婚活パーティでカップリングしても、その後が続かない!ご縁を活かす5つのアクション

「素敵な男性と出会って、幸せになりたい」
「恋愛で遠回りをしないためのヒントが欲しい」
そんな女性の気持ちにやさしく寄り添い、
新しい恋に踏み出すパワーをくれる恋活WEB小説を作家の内藤みかさんが綴ります。
これまでの内容は、記事下のリンクへ。
みちるさんが運んできてくれたローズマリーティーには、少しだけ苦味があった。
でもそれが、かえって良かった。
頭が混乱してぼうっとしている時に、甘いお茶を飲んだら、ますますぼうっとしてしまうだろうから。
みちるさんのカフェでは、いつもいつも、不思議だけれど、私にぴったりのお茶を選んでくれる。
今日は、少し元気がなかったから、元気が出ると言われているローズマリーにしたという。
「おいしいです」
「そうでしょう? よかったわ」
一瞬得意げな表情になったあとで、みちるさんは「何があったの?」と尋ねてきて、私は、かいつまんで今までのことを説明した。
大学時代の同級生に告白されたけれど、抱きしめられそうになって、逃げてきたことを。
「最近モテるわね」
「えっ、全然ですよ」
「でも、会うたび、違う男の人の話をしているじゃない」
みちるさんは、どこか嬉しそうだった。
「今まで色々なお客様を見てきたけれど、本当の恋が始まる頃は、大勢の男性からアプローチを受けるものなの。人はそれをモテ期なんて言うけれど、あれは不思議よね。そしてあなたも今、モテ期なんだと思うわ」
「モテ期……なんですか!? 私が!?」
全然そんな実感はないから、驚いた。
「でも社内の男性と今までになく関わり合いを持っているでしょう? 今までそんなことは、なかったんじゃない?」
「そうですね……」
確かに今までは、なかった。でもそれは、私に彼氏がいたからかもしれない。
「運命の相手に出会う時は、もしかしたらフェロモンの分泌が盛んになるのか、私には理由はわからないけれど、モテるということだけは、確かね」
「……」
これがモテ期というものなのだろうか。
でも確かに、意外な人から告白されている。
でも、誰が私の運命の相手なのだろう?
「それはね、本能でわかるはずよ」
「本能……!? でもどうやって」
みちるさんは自信ありげに笑みを浮かべた。
「本能だとピンとこないかもしれないわね。じゃあ、生理的に、と言い換えたらわかるかしら」
「すみません、どちらもよく意味が……」
「簡単よ。その人とキスできるかどうか、心の中で聞いてみればいいの。
キス……!?
考えたこともなかったし、そんな、キスだなんて、もう相手の感触も何も、覚えていない。
「あなたは、告白してきた大学時代の同級生と、キスできるの!?」
「いえっ、絶対無理です!」
思わず本音が出てしまう。
真吾のことが嫌いというわけではない。
でもキスは、難しい。
してみたいとも、思わない。
「キスできないんだとしたら、彼は、運命の人じゃないかもしれないわ」
みちるさんは一呼吸開けた後で、
「それで、あなたは職場の彼とは、キスできる?」
「えっ……」
とても無理、なんて即答は、できなかった。
でも、キスしたい、と思ったわけでもなかったけれど。
「その人とならキスすることもできるかもしれない、ってことなのね」
みちるさんは嬉しそうに頷いた。
「じゃあその年下くんは、あなたの恋人候補だわね」
【chapter10】第37話に続く。
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