ハイスぺ男性のハートの掴み方を、ドラマ『初めて恋した日に読む話(はじこい)』に学ぶ！

ドラマに学ぶ、恋愛テクニック【第３２回】

モテる男性と付き合うと、不安が付きまとうから、それは望まない女性であっても、モテる男の心の掴み方を心得ていれば、どんな男だってイチコロです。そこで、ハイスぺ男性のハートの掴み方を、ドラマ「初めて恋した日に読む話(はじこい)」に学びます！

ドラマ【初めて恋した日に読む話(はじこい)】

東大受験に失敗してから、就活、婚活と失敗続きの天然アラサー・春見順子(深田恭子)と、彼女に片思いをし続ける３人のイケメンが、視聴者に若かりし頃のピュアな恋心を想い出させてくれるラブコメディ。

東大卒の商社マンが求める女性

東大受験に失敗し、今は予備校講師をしている春見順子(深田恭子)に20年以上も片思いを続けている八雲雅志(永山絢斗)は、世界を股にかけて活躍する東大卒の商社マン。意を決して告白しても、気づいてもらえなかったり、思わぬハプニングが起きてしまったりで、いまだに気持ちを伝えることさえできぬまま。

しかし、さすがのハイスペックで、順子以外の女性から、モテることは自覚しています。そこで、中学の同級生である松岡美和(安達祐実)に「同窓会を開けば、エリートでモテる雅志の魅力に、順子も気づくはず。他の同級生と比べたら、誰が一番輝いて見えるか、順子も自然とわかるんじゃない？」とそそのかされ、自ら幹事となり、同窓会を開くことを決意します。

ところが、同窓会の幹事の仕事をボランティアで手伝ってくれた商社の後輩・西大井司(浜中文一)からは、「同窓会でモテる姿を、本命の女性に見せつけて嫉妬心を煽るなんて、姑息ですね」と言われてしまい、雅志は「俺の長所をアピールしたっていいじゃん」と反論しますが、西大井は「それは短所です」ときっぱり言い切るのでした。

モテることは、長所なのか、短所なのか？

「東大卒の商社マンが、女にモテる」ことは、果たして長所なのか、短所なのか？

短所だと指摘した後輩の西大井に対し、雅志が「俺の長所を認めたくないわけ？」と問うと、西大井は「学歴と商社マンという肩書で女が寄ってくるのは、僕も同じですから」と返します。そして、他の人には嫌味に聞こえるかもしれないと前置きをした上で、「学歴も肩書もない別の自分になったら、本当の出会いがあるかもしれないなと思うんです」と本音を漏らすのでした。

男性は、地位やお金を掴み取り、女にモテたいと強く願う一方で、条件目当てで寄ってくる女は、本命にしたくないと思っています。これは女性が、女子力アップしようと努力する一方で、外見ではなく、内面を見てくれる男性に愛されたいと願うのと同じこと。実際に、同窓会では、予想通り、独身の女性達に「すごーい」とキャーキャー言われますが、雅志の心は満たされません。

理想は打算のない恋

「肩書なしの自分で勝負したい」という思いを漠然と抱いていた雅志の後輩・西大井は、スポーツクラブの帰りに、たまたま一緒に雨宿りをすることになった女性(雅志の同級生の美和)と言葉を交わし、思わず自分のことを、「売れないダンサー」と名乗ってしまいます。ダンサーのフリをした西大井が「(ダンサーは)全然食えなくて・・・金にならないけど」と言っても、美和は現在、キャバクラのオーナーで、お金は唸るほどある為、男性を年収で判断することはなく、「お金なんて・・・それだけ、好きになれるものがあるなんて素敵です」と素直な気持ちを伝えます。美和の打算のない笑顔に心を打たれた西大井は、そのまま美和をお茶に誘うという流れになりました。

恋愛で常勝し続ける為には、表面的な長所ではなく、相手が心に秘めている何かを「認めて、褒めてあげること」がポイントです。人間は誰しも、どこかにコンプレックスを感じており、それも含めて全てを受け入れてくれる人を求めて彷徨う生き物。だからこそ、相手のツボを理解できていれば、どんな相手でも、心を掴むことはできますので、お試しあれ。