理系男子との恋愛を、ドラマ『アンナチュラル』に学ぶ

ドラマに学ぶ、恋愛テクニック【第５回】

流行の服を着て、会話上手な男性とのお付き合いは、浮気の心配が絶えないから、本命にするなら研究肌の理系男子を望む女性は意外と多いです。ただ、自分から女性にアプローチするのが苦手な理系男子との恋愛は、なかなか前に進まないのが現実。そこで噛めば噛むほど味が出て、将来性も抜群な、彼らの落とし方を伝授します。

【2018年ドラマでブレイクした俳優が共演】

2018年ドラマの役柄でブレイクした俳優といえば、『アンナチュラル』で法医解剖医を演じた井浦新さん。７月からの夏ドラマでは『おっさんずラブ』で人気爆発した田中圭さんと、『健康で文化的な最低限度の生活』で共演します！オンエアが待ちきれない方々の為に、『アンナチュラル』で井浦新さんが演じた法医解剖医の中堂先生を振り返りながら、ハイスペック理系男子について分析していきます。

【理系男子の魅力って？】

女性が理系男子に惹かれる理由は大きく２つです。①論理的思考力、②未知の世界の知識。女子会トークは、話題がコロコロ変わり、脈絡がないことが殆ど。人間は自分にないものに惹かれる為、頭の中が整理されているロジカル理系男子に、女性が惹かれるのは自然な流れです。

また、理系男子の専門分野、たとえば宇宙、生物、機械等、未知の世界をひたすら研究していること自体が尊敬できるポイントとなり魅力を感じます。とはいえ、実際に接すると、女性の扱いに慣れていない理系男子にイラっとすることも多く、「理系男子」に想像上の憧れは抱いても、恋愛に発展しないケースが多いのが現実です。

【アプローチに反応が薄くても、笑顔で返す！】

不審死の謎を解剖で解き明かす連続ドラマ『アンナチュラル』の法医解剖医・中堂（井浦新）は、優秀だけど、パワハラで部下に訴えられるほどの傍若無人な変人で、恋愛とは無関係に見える典型的理系男子。そんな彼にも、かつて将来を誓った婚約者・夕希子がいました。出会いは、夕希子がアルバイトをしていた定食屋。お互いに気になりつつも、従業員と客の関係を越えられなかった二人ですが、ある日、夕希子がこっそり描いていた中堂の似顔絵を見せるというサプライズで急接近。驚きのあまり言葉も出ない中堂に、笑顔で返す夕希子。

理系男子は総じて、感情を表に出すのが苦手なタイプが多いですが、心が動いていないわけではありません。男性の反応を期待せず、女性側がひたすら明るく笑顔を振りまき続ければ、コミュニケーションが苦手な理系男子の心も、少しずつ溶けていきます。

【理系男子をリードするのは、常に女性】

交際がスタートしたら、モテ男子が女性を楽しませる為に、美味しいレストランを探して予約するといったことは理系男子に期待しても無駄です。

実際に中堂と夕希子のデートも、外でピクニック的にお弁当を食べるシーンでした。華やかな場所、人混み、流行りのイベントが苦手なのも理系男子の特徴だと理解しましょう。

デートを企画してくれないことを嘆くのではなく、二人で楽しむことを「教えてあげる」気持ちで、交際中は女性がリードしていくことが大切です。ドラマの中では、プロポーズも「私を幸せにしてくれる？」と夕希子からでした。

【理系男子の心を掴む女性とは？】

中堂が夕希子に惹かれたのは、ただ明るくて笑顔が魅力的という表面的なものだけではありません。夕希子は絵本作家を目指しており、中堂という医師と結婚して楽な生活をする選択肢を敢えて放棄し、「甘えたくない」という理由で、家を出て、ホステスのバイトを掛け持ちしてまで、夢を叶えようとしていました。中堂の心を掴んだのは、夕希子の「夢を叶えようとするひたむきさ」と「芯の強さ」。

理系男子は、小さな研究の積み重ねが、大きな結果を導くことを誰よりも知っている為、同じように努力をしている女性に共感しますし、一緒に成長していきたいという気持ちを抱きます。外見を磨いて、モテ男子を射止めるか、内面を磨いて理系男子に心を掴むか、あなたはどちらを選びますか？