュニケーションデザイナー。飛び込み営業や異業種交流会などで初対面の人(およそ2万人)と接してきた経験をもとに、コミュニケーション術のセミナーや研修を行っている。モットーは、「自分が変われば、どんな相手も変わる」。

    著書に『部下のやる気を引き出す 上司のちょっとした言い回し』(ダイヤモンド社)など。

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